ヤクルトスワローズ、来季は小川監督

ヤクルトスワローズの来季監督は
小川監督代行が正式に監督になることになりました。

小川氏が監督代行に就任してからの成績は目を見張るものがありました。

ただ何しろ、スワローズファン以外にとっては

「小川淳司って誰?」と言うほど、地味な人物なので

球団としてもかなり迷いがあったのではないかと思います。

選手時代は1軍にいることは多かったのですが

レギュラーに定着することはありませんでした。

そういう人が監督になるのは、最近では珍しいと思います。

一昔前の広島東洋カープの阿南監督三村監督も地味でしたが

小川監督はさらに選手時代の実績は小さいといえます。

ちなみに、彼らの選手時代の安打数は

小川412安打、阿南746安打、三村1245安打です。

なお、現在のセリーグのプロ野球監督の野手出身監督の安打数は

落合監督(中日ドラゴンズ)2371安打、真弓監督(阪神タイガース)1888安打
原監督(読売ジャイアンツ)1675安打、野村監督(広島東洋カープ)2020安打

という具合です。

小川監督の実績が見劣りすることは一目瞭然です。

しかし、こういう出来事は気分がいいですね。

選手としてはパッとしなくても

その後地道にコーチや二軍監督を続けているうちに

人望を買われて、ヘッドコーチになり

思わぬきっかけで監督代行→監督です。

野球選手という人生を選んだ上で

選手として実績を残せなかったら、それで終りという面が強いですが

まじめに目の前の仕事に取り組んでいると

思わぬチャンスが巡ってくることもあるようです。

さて、このチャンスをいかして

名監督として、名を残すことができるのかどうか

それは来季以降にかかっています。

(まだ、今季もわずかにチャンスがありますが・・・。)

と期待もふくらみます。

でも、小川監督の雰囲気からすると

広沢選手や池山選手を育てて

ヤクルト黄金時代の基礎を作った関根監督のような役割を

期待した方がいいのかもしれません。

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