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【セディナ(OMC/セントラルファイナンス/クオーク)】過払い金回収の現状

水曜日, 12月 8th, 2010
当事務所では、相当数の過払い金返還請求事件を受任しています。

そこで、各業者ごとの当事務所での過払い金回収の現状について

ご報告していきたいと思います。


今回は、株式会社セディナです。


セディナ、三井住友銀行のグループです。

オーエムシーカード(OMCカード、アルファオーエムシー)、

セントラルファイナンス(CF)、

クオーク

は、セディナが引き継いでいます。


全体の印象 >>
もともとオーエムシーカードだったものが多いように思います。

オーエムシーカード分、セントラルファイナンス分、クオーク分は

それぞれ別の窓口での交渉となります。


ちなみに、「クオーク」と名前の似た「クオークローン」は

現在「株式会社クラヴィス」という名前で、

「クオーク」とは別会社です。


オーエムシーカード分については

セディナ側が独自の計算をしてくるので、

セディナ側と当方の主張する金額の差が大きくことなるときは

もめることがあります。

100万円超の過払いになることは少なく、

数十万円くらいの事案が多いです。


クオークの取引は、自動車ローン等が多く

あまり過払いになった記憶はありません。

過払いになるのは、主にオーエムシーカード分とセントラルファイナンス分です。


取引開示までの期間 >>
1か月から2か月で、他社に比べると時間がかかります。


訴訟になる前の交渉 >>
裁判前の交渉で、ある程度の条件が出ることが多く、話がつくことが多いです。


訴訟になった以後 >>
前記の事情から、裁判前でもそれなりの提示があることがありますが

完全な満額とは限らないので

依頼者によって、複数の業者からの借入で過払い金が発生していて

セディナ以外で裁判をせざるを得ない業者があるときは

ほかの業者と一緒に訴訟にしてしまうこともあります。

ただ、提訴後は比較的早期に解決しています。


注意事項 >>
過払い金の請求は、ご自身ですることも可能です。

ただ、弁護士や司法書士に依頼せずに回収しようと思うと,訴訟を覚悟する必要があり

ご自身で法廷に立って、裁判官とやりとりする必要があります。


また弁護士ではなく司法書士に回収を依頼することもできますが

過払い金の金額の大きい訴訟の場合

司法書士は扱える金額に制限がありますので

結局はご自身で法廷に立たなければならなくなります。

自分で法廷に立つのは不安だという場合は

弁護士への依頼をお勧めします。


費用についても注意が必要です。

過払い金回収を受任する法律事務所や司法書士事務所では

訴訟になった場合、報酬金の割合が多くなることが多いようです。

最近は、弁護士と相手との直接交渉では金額の折り合いがつかず

訴訟を起こさなければならないことも多いので

訴訟になった場合の料金も確認しておくことをおすすめします。


なお、当事務所では

同じ会社に過払い金を請求する依頼者が複数名いて

他の方と一緒に過払い金請求の訴訟を起こしてもよい、

という場合には

原則、追加料金は発生しません。

報酬金の割合も変わりません。

(ただし、現時点でセディナを相手に

複数名での過払い金返還請求訴訟を起こしたことはありません。)


当事務所では、過払い金に関する無料電話相談を実施しております。

「過払い金を回収したい」
「ずっと以前に返済が終わった会社から過払い金を回収できる?」
「まだ返済中だけど、もしかしたら過払い金が発生しているかも?」
などのご質問に、弁護士がお答えします。

お気軽にお問い合せ下さい。


(参考)過払金の基準となる額3種類

過払いの利息をつけずに計算した額

過払いの利息5%をつけた上で計算した元金額

過払いの利息5%をつけた上で計算した元金と、その後の5%の利息