パラドックス

9月 8th, 2012
最近は、円高や、高い法人税、
行き過ぎた労働規制に嫌気が差して、
どんどん、日本から工場がなくなってきているようです。

円高は、ともかく、あとの2つは、
弱者保護の名目のもと
結局、企業を追い出して
より弱者なるものを増やして、苦しめるというこです。

弱者を助けるようなことをしたつもりが、
つけは、まわりまわって、何倍にもなって弱者にはねかえる。

まあ、そういうことです。
この種のパラドックスが、世の中の基本的な仕組みです。

資本主義・自由主義の基本的な理念は、

社会のために頑張るより、自分の利益を追求したほうが
社会がよりよくなる

ということで、それ自体、パラドックスのようです。
が、まだ、続きがあります。

経営学的な研究からすれば、
大きな利益をあげている企業は利益追求を目的にせずに
社会貢献を大きく掲げている。
ということです。
つまり、 利益追求なんて目的では
本気で、長いあいだ継続して頑張れません。
大きな社会貢献の目的への努力が、
結果として大きな利益を生むわけです。

つまり、
社会をよくするには、社会全体の利益追求でなく、自分の利益追求が大事。
自分の利益追求をよりよくするには、自分の利益追求でなく、社会に貢献しようと思って頑張ることが大事

もお、複雑すぎて、ワケ分かりませんが、
この世の中のモノゴトを考える上では、極めて大事なことだろうと思います。

少なくとも、政策を考えたりする上では、こういうパラドックスを意識せずに、
幼稚な正義感覚に基づいて、弱者救済なんてやって気持ちよくなると
まあ、迷惑至極ということになってしまうわけです。

 

家電メーカー

9月 7th, 2012
日本の家電メーカーが色々大変なようです。

まあ、そうだろうなあ
と思います。

昨年買った、日本製のスマートフォン。
留守電聞いていると、
メッセージを抹消するには9を押してください。
電話をみると、画面は真っ暗。
適当にボタンを押すと、ロックが掛かっている。
ロックをはずすと、ホーム画面で
数字を押すボタンはない。
そんで、電話の受話器のマークを押すと
文字が書かれたボタンが色々でてきて
そのうち、一つにダイヤルキーがどうたらと書いてあって
それを押すと ようやく数字が押せるようになる。
はれて、メッセージの抹消に成功

こんなものを平気で売り出す企業は
まあ、どうなろうとしょうがないんじゃないかと思います。
(私のスマートフォンの会社は、まだ順調なようですが)

パソコンのキーボードだってそうです。
日本語の入力をしたければ、文節の区切り場所を動かすために
矢印キーをやたらに使います。
(私は、Ctrl+S等を色々使いますが、これは当然敷居が高い)
でも、どのメーカーも、矢印キーは遠いところにあるものばかり。
設計している理系担当者は、英語ばっかり入力して、日本語を入力しないのか?
それとも、Ctrl+ なんて自分がやっているから、それで十分と
誇らしげに思っているのか。

だいたい、キャラクターを使って、パソコン楽しげ、簡単簡単なんてやるくらいなら
普通に五十音順にならんでいるキーボードを作ればよいだろうに。

と、人のやっていることについては、ああすればよいのに
と色々考え付くもので、人様からすれば、
弁護士になんぞ、言われたくない
というところでしょう。

で、人様ならば、色々とアイデアがあるのではと
期待して、人様に聞いてみたり、
相談や委任業務終了後のアンケートに
その手の要望をかいてもらう欄を作ってみたり
色々やってみていますが、
今のところ、結果には結びついていません。
 

高津引退

9月 5th, 2012
ついに、元ヤクルトの高津投手が引退しました。

ヤクルトファンとしては、「ほっ」と一息です。
これで、もろもろの記録が出る際には、
ヤクルトの高津として、残ってくれます。

最後の1年か2年、どこか他の日本のプロ野球チームに
所属すると、そのチーム名が残ってしまいます。

ちょうど、同時期に引退表明をした
石井琢朗でいえば、
どうみても主な活躍はベイスターズなのですが、
最後が広島ですから
今後、何かと記録が話題になるときは
石井琢朗(広)
と表記されるてしまうでしょう。

高津は、ヤクルトの高津として
永久に(復帰すると言い出さなければ)
残ってくれそうです。

それにしても
高津も石井も、古巣をでるときは
随分な形で出されてしまいましたが、
それぞれ、自分なりに完全燃焼して
引退するようで、なによりです。

高津については、頑張りきって欲しい反面
他の日本のプロ野球チームにはいかないでくれ
と複雑な気持でしたが、
なんとか良い形になりました
(ファンの身勝手な希望がかないました)

今は、BCリーグの監督ですが、
いずれはヤクルトの監督して戻ってきてください。

というと、ヤクルトには監督候補がずらずら
荒木、宮本、古田、高津・・・

実は今も、ヤクルトの小川監督だけでなく
日ハムの栗山監督はヤクルト出身ですし、
去年までは、横浜の尾花監督がヤクルト出身でした。
もしかしたら、高津も他のチームの監督になるかもしれませんね。

寿司

9月 3rd, 2012
寿司が好きか?
と聞かれたら「まあ・・」
という感じだと思います。

たとえば,昼飯用に
ハンバーガー屋とラーメン屋と回転寿司があったら,
ほとんど回転寿司には行かない気がします。

でも,子供が生まれる前はドライブついでに
沼津で寿司を食べたり,
また,出前で食べる寿司も,おいしく食べているので,
きらいというわけではない。
そんなところです。

ところが,昨年,とても有名な寿司店に行って
強い印象を受け,それが1年かけて熟成して
超一流寿司店に行く価値を確信しました。

つまり,世界でも一流の技を身近にふれ,
その技を堪能する上で,
寿司ほど,敷居の低いものは,なかなかないのではないか
ということです。

世界屈指の画家が自分のために絵を描いてくれる
世界屈指の音楽家が自分のためだけに演奏してくれる。
メジャーの一流選手と野球をする。
世界有数の陶芸家が自分のために焼き物をつくる

なんてことは,よほどのツテと金があっても容易ではありません。

食べ物の世界でも
世界屈指のフレンチのシェフが,自分たち家族のためだけに
目の前で腕をふるって料理してくれる
なんてことは,なかなか考えにくいことです。

ところが,昨年行った寿司店では,
世界屈指の寿司職人が
我々夫婦のためだけに(他に客もいなかったので)
目の前で,なめらかな動作で寿司を握り,
それをそのまま食べることが出来ました。
これは,強い印象を受けて当然です。

そこで,今年も別の超有名寿司店に行きました。
寿司を評するほどのものはないので,
ひたすら謙虚に,でも,五感を高めて
職人技を感じました。
はじめ,われわれ夫婦以外に2人客がいましたが,
途中からわれわれだけになったので,
十分に,一流の技を堪能することができました。

年に一度,超一流のオーラを浴びて
自分の中に取り込んで行ければ,と思っています。

食べないねえ

9月 2nd, 2012
ここ数年この時期になると,
周囲に甘い香りをまき散らす
キノコがあり,気になっていました。

アンズタケという,甘くフルーツのような
よい香りのするキノコがあります。
でも,このキノコは朽ち木から生えています。
アンズタケは,土から生えます。
これは,キノコにとっては,根本的な違いなので,
アンズタケではなさそうです。

そこで,色々調べると,タモギタケ
という香りのよいキノコで
朽ち木から生えるものがあることがわかり,
きっとタモギタケに違いないと思っていました。

最近は,タモギタケは栽培モノも出ています。
以前,栽培モノを買ってみましたが,
よい香りはなく,単に強烈なキノコ臭があるだけでした。
新鮮なうちだけ,甘い香りがするようです。

で,件のキノコをとってみて,タモギタケの写真や特徴と
比べてみますが,確信がもてません。
色がタモギタケは,黄色なのですが,
件のキノコはダイダイ色です。
ただ,キノコにとって,多少の色のニュアンスの違いは
決定的でないことが多いので,おそらくタモギタケの仲間だろう
と思いました。

いずれにしろ,いわゆるドクキノコで似ているモノはなさそうだし,
これだけ良い香りがするが,ドクということであれば,
有名になると思うので,
最悪,ドクではないが,食べないキノコだろうと思い
挑戦してみました。

結論。
食べられません。
堅すぎて,木の皮をかじっているようです。

年に1回ほど,キノコガイドをお願いして,
キノコ採りの勉強をしていますが,
食べないし,ドクでもないキノコについて
これは何ですか?
と聞いても
「食べないねえ」
という答えで,名前は返ってきません。
そういうキノコは無数にあり,
食用やドクより多いと思います。

このとても香りのよいキノコも
「食べないねえ」の仲間だったようです。

 

刑事弁護緊急相談サイト

8月 29th, 2012
さて,当事務所の4つめの専用サイトとして,
刑事弁護緊急相談サイト-横浜-
を開設しました。

私自身は,刑事弁護はどうにも
ということで,もう10年近くやっていません。
でも,事務所全体としては
裁判員裁判,
被疑者段階での身柄解放活動
公判での情状弁護
含めて,かなり実績を積んできました。

その中で感じたのは,
突然の夫や子の逮捕や勾留で
大きな不安を抱えている方に対して
何かできないかということでした。

そんなわけで,当事務所内で蓄積された
電話相談のノウハウを利用して
無料電話相談をはじめてみました。

刑事弁護については,
私が色々書くと,おかしなことを書いてしまいそうなので,
サイト開設のご紹介にとどめておきます。

 

修行の心

8月 29th, 2012
中国でもよく売れているらしいということで
稲森和夫氏の『生き方』
を読みました。

さすがに当代一流の経営者の書いたものですので
含蓄がありますが,宗教色があるため
どうしても,現世の欲に否定的になり
やや線香臭さがあります。

仏教的な欲の否定の発想は
若い頃から何度も考えてみましたが
未だになじみきれない部分があります。
(少なくとも自分の場合は,単に無気力になりそうで)

そのあたりは,この本でもちょこちょこ引用され
稲森氏も師事しているとされる
中村天風氏の発想のほうが
欲あっての人生という雰囲気があり
共感しやすいです。

また,同じく経営者の書いた本でも
色々スタンスがありますが,
藤田田(日本マクドナルド創業者)の
「金儲けの秘伝を教えてあげよう」
という怪気炎が一方の端だとすると
真っ正面から道徳を説く,本書は
逆の端の気がします。

さて,またもやと思うのは

苦難は修行だと思ってありがたく受け止めろ
というあたりです。

もう5年も前でしたら辛気くさくてやってられんと
思いましたが,
最近は私も,心がけるようにしています。

何年か前に朝日新聞の日曜版で偉人の言葉を紹介していたときに
森村市左衛門という人のそんな趣旨の言葉があって
少し感ずるところもあり
そのとき買ったばかりのタブレットのカメラでパシャッと写しておきました。

どちらかというと怪気炎系の本である
サイゼリア創業者の正垣泰彦氏も同じようなことを言っているので
まあ,そう思わんとやっていられないという現実もあるにしろ,
またもやとおもったわけです。

仕事上の苦難を修行と受け止めろというのは
禅的な発想だと思います。

以前,『逆説の日本史』で有名な井沢某さんが,
日本の経済的成功の要因は儒教でなく禅の考えだと書いていたのを読みました。

つまり,マックスウェーバーは,西欧における資本主義成立に重要な役割を果たしたのは
プロテスタントの勤勉性であると指摘したのは有名な話ですが,
日本の場合は,儒教が同じ役割を果たしたと言われています。
でも,儒教だったら中国や韓国も同じように発展したはずだから,
禅だという趣旨の話だったと思います。

仕事上の苦難を修行と受け止めて精進するという発想は
確かに産業発展の上では,大きかったのかも知れません。

以前,どうにも大変なことが続いていたときに,
ふと思い立って織田信長の不幸年表を作ってみたことがあります。
すごいことになります。
常人であれば,その不幸を後生大事に抱えて,呪いの人生を送りそうな
又は,可哀想な自分という甘い蜜に引きこもりそうな出来事
が,1年に何回も起こり, そんな年が何年も続きます。
そして,1年程平穏で,また何年も大変なことが続きます。
正直,それをみたときに,自分に起きている問題の些細さに
気づかされました。

大きなことに挑戦すればするほど,
どうにも大変なことが降りかかってくる 。
そうであれば,それは積極的に受け止める以外に
ないのですが,実際はなかなか大変です。
なんとか頑張っていこうと思います。

 
 

失敗の効用

8月 27th, 2012
日経新聞で大学の特集をしていて
博士課程に人が集まらなくて
研究が困難になっているというようなことが
書いてありました。

そういえば,年始に研究者をしている友人が
「このままでは成り立たなくなる」
なんて話をしていたのを思い出しました。
そのときは,なんだかよく分かりませんでしたが,
博士課程に行っても人生を棒に振るだけであれば
まともな人間は,当然集まらない。
その結果,博士課程に進む人をあてにして
成り立っていた業界の仕組みが壊れてきている
というようなことのようです。

大学の研究者でのポスドク問題は
法曹界の一歩先を行っている気がするので,
これは,法曹界の未来の予言しているような
気もします。

今の業界状況,法科大学院の志願者激減の
状況を前提に,司法試験のレベルを維持すれば
おそらく合格者は数百人程度になるのではないか?

そうすると,弁護士を採用したくても採用できず
ということもあるかも知れません。

まあ,そうしたら司法修習後,企業に就職して,それなりに
人生経験積んだ人が,弁護士になって
かえってよいかも。

さて,それ以外に,よい面があるかもしれません。
今までの,司法試験→弁護士ルートは,
一旦社会に出た,社会不適応型エリートの再チャレンジという
性格がありました。

私自身もそうですが,会社に入ってみたものの
サラリーマンは無理だ!
と思ったときに,一番,容易で魅力的なものが
弁護士転身だったわけです。

でも,もう司法試験に逃げられません。
どうなるか?
頑張って起業して会社を作ってください。

今の社会の問題のひとつは,
新しい起業が育っていかないこと
その一つの要因は,東大あたりを出た人間が
起業をするという人生に魅力を感じていないこと
があると思います。

でも,もう
大学院に戻って研究者になっても
司法試験に合格して弁護士になっても
食べてはいけません。

一つ間違えば,エリートニート量産になりますが,
何とか良い方向に向いて欲しいものです。

これでいいのか

8月 24th, 2012
スワローズの低迷が続いています。
「今年はいけるかも」とかなり期待していただけに
がっかりです。

でも,そもそもスワローズはそういうチームです。
たまに勝つのを喜ぶ,
若手が育つのを楽しみにする
という基本スタンスに戻って応援したいと思います。

とはいえ,気になるのは,弱い原因です。

親会社のヤクルト本社からして,
金にまかせた補強はありえません。

そんなことをしたら,巨人ファンや中日ファンが
ヤクルトを飲んでくれなくなります。
「この金でまた,選手をかき集めるんだろ」
それじゃあ,ヤクルト本社にとって
球団を持っていることが逆効果になってしまいます。

ファンとしても,そんなことは望んでいません。

でも,低迷の原因は
宮本,バレンティン,相川,由規,松岡,林
と主力がことごとく, 怪我で欠場していることです。

今までも,クライマックス直前に,インフルエンザで主力がやられたり,
昨年も最後の大詰めで,主力がどんどん故障して・・

「人も地球も健康に」を標榜するヤクルトの選手が
こんなに不健康で,役に立たない状況でよいのか?

ヤクルトが親会社なのですから,
選手の健康管理だけはどこにも負けない
何故か,ヤクルトの選手は怪我が少ない
選手生命もやたらに長い

それは,毎日ヤクルトを飲んでいるからさ

それは,健康企業のヤクルトが全力を尽くして
選手の健康管理をしているからさ

といえるようになるのが,最高の宣伝ではないかと思います。

ヤクルト本社は,そういうところに是非とも資金を掛けて欲しいと思います。

それにしても,4年にわたって,勝ちゲームの終盤を支えてきた
松岡と林の両方がいないのは,本当に痛い。
ここ4年の勝ちパターンは
押本・松岡・林だったり,松岡・五十嵐・林だったり
増淵・松岡・林だったり,松岡・バーネット・林だったり
しましたが,常に松岡と林が入っていました。
でも,2人が抜けたとたん,リリーフだけでなく先発も崩壊して
チーム防御率は,ベイスターズとともに,ダントツに悪い。
せめて,松岡だけでも早く戻ってきて欲しいものです。

ロジカルなシンキング

8月 23rd, 2012
仕事に必要な本は,たいていアマゾン等のネット通販か
DMでの割引購入で買います。
でも,たまには,本屋でおっと思う本をみるものよいものです。
東京の日弁連の建物の地下1階には
本屋があって,色々,業務上,役に立つ本があるので,
たいてい,東京地裁・高裁に行ったついでに
よってみます。

そんなところ,荒井裕樹さんの
世界基準の論理力 武器としてのロジカルシンキング!

と言う本が目立ったところに平積みしてあります。

荒井さんは,司法修習のときに同じクラスですので,
(但し,あまり話したことはない)
やはり,今,何をしてどうしていて,何を考えているのかは
自ずと好奇心が沸きますので,買ってみました。

実は,以前にも似たようなタイトルの本を出していて
読んでみたら,少なくとも同じ時期に同じようなことをしていた立場でみると
なかなか刺激になることもあったので,
また,買ってみました。

弁護士仕事は辞めて,ファンドを立ち上げたり,
ファミリーオフィス事業をしているというような内容です。

司法修習卒業10周年で集まったときに
そんなような話を
しているのを聞いたのですが,
順調にお仕事をされているようです。

「俺は成功しているぞ!」
という類の話は,よい刺激になるので
楽しんで読むことができました。

論理力だロジカル・シンキングだというあたりは
法律が論理的とは思えない
リンク1 リンク2)(○○力に注意
私には,なんだかよく分からなかったのですが,
タイトルのような内容ではないので大丈夫です。

ますますのご活躍をお祈りしたいと思います。