11月 14th, 2012
お金の貸し借りを典型とする消費貸借契約書の続きです。
○○円を借りたということが書いてあれば,
利息や返済期限の記載は必須でないことは前回書きました。
でも,通常は書いてあります。
他に必須でないけど,よく書いてあるのが,損害金の利率です。
つまり,遅れた場合の利率です。
普通に約束通り払っていれば,利息はなし,とか低利率だけど
約束に遅れたら,もっととるよ
という利率です。
この記載は,もし書かないでおいた場合は,基本的には
法定利率5%が損害金利率になります。
返済に遅れない場合の利率は,何も約束しない場合は0%だけど
返済に遅れた場合の利率は,何も約束しない場合は5%ということです。
5%を高いとみるか,安いとみるか。
その昔,ガンガンインフレが進んでいた頃は,安すぎでしたが,
今の銀行利率を考えると,悪くはないのかも知れません。
この損害金の利率につても,利息制限法とか出資法で
上限が定められています。
Posted in 弁護士勝俣豪の法律解説(契約編) | No Comments »
11月 8th, 2012
今期のゴールデングラブ賞が発表されました。
スワローズは,サードの宮本,セカンドの田中,ファーストの畠山の3名の受賞です。
内野のうち3名ですから,まるで守備がとても堅いチームのようです。
まず,宮本慎也,順当なところでしょう。
数年前には力の衰えか,ポロポロやることが多く,
それでゴールデングラブ?先入観が強すぎではないか?
と思ったこともありました。
でも,その後,見事,復活して,素晴らしい守備を見せてくれます。
今年は,「また衰えてきたなあ」と,思う場面もありましたが,
「さすが,宮本!」と言いたくなるプレーのほうが,はるかに多かったです。
次に,田中浩康,(たぶん)悲願のゴールデングラブです。
毎年,田中の守備には感心させられることが多く,
今年こそは,とれるかな?と期待して裏切られてきました。
そんなわけで,今年が初受賞というのは,違和感があります。
でも,中日の荒木がセカンドに戻った中で
荒木に勝っての受賞ですから,やってくれました。
一度とると,ゴールデングラブは有利だと思いますので,
来年以降も継続してとり続けて欲しいものです。
さて,びっくりなのは畠山和洋。
正直,守備は下手です。
それは,本人もチームメイトも,ファンも知っています。
今年は,他チームにファーストにしっかりしたレギュラー選手
がいなかったため,何故か選出ということでしょう。
該当者なしでもよかったのでは?と思うほどです。
でも,畠山はおそらく初タイトル ですから,それはそれでめでたいです。
来年はしっかり打点王なり,本来期待された役割で
タイトルをとってもらいたいです。
残念だったのは,捕手の中村悠平と,外野のミレッジ
中村は,シーズン途中まで驚異的な盗塁阻止率をマークしていたので
少し期待していたのですが,終わってみれば2位の.467ですので,
まあ,しょうがないかも知れません。
ミレッジは,驚異的な強肩と,俊足を利用した派手なダイビングキャッチで,期待していました。
強肩は, 捕殺13でリーグ最多ですので,可能性は合ったと思います。
でも,エラーが多かったので,駄目だったのでしょう。
さて,内野3名がゴールデングラブといっても,現実はそれほど内野守備は
堅くありませんでした。
まず,畠山は上記の通り,です。
宮本は年齢による欠場,田中も不調による欠場が多く,実際は
サードが川端だったり,セカンドが森岡だったりで,
まあ,あまり強い内野とは言えませんでした。
でも,来年は岩村が戻ってきそうな雰囲気です。
ヤクルト時代は,サードで6度のゴールデングラブで,
メジャーで活躍中はセカンドを守っていました。
岩村が加入し,怪我が治っていれば
来年は本当に堅い内野になるかもしれません。
Posted in プロ野球(ヤクルトスワローズ) | No Comments »
11月 6th, 2012
山小屋周辺は,もう晩秋で,
土が出ていれば全面霜柱というほど,
なのでキノコはもう終わりです。
そんなころ,ギリギリまで,採れるのがシモフリシメジです。
とてもおいしいキノコと言われています。
シモフリシメジは,毒キノコのネズミシメジと間違えやすい。
以前に見つけたときは,おそらくシモフリシメジと
思ったが確信が持てず,
シモフリシメジならうまいはず,と思って
お湯でゆでて,その汁を飲んだら
おいしかったので,きっとシモフリシメジだろう
と思ったことがありました。
その後も, 多少とれましたが,量が少なかったので
他のキノコと一緒に食べたりしていて,
シモフリシメジがどうおいしいのかは,
よくわかりませんでした。
今年は,大ぶりなのが何本かとれました。
洋風のスープになりました。
このスープはとてもおいしかったのですが,
その原因が,キノコなのか,それ以外の要因なのか
よく分かりませんでした。
そして,帰る日にも何本か採れたので
今度は,自宅で炊き込みご飯にしてみました。
たいした量はないはずなのに,すごいです。
まるでバターライスのような,コクのある
キノコご飯ができました。
おいしいです。
最近,ホンシメジが栽培できるようになり
スーパーにも出回っています。
でも,いまいち,味シメジというほどの味が分かりません。
以前に,通販で山でとれたホンシメジを取り寄せたことがあり,
虫だらけで,結構,虫に食べられていたのですが,
かなり強い風味(当時の印象としては,ポルチーニに近い?風味)
があり,さすがに,うまいと思ったことがありました。
でも,栽培ものは,いまいちピンと来ません。
少なくとも,今回のシモフリシメジご飯は
栽培もののホンシメジご飯よりも,
かなり,おいしかったです。
Posted in 弁護士勝俣豪の日常 | No Comments »
10月 25th, 2012
キノコの図鑑は色々ありますが、
やはりどの図鑑にも出ている
一般的なキノコがあります。
ナラタケやクリタケもそういった
有名で一般的なキノコです。
山小屋のまわりの色々なキノコが
大分分かってきたのですが、
ナラタケやクリタケが分からないようじゃ
キノコ採りをしている、と人様に
いいにくい気もしていて、
何とか分かりたいと思っていました。
そして、ナラタケは、なんとなく
つかめてきました。
あとは、クリタケです。
今年のキノコ教室でも、
適当に採って
「これは何ですか?」
と聞くと、クリタケ(または小ぶりなクリタケモドキ)
とのこと。
しかし、少し前に採った
チャツムタケというキノコと違いが全然分かりません。
傘もヒダも、柄も、質感もそっくりです。
「どこで見分けるんですか?」
「こうやって、たくさん、生えるのが(株立ちするということ)クリタケ」
なるほど、そういう見方をするのか。
教室が終わって、採ったキノコをを山小屋で
仕分けしなおすときも、株立ちがバラバラになったクリタケと
チャツムタケは、見分けが全く付きません。
でも、チャツムタケは、かじると苦いということなので、
すこしかじって、苦いのはチャツムタケ、
苦くないのがクリタケということで、分けました。
その後、山小屋の敷地に
この写真のようなきれいな、キノコが生えていました。
朽木から生えています。
山小屋周辺で、朽木から生えていて、
傘のまわりに、綿毛がある茶色のキノコと言えば
チャナメツムタケ(≠チャツムタケ)です。
ナメコの仲間で、なかなかおいしいキノコです。
そこで、このキノコもチャナメツムだと思いました。
でも、まてよ。
「クリタケは、たくさん、まとまって生える」
という言葉が頭をよぎりました。
そして、少し前に図鑑をパラパラみていて、
クリタケは、チャナメツムそっくりなのもあるなあ、
と思った記憶もよみがえりました。
そう、これはクリタケのようです。
図鑑で色々、チャナメツムタケを調べますが、
この写真のように、株立ちしているものはないようです。
ぬらしてみても、ぬめらないようなので、
ぬめぬめしたチャナメツムではないようです。
そして、軽くかじって見ます。
苦くはないのでニガクリタケという毒キノコではなさそうです。
料理して食べてみましたが、無事でした。
というわけで、クリタケもどうやら、分かってきたようです。
Posted in 弁護士勝俣豪の日常 | No Comments »
10月 24th, 2012
裁判所に行くと、最近は共有物分割の裁判が増えている気がします。
共有物分割とは何か?
というと、共有になっている不動産
(本当は不動産に限らないけど、普通は不動産)
の共有関係を清算する手続きです。
1つ(1筆)の土地の3分の2をAさん、3分の1をBさん
が所有しているというようなのが共有です。
登記簿にも、そのように書いてあります。
3分の2といったら、西側から3分の2なのか
北側からか、それとも持分が多い方から先に
取り分をとれるのか?
というとそういうものでなく、土地全体について
3分の2の権利があるという、想像上の世界です。
そんな中途半端な状況は不便なので、
できれば、Aさんのものか、Bさんのものか
一人の所有にしたいものです。
その手続きが、共有物分割です。
本当は裁判をしないで、AさんとBさんが
話し合いで、「俺がお前の分を買い取るよ」
と言えば、すむのですが、そうもいかない場合、
裁判での共有物分割になります。
裁判になった場合、どちらかが
「相当額で相手の持分を買い取るぞ」
と言って、お金のあることを示さなければ
不動産を競売にかけて、競売で入ったお金を
持分に応じて、分配して、手続き終わりです。
でも、なぜ、共有なんていう状況が生じるのでしょうか?
実は、相続による場合が多いです。
相続が発生すると、相続人間の共有になります。
相続人の間の共有を清算するのを、遺産分割と言います。
でも、遺産分割で話し合いがつかずに、
家庭裁判所が審判で遺産分割して共有にしたら、
その後の共有の清算は
遺産分割でなくて、共有物分割の裁判になります。
地方裁判所で、共有物分割が増えているということは、
まとまらない相続事件が増えているのかもしれません。
Posted in 弁護士勝俣豪の法律解説(相続編) | No Comments »
10月 22nd, 2012
また、キノコの話題です。
山小屋の庭の切り株に、確か2年ほど前に
大量に、あるキノコが発生しました。
自分で、図鑑で色々みても
何であるか、よく分かりませんでした。
ちょうど、キノコ教室を申し込んでいたときだったので
少しとって、キノコの先生にみてもらうと
「ナラタケ」
とのこと。
でも、図鑑等でみたナラタケとは
全然、見た目が違います。
「どこが、特徴なんですか」と聞いたら
「どこと言われても・・・・
まあ、このしっかりした感じかな」
確かに、他のキノコと違って
ゴムのように弾力があってしっかりしています。
そのときに、キノコの同定には
キノコの素材感とでもいうもの
しっかりしている、もろい、
ということが大事だと分かりました。
戻って、図鑑で見てみると
オニナラタケと、ナラタケモドキの特徴を
あわせたようなものでした。
うーん、本当に大丈夫だろうか?
と思って翌朝見たら、早朝に、誰か庭に侵入したらしく、
ごっそり、持っていかれていました。
やはり、ナラタケだったようです。
でも、よくみると、そこら中に生えていたので、
少しとって、食べてみました。
ただ、だいたい初めて食べるときは緊張があるので
味わうほどの余裕はありません。
で、去年、いっぱい生えることを期待していたのですが、
ほとんど、生えてきませんでした。
そして、今回、大量にはえていました。
とりあえず、写真です(鳥用に購入したデジカメがキノコ撮影にも適していることが判明)
そして、いかに大量に生えているかというところで、
これは、敷地の隅にある、白樺の切り株の周りに
発生ししているところの動画
http://www.youtube.com/watch?v=n79PaEgCjHU&feature=plcp
と、すごい状況です。
で、今回は、再度、ネットでナラタケで画像検索
似たやつも大量に出てきます。
そして、自信を持って食べてみます。
おいしいです。
スーパーで売っている、ブラウンエノキと似た味で
もっと味が濃い。
ところで、このナラタケは腐った木に生えるキノコなので
栽培しようと思えばできるようなのですが、
繁殖力が強くて、生きた木も枯らす(ナラタケ病というらしい)
ことから、栽培はしないらしい、とか
または、このナラタケの菌は同一の固体で15ヘクタールの大きさに
なることもあり、世界最大の生物と言われているらしいとか
(キノコは植物の花のようなもので、
キノコという生物の本体は白い菌糸の部分)
なかなか、すごいキノコです。
ナラタケについては
このあたりに色々
Posted in 弁護士勝俣豪の日常 | No Comments »
10月 19th, 2012
キノコ採りをするようになって何年かたちますが,
松茸をとったことはありません。
おそらく,山小屋周辺では採れないのだろうと思います。
まあ,取り立てて,松茸が食べたい
という分けでもないので,
特に気にもしていませんでした。
しかし,世の中では,何故,
あんなに松茸を珍重するんだろう。
この時期,どこでもそうでしょうが
山小屋周辺の幹線道路でも,
軽トラのようなもので,キノコを売っている人があらわれます。
松茸,○○円
そんなに,騒ぐほど・・・・
考えてみると,松茸はどんな味なのか
自分がよく分かっていないことに気づきました。
レトルトの松茸ご飯の素のようなものを
食べた記憶はあり,まあ,それなりに
うまいという位の印象。
どこかで,和食を食べていて
土瓶蒸しを食べた記憶があって,
それなりにうまかった印象。
しかし,例えばシイタケのように,
これが松茸の香りだと
確信をもてる記憶がないことに気づきました。
そんな話を妻としていたら,
輸入物の松茸を買ってきてくれ,
松茸ご飯になりました。
うまい。
さすがに,騒ぐだけのことはあります。
松茸はこんなに,さわやかな香りがするのか
びっくりしました。
たしかに,こんな上品な香りがする
キノコはありません。
松茸は騒がれるだけのことはある。
ということが,よく分かりました。
Posted in 弁護士勝俣豪の日常 | No Comments »
10月 17th, 2012
本日の朝日新聞の,
記者有論の記事です。
離婚の際に,夫が知らない間に,妻が子供を連れて別居
夫も親権を欲しいが,裁判所は親権を決める際に,
妻が子供と同居して暮らしていることを重視して,親権を決定。
つまり,やったもの勝ち。
どうみても,おかしいこの問題,当事務所は継続して取り組んでおりますが,
(
特集!男の離婚)
ようやく,マスコミも問題点を取り上げるようになってきました。
権力者が権力を適切に行使せずに,日和った態度をとると,
人はやりたい放題,やったもの勝ちの世の中になります。
今の日本,それほど,そういう状況にはなっていないのですが,
こと親権の問題については,やったもの勝ちの現状追認を
裁判所が助長しているのが現状です。
(記事中の「現状で子どもの養育に問題がなければ,それを変える決断には勇気がいる」
というのが,まさに,裁判の現状ですが,権力者にあるまじき日和った態度です。)
裁判所は,こういったマスコミの報道から伝わる世論の
動きには敏感ですから,取り上げてくれることはとてもよいことです。
あとは,現状の裁判からすると,
高くて頑丈な壁ではありますが,個々の父親が
何度も何度も,裁判所に「それはおかしい」
と言い続けることが大事だろうと思います。
(現在の裁判所の運用は,
それまで,本気で親権をとろうとする父親がほとんどおらず,
父親が親権と言い出すのは交渉材料にしているときばかり,
という状況が生み出した側面もあるからです。)
ただ,真剣に親権をとろうとする父親を
本気で手助けする弁護士が少ないという問題点もあります。
もし,相談した弁護士も日和っているようでしたら,
当事務所に一度ご相談ください。
うまくいく可能性は高くはない思いますが,一緒に頑張ってみたいと思っています。
Posted in マイタウン法律事務所 | No Comments »
10月 14th, 2012
少し前に山小屋の前の低木に
大きくて黒地に白い点のある鳥が来て、
ツノハシバミの実を器用に割って
食べていました。
そのとき、手元に広角のカメラがあったので、
近寄って撮影しました。
目の前の木にいて、
私が近づいても全然逃げず
図体がでかかったので
広角レンズでもだいたいの形等を
撮影することが出来ました。
あとで、図鑑等でみると
ホシガラスであることが判明。
デジカメの画像でしっかり比べられるので
よく分かりました。
考えてみれば、キノコであれば
とりあえずとってみて、
あとで図鑑でじっくり調べることができます。
でも、鳥は、双眼鏡で眺めて
何となく分かったつもりでも
後で図鑑で見るときには
記憶はアヤフヤです。
全然、何の鳥だったか分かりません。
そうです。
鳥が分かるようになるにはデジカメです。
超望遠で、ポケットにはいるような小型のもの
今までカメラでは、子供の写真をとるばかりで
いつも見ている子供姿をとるからには
「おっ」と思える画質でとれないとやる気がでないと思ったので
画質を重視していました。
でも、鳥の姿を図鑑で確認するためなら、大体の色が分かればOKです。
超望遠で小型なんていうスペック重視型だと
画質は二の次なんでしょうが、今回の目的からすると
どうでもよいことです。
そんなわけで、超望遠コンパクトデジカメの登場です。
早速、道のほうでコンコンと音がするので行ってみると
ヤマガラです。
http://www.youtube.com/watch?v=p1orqx9t0J0&feature=plcp
動画のほうがピントが合うようです。
ほかにもホオジロのメスと思われる鳥を撮影しましたが、
これは本当にホオジロなのか確信が持てませんでしたが、
記憶と違って、しっかり調べられるので便利です。
デジカメで撮影して、
IPHONアプリの野鳥図鑑でめぼしをつけて
グーグルで画像検索
ユーチューブで動画検索
これだけあれば、独学で鳥も詳しくなれそうです。
Posted in 弁護士勝俣豪の日常 | No Comments »
10月 12th, 2012
プロ野球はレギュラーシーズンが終わり
巨人の阿部が2冠王を獲得しました。
3冠王は,バレンティンが阻止してくれました。
結構,ファーストも守っているのに捕手で三冠王
を名乗るのはずるいなあ,と思ってましたので,
バレンティンあっぱれです。
古田の捕手最高打率も,阿部に塗り替えられてしまいました。
ファースト守っていることも多いので,少し腑に落ちませんが,
阿部がものすごいバッターのことは確かなので,
まあ,しょうがないでしょう。
さて,大昔の選手である野村克也を除けば,
古田敦也はやはり,最高の捕手だろうと思います。
阿部とか城島とかいますが,やはり
1枚上手な気がします。
で,古田のどこがすごかったのか?というと,
世間的には,リードと思われていますが,
特上 盗塁阻止
上 打力,パフォーマンス
中上 リード
といった感じかなあと思います。
リードは,そんなによかったかなあ?
なんか,変化球ばっかり要求して
若松監督時代は,巨人にはほとんど通用していなかった
気がします。
野村監督とのコンビの頃は,もうすこし頑張ってましたが。
捕手のリードというのは,どうやってみるかというのは
難しいところです。
古田の場合は,虚(キョ)をつく,リードが多くて
あざやかな見逃し三振が印象的なので
リードがよいということなのかもしれません。
私は,リードがすごかった選手というのは
広島の達川のような選手なのではないかと思います。
他チームの選手なので,それほど自信はないのですが,
達川がいた頃の広島は,投手力がものすごくて
1対0とか2対1で勝つ典型的な投手王国でした。
でも,達川が引退したあたりで,一気に投手王国が崩壊し
いまの,広島カープになった。
投手が入れ替わりしても,常に投手王国を維持できる力
がリードのよさなのかなあ,と思っています。
古田についていうと,あまりそういうことはなかったように思います。
ヤクルトが,そういう投手王国だったことありません。
盗塁阻止率は,図抜けています。
確か平成12年にヤクルトが優勝したときに
捕手の特集をした雑誌があって,その頃
各捕手の盗塁阻止率のデータがでてました。
記憶に基づいているので,間違いがあるかもしれませんが,
古田は,盗塁阻止率6割超えが2度,平均で5割超,最低時で4割超
谷繁は,平均で4割超(古田の最低時くらい)
城島は,平均で2割台
ともう,比較にならないくらいのレベルです。
城島だって,メジャーで結構な盗塁阻止率を記録しましたから,
駄目なわけではありません。きっと,このあと上達したんでしょうが
古田の盗塁阻止率からしたら,格が3段くらい違うようです。
で,打力です。
これは,城島や阿部のほうが,上のように見えますが,
そうともいえません。
まあ,今年,阿部が2冠王とったので,その点では
古田を超えたかな,とも思いますが,
阿部はファーストが混じってますから。
基本的にアベレージヒッターの古田が
阿部や城島より,長打の成績で劣るのはそういうもんです。
古田が評価されるべきなのは,現役時代のほとんどを
クリーンナップですごしていることです。
4番も打っています。
阿部や城島は,他球団なので,間違っているかもしれませんが
6番あたりで自由に打っているシーズンが多い気がします。
その分,気楽にホームランを打てているような気がします。
(古田も晩年,力が衰えて打順が6番にさがったら,成績が急伸した)
黄金時代を築いたチームで,一貫してクリーンナップを
打っていた選手という点は,もっと評価されてよいだろうと思います。
さて,最後にパフォーマンスです。
古田がいたときは,あたりまえでしたが,
今となると,今の捕手がものたりなくみえます。
バッターがハーフスイングできわどければ
手をぐるぐるまわして,ストライクのコールをしたり,
2ストライクで,ボールかストライクかきわどい球を
見送ったら,当たり前のように,ファーストにボール投げたり,
2アウトだったら,ベンチに走っていったり。
あれで,どれだけ審判がつられたのか分かりませんが,
今思うと,懐かしく思います。
審判も人間ですから,機械のように正確な判断をするわけではありません。
で,それをグチグチ文句をいうのではなく,
それを前提に,人間である審判が,自分に有利な判断をしてもらうためには
どうすればよいか?ということを真剣に検討していたのだろうと思います。
さて,私も弁護士として裁判官に接するときは
裁判官が変な判決を書いたとか,分かってくれないとか
文句を言うのではなく,
人間である裁判官に,こちらの主張が伝わるにはどうすればよいか?
ということ意識しています。
で,そう思って頑張っていると,それなりに伝わるものだという気はします。
(もちろん,思わず誤った判断をしてもらうようなマネはしませんが)
Posted in プロ野球(ヤクルトスワローズ) | No Comments »