12月 28th, 2020
子育ての大誤解 重要なのは親じゃない〔新版〕 上 下
これは,面白かったです。基本的に,親が子にどう接するかは,子の家庭外での性格に影響がないという主旨です。影響があるように見えるのは,遺伝で説明できるレベル(親が粗暴なふるまいをするから,それをまねて子も粗暴になるのではなく,粗暴さが遺伝しているだけということ)である。それを超えて影響があるという研究結果は,親からみた子の性格という調査方法をとっているので,家庭外の性格の説明はできない。
それなりに説得力を感じました。子育て中の人は,読むことをお勧めします,子供のためを思ってやっていることが実は無駄で,単に子供との関係を悪化させているだけかもしれません。
また,家庭裁判所に関係している法曹関係者も読むべきでしょう。家裁の制度の多くが根拠が喪失する可能性があります。
「子供のため」という金科玉条を見直す必要もありあそうです。
事実はなぜ人の意見を変えられないのか
この手の本は好きなので。面白かった記憶です。
でも,1年近く前で,似た本をたくさん読んでいるので,どこかどうだったかというと。おそらく血肉はなっていると思います。
休み時間の免疫学 第3版 (休み時間シリーズ)
2周読みました。医学関係の資格試験用の参考書のようです。免疫関係の本は応用編のようなものは何冊かよんでましたが,基本をしっかり押さえたく読みました。
おおかた免疫学の基本は分かった気がします。ちなみに,私は,司法試験や大学受験を含めて,この手の最低限のことを書いてある参考書で勉強するタイプなので,「こんな本読んで分かった気になるな」というわけでもないんです。
この後,調子に乗って,分子細胞免疫学 という本に挑戦しましたが,1割程度で挫折しました。うすい参考書に限ります。
座右の書『貞観政要』 中国古典に学ぶ「世界最高のリーダー論」
何かで貞観政要という言葉を聞いて,聞いたことがなかったので,軽く概要をつかみたくて読みました。まあ,聞いたことないだけのことはあったという感じです。
哲学と宗教全史
貞観政要の本を読んだときに,著者の書いている小ネタが意外に面白かったので,別の本を買ってみました。哲学史は学生の時にある程度わかっていたので,その復習やなつかしさを込めてという感じです。
逸翁自叙伝 阪急創業者・小林一三の回想
小林一三は少し興味があったので。伝記にするか,自著にするか悩んで,後者に。自著だと,文章は読みにくいですが,当時の時代の雰囲気がつかめて,とても面白いです。
反穀物の人類史――国家誕生のディープヒストリー
農耕生活は,狩猟よりひどい生活なのに,なぜ広がったのか,という話。
思い付きを書いている感じで,全体に説得力が乏しいです。著者の意見に不賛成なわけではないのですが,もう少し,反対意見を想定し,それに対する反論を書いてくれないと,断片的な情報からの思い付きを,書き連ねているような気がしてしまいます。
ウイルスの意味論――生命の定義を超えた存在
この手の本は何冊も読んでますが,世相柄,また買ってみました。
前半のほうが面白かったです。
一揆の原理
たまには日本史の本も読んでみるかという中で読んでみました。日本の文系学者の書くものは敬遠していたのですが,日本史ばかりはそれしか選択肢がないので。
小ネタレベルでは面白い部分もありました。
UPSTARTS
エアビーアンドビーとウーバーの物語です。いずれも日本では規制に阻まれて,存在感がうすいですが。
この手の本を読むと,ビジネス的なエネルギーが活性化するので,そういうことを期待して読んだのですが,だめでした。
著者は,ジェフベゾスの伝記を書いた人で,これはすごく面白かったので,期待していたのですが。
私の関心等が変化したのかもしれません。
LIFESPAN(ライフスパン)―老いなき世界
ちょっと考えの穴でした。
人類は昔から不老長寿に興味があったのですから,これだけバイオテクノロジーが発達すれば,そういう研究も盛んになるということでした。当たり前です。
まだ,劇的に何かが分かったわけではないようですが,だいぶ手掛かりはつかめてきているようです。
自分自身,そろそろカウントダウンモードだったのですが,この本を読んで考えを変えました。とりあえず,可能性が見込まれる化学物質の大量摂取を始めています。
私をみて,若返っているようでしたら,読んでみることをお勧めします。
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11月 28th, 2020
最近は、電車に乗っても、ほぼ全員マスクをしているので驚くばかりです。
先日みた記事だと、65%の人が市販の風邪薬でウイルスを倒して風邪を治せると思い込んでいるようです。きっと、医者にいったり、医者の出す薬を飲めば風邪を治してくれると思い込んでいる人は、もっと多いのでしょう。
マスクをしていない人にガンを飛ばしている方々の大半がこのような状況かと思うと、人間がオカルト的な世界観を抜け出すことは難しいのだろうと思います。
さて、ウイルスといえば、ヘルペスウイルスがうつ病に深く関与しているという研究結果のニュースは、すごく興味深いです。どうやら、皆ヘルペスウイルスには感染しているのだが、疲れすぎると活発化して脳に行く→うつ病に、という機序のようです。
そして、もっと興味深いのは、この研究結果についての別の(日経なので有料)記事で、人間がヘルペスウイルスに感染すると、ストレスに敏感になり心配性になる。人間がいまのような人間になって知能や文化を花開かせたのは、ヘルペスウイルスへの感染が契機かも、なんて話がでていたことです。この可能性は、すごい話だろうと思います。
今年のコロナ騒動の中で、ウイルスに感染していても無症であることは多いということが広く知れ渡りました。病気等の症状を出さないまま、多くのウイルスが人間の細胞内にひそんでいるようです。
遺伝子の解析が進むことによって、細菌の類については、人との幅広い共生関係について、だいぶ、理解が進んできたようです。でも、ウイルスについては、まだまだでした。でも、もし一定のウイルスが、無症とはいいながら、人間の性格に深く関与して根差している可能性があるのです。
仮に、抗生物質のように汎用的に効く、抗ウイルス薬が開発されて、またはうつ病を防ぐためにヘルペスウイルスを駆除できる薬が開発されて、人々がそれを摂取しだしたら、人間は野生動物のような性格になってしまって、一気に文明が崩壊する、なんてことも絵空事ではないということでしょう。
さらに言えば、いわゆる民族性とか、最近流行りののなんとか障害とかについても、いままでは人間の遺伝子レベルでの説明を試みていましたが、ウイルスレベルでの考察も必要なのかもしれません。あの民族は勤勉だとか、感情的だとか、好戦的だとか、そういったあたりは、だいだい受け継がれてきたウイルスのせいかもしれません。社会にうまくなじめないのは、ヘルペスウイルスに感染していないからかも、とか。
人間の認識の枠組みからすると、細菌もよい菌と悪い菌、ふつうの菌とかそういう枠組みでないと理解できないことが多いので、様々なウイルスが複雑に人間にからみあっているということは、うまく理解できない可能性もあります。効かない風邪薬が効くことになったように、複雑に人間性とからみあうウイルスは、存在しないことになりそうな気もしますが、なかなか想像をかきたてられる話ではあります。
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10月 28th, 2020
年齢を重ねるにつれ、様々な不愉快な現象が増えてきます。
たまに発生するだけだった肩痛がここのところ慢性化しつつあるし。
そのような諸々のひとつが、においです。
オフロードバイクの練習にはげむと、それなりに汗だくになります。
今年は、冷感インナーなるすぐれものを入手したのですが、練習がおわるとびっしょりです。さらにプロテクター類もそれなりに汗が染みこみます。
以前は、そんなことはなかったのですが、最近はこれが相当程度においます。
なので、家に帰ったら即洗濯機を回すようにしています。
さて、私はにおいについては、人間たちの中ではかなり敏感なほうで、電車の隣の席の香水が嫌で席を立つことも珍しくありません。
でも、生物の中では、人間は、きっとかなりにおいに鈍感なのだろうと思います。
人間は、視覚を中心に世界を把握し、その結果、時間とか空間に基づいた世界像を当然のように感じています。でも、嗅覚がはるかに強い場合、世界像は全く異なったものになるのだろうと思います。
空間についていえば、光ははるか遠くからも届く、しかもすぐ届く。そのため、ある瞬間における、世界の状態とでもいうようなことを想像しやすくなります。でも、嗅覚中心であれば、星の存在どころか、遠くの山も存在しないも同然です。見えている場所に向かっていくのではなく、においの濃度に即して近づく離れれるという行動を生み出す世界像はなかなかイメージしずらいです。
時間についても、過去の出来事の記憶に基づいて、人は行動します。うまい食い物があった場所、危険な場所。
におい中心の世界観では、危険な場所には、相当程度前の犠牲者が残したにおいの残滓を感じ取って、避けるということになるのかなと思います。つまり、記憶は自分の脳にとどめる必要はなく、時間という感覚も必要ないのかもしれません。
まあ、そんなところで、人間は鼻が弱いから、その分、脳を発達させたのではないかとさえ思えてきます。
さて、汗のにおいに軽くショックを受けて、これがいわゆる加齢なんとか、かと思っていました。かるく洗濯機をかけただけで、とりきれなかったときに、より有効な洗濯法をネットでしらべていたら。
どうも、加齢なんとか、ではなく、それなりに若い人がだす類の臭気のようです。まあ、目糞鼻糞の類ではありますが。
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9月 29th, 2020
子供が中高生のせいか,車の移動中には,今流行の曲がかかっています。
年をとったせいか,どれもこれもなんだかピンときませんが,同じ曲を色々な人が演奏するという文化になっているようで,これはナカナカです。
芸術の本質はまねることだとアリストテレスが言ってたような気もしますが,自分の作った曲を人に歌わせまいと権利主張する姿はみじめったらしくもあったので,おのずと健全な方向になったのではないかと思います。
今音楽はストリーミングですが,自分が中高生の頃は,カセットテープにラジカセ,ウォークマンで,レコードからCDに代わっていく段階でした。
その昔,鶴ヶ峰のロイヤルマートという昭和風ショッピングセンターには,サントイスというディスカウントショップがありました。ここが,1円テープという目玉商品をはじめ,諸々安く売っていたので,当時の音楽の思い出と結びついています。
音楽の聴き方がストリーミングになったことの大きな利点は,ちょっと人が勧めている曲を気楽に聞けるようになったことです。新聞なり,ネット上なり,勧めている曲があってもCDを買ってまで聞こうとは,なかなか思えません。でも,さっと検索して聞いてみて,ということは簡単なので,興味の範囲が広がりやすくなった気がします。
騙されたと思って聞いてみて,騙されていたとしても,5分かそこらの無駄で済みます。
そんなわけで,騙されたと思って聞いてみると,意外に長い付き合いになるかもしれないと,私が思うものをいくつか紹介します。
グレングールド
クラシックのピアノです。そんなもん聞いてられる人は10人に1人程度でしょう。私も,グールド以外はだめです。
ベートーベンの悲愴の第1楽章 又は
バッハを適当に(適当では困るのであれば,ゴールドベルク変奏曲)
聞いてみるのがオススメです。
セロニアス モンク
これもピアノですが,今度はジャズです。私は,音楽は雑食ですが,ジャズを聴けるようになるのは苦労しました。でも,ジャズが苦手でも,あまり関係ないだろうと思います。
solo monk
というアルバムを聴いて,1曲目を聞いて「スゲー」と思うかどうかだろうと思います。このアルバムは,一人で演奏しているので,拍を微妙に飛ばしたり,自由自在なので,かなりよいです(そういうのが苦手な人に向かない)。
その他のアルバムの大半は,いわゆるジャズなので,ジャズが苦手な人はだめでしょう。
soweto kinch
現代のサックス奏者のようです。
The Black Peril
というアルバムがよいです。大正ロマンとでもいう雰囲気でかかる,メロディーが分かりやすいジャズに,ラップみたいなセリフがからんできて,それを尋常でないキレキレのリズム感で演奏しています。
Rumillajta
フォルクローレ,つまりアンデス音楽です。学生の頃に聞きすぎたせいか,15年くらいは聞く気が起きなくなっていたのですが,毒が抜けて最近また聞き出しています。いわゆるワールドミュージックは,色々ありますが,インド・中東系は歌いまわしが,ああなっちゃうし,アフリカは和音を奏でる伴奏楽器に限界があるしとかで,フォルクローレは適当なところで西洋音楽をうまいこと取り入れているので,適度なエスニックさと聞きやすさのバランスは抜群かもしれません(ちなみに,フォルクローレは同じ曲を色々なグループが演奏する文化があります)。
この手のものは,洗練されすぎてもつまらないし,あまりにも原住民色が強いと理解不能で退屈してしまいます。そのバランスは人それぞれなのですが,とりあえず,Rumillajtaは,西洋音楽的なルールを逸脱しない範囲で,演奏のエネルギーは西洋音楽とは別のところ(面白い音を出すとか,すごい音を出すとか)に向いています。いくつかアルバムを聴けますが,どれでもよいだろうと思います。
Djabote
せっかくなので,民族色バリバリのすごいのを紹介。セネガルかなにかの太鼓軍団です。
昔,佐渡でアースセレブレーションという,鼓童というグループが主催する打楽器祭りのようなものに行ったのですが,それに出ていました。あまりにすごかったとしかいいようがありません。このあとも他のグループ(世界からきた一流のはずの人たち)が様々な打楽器を演奏しますが,リズム感のレベルが違いすぎて,ちょっとかわいそうでした。
この演奏を聴いたあと,もう一度聞きたくて,大きなCD屋にいくたびに,アフリカコーナーを探すことが習慣化していました。ネット社会になって,ようやく入手できました。
音楽として楽しめるかどうかは,わかりませんが,何かすごいものを聞いてみたい人には,おすすめです。
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8月 31st, 2020
安倍さんが総理大臣を辞めるそうです。びっくりです。
総理大臣には,何か政治家として成し遂げたいことがあって,そのために総理大臣になった感じの人と,
総理大臣にまずはなりたくて,総理大臣として何をやりたいかは,「皆様のご意見を聞きながら是々非々」とか,公平な社会を作る,頑張っている人が報われる社会を作るとか誰でも考えつくようなことしか頭にない人がいるような気がします。
安倍さんについては,前者の気がしていて,それだけに,憲法改正をやってみないまま辞任というのは,長期政権で,政権基盤も安定していたので本人にその気があれば機会はいくらでもあった気がするので,ちょっと残念な気がします。
個人的には,憲法を改正の是非より(改正案がない限り是非も何もないのですが),憲法制定の経緯に疑義がある以上,一度は国民の手で,改正手続きの是非を判断しほうがよい,と思っていて,それができるのは安倍さんくらいだろうと思っていました。
もっとも,安倍さんとしては,改正案が否決されるくらいであれば,国民投票をしたくなかったのかもしれませんが。
第2次安倍政権の一番の功績は,毎年のように総理大臣が変わるという政治的混乱を収束させた点だろうと思います。
マスコミ・世論が暴走して,リーダーの揚げ足取りをして,引きずり下ろして満足する,というような政治状況が続いていただけに,安定政権を維持し,日本の総理大臣=安倍 という状況を確立できたのは大きかったと思います。
今後,以前のような政治的混乱が生まれる可能性も十分あります。
さて,コロナのこともあって,私の中でも,世の中でも免疫の仕組みについて詳しくなってきました。で,病気の多くは,免疫がしっかり働かないからではなく,免疫が働きすぎて,起こってしまうことが原因のようです。
デタラメなようですが,そのような生き物が自然淘汰によって,生き残ってきているということです。つまり,たまに病原菌に負けてしまうが,過剰に働くことは滅多にない穏やかな免疫の仕組みを持つ生き物ではなく,過剰に働いて自分を攻撃してしまうこともしばしばあるような免疫系を持つ生き物が,結果として生き残っているということなのだろうと思います。
ということで,マスコミ・世論の暴走による政治的混乱が生じうる社会も,強烈な免疫系を持つ生き物同様,もしかしたら悪くはないのかもしれません。
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7月 31st, 2020
先日、それなりに本格的なエンデューロレースに2度目のチャレンジをしました。
会場はスキー場で,天気がよくても私は1周できるかどうかという状況ですが、大雨のせいで、コースがドロドロになり、すごいことになりました。
午前中に少し緩めのクラスのレースがあり、ドロドロの中を走っているバイクを観戦していました。しばらくすると、applewatchが何か騒いでいます。心臓の鼓動が異常に速い状況が続いているという警告です。恐怖で震えた心を読まれていたようです。
自分の頭の中で,勝手に想像を膨らませておびえあがる,というまさに人間性の表れといえます。
とはいえ,それも全く無駄ではないかもしれません。ある程度の中期的な期間にでは,遺伝的に生まれ持った性格に応じて,結局は同程度の恐怖を感じるようにできているのかもと思います。どんなに安全な環境にあっても,遠い将来において,何らかのことが起こる可能性や,きわめて確率が低いけど全くないとはいえない事象の可能性について想像を膨らませて,おびえあがってしまうのかもしれません。
これは,苦痛とか,不満とかも同様なのかも,と思います。
痛みのない生活を送っていても,何らかの痛みの信号だけが発信されてきて,なんの痛みだがよくわからないので,頭が痛いに違いないと解釈してみたり。
善良な人々に囲まれて生活していても,何らかの不満の感情だけが高まってきて,その原因を適当に作り出して,誰かさんに対して無性に腹が立ってきたり。
もっとも,どこかがいかれてしまったり,あまりに強い出来事があると,また違うことになるのかもしれませんが,大方そんな感じなのかもと思います。
まあ,どうにもならんというだけとも思えますが,適度な怖さや,痛みや,対人ストレスはいたずらに避けようとしても無駄なので,向かっていけ,という教訓ともいえます。
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6月 28th, 2020
内燃機関、つまりエンジンは、このところ、電気モータに押され気味です。
車の加速性能は、時速100kmまで何秒で達するか、という指標でみることが多いですが、電気自動車が優勢です。速い上に環境にもよい、しかも自動運転の制御も容易となると、内燃機関は分が悪いといえます。
先日、オフロードバイクの集まりがあり、川もどきの水たまりを渡ろうとしたところ、1台のバイクが水を吸ってしまい、動かなくなってしまいました。ところが、(その集団がツワモノだったこともありますが)、適当に分解したりネジを外したりして、水を吐き出させて、そのうち何事もなかったように動きだしました。電気モーターで、入るべきでないところに(泥)水が入ったらショートして焼けてしまったりして、なかなかこうはいかないようにも思います。
泥水かぶったりしても、適当に直していけるタフさは、内燃機関の強みといえるのでしょう。
オフロードバイクの世界では、いまだに2ストロークエンジン(2スト)が活躍しています。私が高校生の頃は、原付バイクの大半は2ストでしたし、250㏄くらいまでは2ストと4ストが混在していました。
今は、ほとんどのエンジンが4スト、つまり車にも搭載されている普通のエンジンです。2ストと4スト何が違うのか、というと、2拍子と4拍子、爆発がバンだとすると、エンジンのピストン運動で、
2スト バントン、バントン、バントン、バントン、バントン
4スト バントントントン、バントントントン、バントントントン
という感じです。爆発頻度が高いので、ハイパワーだけど、燃費が悪いということで、環境カルトの餌食になってしまったのです。
とはいえ、最近は2ストも直噴化したり、色々工夫して燃費もだいぶ良くなってきて、F1も将来は2ストになる、なんて噂がでる等、少しだけ復権の動きもあります。
燃費がよくなっても、白煙をモーモーと出すのは、相変わらずのようです。白煙の正体はオイルで、おそらくのところ、大気を汚染することもなく、なんとなく、そこら中にふり注いで、人間社会を潤滑するものと思われます。
もっとも、砂ぼこりにまみれた場所ならいざしらず、子供の立小便すら耐え難く感じる気難しい人々が構成する社会では、潤滑するどころか、火に油を注ぐことになりかねません。
私に近い世代では、2ストはいいね、という話はよくあります。私も、なぜか、オフロードバイクの猛練習をしていますが、2ストのおかげかな、と思うこともあります。何がよいのかというと、色々一家言あるのでしょうが、ひとつには音がよいのだろうと思います。
10代の頃に聞いていた曲の影響力は大きくて、好きな曲なんていうものは、10代の頃に聞いた曲のことが多いと言われています。以前、明治時代の日本を旅した外国人の本を読みましたが、当時の日本人は純邦楽のようなものが大好きで、西洋音楽を聴くと耐え難いという反応を示したというようなことが書いてありました。きっと10代の頃までに、そういった曲に慣れ親しんでいると、そういう風になるのだろうと思います。
高校のとき、バイクが欲しいというので頭がいっぱいで、そのときに輝いていたのが2ストと、4ストの超高回転4気筒エンジンでした。この2つのエンジンの音は、いまでも気が惹かれます。4ストの超回転4気筒エンジンもいつのまにかなくなってしまってます(古いものを、爆音を鳴らしながら走っている人もいて、多くの人は不愉快になるのでしょう)。
気が乗らないながらも、練習に行く。とりあえずエンジンをかけると、それまでの気分を忘れて。そんなことなのかもしれません。
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5月 30th, 2020
この2か月間、久しぶりにフル回転で仕事をした気分です(とはいっても、執務時間やバイク練習の頻度が落ちたわけではありません)。あともう少し、こんな感じが続きそうです。
社会の状況が、こんなですので、それに合わせて当事務所も色々しなければ、とうことで、色々と取り組みました。
物事のやり方を変えるというのは、大変です。人の習慣等の惰性は強力です。5年、10年、20年前にした判断を大事に抱え込んで、それを続ける理由を心の中、組織の中、社会の中に積み重ねていきます。
人間は、何事にもたいてい理由がつくということがうまく理解できず、理由がついたことは正しいことと思ってしまうのです。
この惰性が、このたび強く中断されました。色々なことをじっくり検討する機会となります。とはいえ、状況が戻れば、ほぼすべてのことを、粛々と今までどおり、とり行おうとしたくなります。
そうはならないよう、様々に積み重ねられてきた従来のやり方を正当化する理屈に騙されないよう気を付けながら、より合理的な運営を目指していきたいと思っています。
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4月 30th, 2020
ウイルスは見えないし,臭いわけでもない。つまり,人間の認識構造は,ウイルスを認識できるようにはなっていません。
それ以外にも,人間には,わかっても良さそうだけど,認識できないことがたくさんあります。
10%と1%と0.01%の確率の違いも,うまく認識できません。
現状,日本のウイルス感染者は,1万人に1人程度(つまり0.01%)。で,発見された人は既に適度に隔離されていると思いますので,町中に未発見の感染者が同程度いるとして,感染者は1万人に1人。その1人から感染する人数は数人。つまり,今感染するためには,1万人に1人に出会って,その人が感染期間中に接触した人の中で,濃厚接触度上位3人以内に入る必要がある。という状況です。
1万分の1の可能性でいうと,40代の人が,何らかの理由で1ヶ月以内に死んでしまう可能性という確率です。つまるところ,可能性はゼロではないが,そのような可能性まで考えて行動はしないという確率です。
ところが,10人乗ったエレベーターで咳でもされようものなら,恐怖に身が震えてしまいます。仮に,10人に一人の割合で感染しているのであれば,もう日本中で1千万の人が感染していることになります。その上で,現在の死亡者数,重傷者数ということであれば,危険性はとても小さく,ただの風邪とほとんど変わらないということになります。うつったって大したことないはずです。
現実の感染者数は,1万人に1人か,5,6人に1人かの中間的なところにあるのでしょうが,いずれにしろ,その中間点で危険が急に高まるということはないと思われます。
つまるところ,10%であれ,0.01%であれ,「可能性はゼロではない」という定性的表現でまとめあげられて,頭の中で同じものと扱われてしまう。その結果,0.01%を前提にした危険性と,10%を前提とした感染の蔓延がつながってしまうものと思われます。
そうは言っても,「知り合いの知り合いで感染者が出ている」んだから,身近なところに迫っていることは確かだ,と思うかもしれません。
今度は,人間は指数関数的な状況が理解できないという話になります。指数関数というのは,○乗というところがxになるやつで,2の1乗=2,2の2乗=4,2の3乗=8というやつです。このあと急激に上がっていきますが,それが予想以上に上がっていってわからなくなります。また,これが2より数字が大きくてもわからなくなります。
仮に知り合いが100人+αいるとします。そうすると知り合いの知り合いは1万人いることになります(αを共通の知人とします)。そうすると,知り合いの知り合いというだけで,人口1億の社会では,1万人に1人に到達してしまいます。
大抵の人は,知り合いの知り合いの知り合いには,超有名人がいるものですが, 知り合いの知り合いの知り合いであれば100万人いることになり,日本に100人しかいない超有名人に辿り着いてもおかしくないわけです。
これは「馬鹿なヤツはこういうことが分からない」という話ではなく,人間の認識とはこういうものだということです。目が悪いからウイルスが見えないのではなく,どんなに目が良くてもウイルスは見えません。
ただ,ここで災害が起こって避難すべきとき,なにかの事情で医者に行ったほうが良いとき,いったん自分の怯えた理性に蓋をして,こういう視点で考えてみるのも良いかもしれません。
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3月 30th, 2020
コロナウイルスにまつわる諸々は,分からないことだらけです。
自粛関係も一体何を目的としているのか,いまいちよくわかりません。
わからないことの一つは,咳エチケットです。
無症状の人が,どんどん感染を広げているのであれば,咳と人に感染させることとはあまり関係ないのでは?という気がします。
となると,嫌な予感がするのは,「無症状でも,ウイルスに感染している可能性がある。それを防ぐためには,みんなマスクをすべし」というルールが生まれそうなことです。マスクは自らの予防ではなく,あくまで他人への感染防止なのですが,症状の自覚の有無に関わらずマスクをしろ,ということですね。それが本当に感染予防になるのかなんてどうでもよく,勢いで何かそういうことになってしまいかねません。
ここのところの人類の大半は,頭部(顔面を含む)・首,手の先端(社会と性別によっては足の一部)以外は布等で覆うという社会的風俗を有しています。コロナ後の社会においては,これに加えて,口周りも覆うべしという風俗になるかもしれません。
そうなるとアップルは黙っていないでしょう。実を言うと,最近は臭気センサーの高性能化,小型化,低額化が一気に進んでいます。少し前に,kunkunbodyという口臭測定器を買ってみました。電源を入れてから使用までに時間がかかる等,もう一歩の感じがありますが,なかなかの性能です。
仮に,センサー付きのマスクが口元で待ち構えていて,呼吸数だけでなく,口から排出される様々な化学物質を測定できるとしたら,applewatchが測定しているどころではない健康上重要な情報が得られます。
おそらくは,今までのマスクとは違った,見せびらかしたくなるようなオーラをまとったapple maskが登場するのでしょう。
しかも,マスクですので,一部パーツは毎日取り替えが必要で,これをアップル価格で買ってもらうとなると,かなり魅力的な計画になりそうです。
そうなると,どうしても,次に健康情報把握のための化学物質把握センサーを付けて提供したくなるのは,やはりappleWCでしょう。が,そこまで踏み込むかは,なかなか難しい判断になりそうです。
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