6月 4th, 2013
法科大学院の人気がなくなって、
予備試験の人気があるということで、色々と意見が出ています。
でも、大事なのは、弱い人のために
強い人を犠牲にしてよいのか、ということです。
公教育であれば、物分かりの悪い子にも
しっかりわかるように教育するというのは大事なことです。
また、一部の子をエリート扱いしないことも大事かもしれません。
でも、弁護士のような人の教育機関がそれでよいのか
ということです。
私自身、法学部以外を卒業して、平成8年10月から司法試験の勉強をはじめ
翌年の夏の論文試験では、落ちましたが2000番以内に入りました。
今の試験であれば2000番以内であれば合格です。
当時は、まだ長期受験者の滞留だ、いわれていた時期ですから
今の受験者よりレベルが低かったということはなかったはずです。
ということは、現行の試験で合格に必要な水準の知識を身につけるのに
1年も必要がなかったということです。
でも、法科大学院が必須であれば、法学部以外の出身であれば
3年の法科大学院の授業があったりして、法科大学院の入学までの
期間や卒業後、司法試験までの期間をいれたら、4年ほど費やすことになります。
制度上、無駄な3年間が発生するということです。
私だけでなく、私以外にも同水準で仕上げられる人は、そこそこいるでしょうから、
そういう人にとっては、ひたすら法科大学院は無駄な時間です。
つまり、2年なり3年なりの授業を受けなければ理解できない方々が多数派であることは
否定できませんが、そういう人のために、理解が早い人を巻き添えにするのは
社会的に無駄です。
そういう巻き添えの犠牲者をなくすということを制度趣旨とすれば
予備試験は合理的ということになります。
ちなみに、旧試験時代に私のように仕上げた人について
予備校の受験テクニックだ、意識が低いだという考えもあるようですが、
私はわずかしか予備校は利用してませんし、
合格後も、研修所入学までは、試験で選択しなかった
民事訴訟法や破産法の勉強に取り組んでいましたので、
まあ、その余の方々より、意識が低かったということはないでしょう。
そんなわけで、公教育でも、飛び級だなんだの話がでることもありますが、
予備試験の制度趣旨は、理解が早い人のための飛び級であると
正面切って認めればよいのだと思います。
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5月 31st, 2013
困ったお知らせが届きました。
ここ8年ほど,ずっと利用していた
スーツ屋が閉店するとのことです。
ちょうど,夏物も冬物もすべて
このスーツ屋で購入したスーツになったところでした。
他店舗展開をしているので,他の店で引き継ぐようですが,
少し遠いです。
今後の購入も不便ですが,
スーツが破けたり
ワイシャツが劣化してきたときの補修も
どうしたものか,という状況です。
ただ,ポジティブにとらえれば,よい機会かも知れません。
正直,仕事着については,ここのところ
ほとんど思考放棄していて,
そろそろ必要だと思ったら
そのスーツ屋に行って適当に決める。
ということを繰り返していました。
ちゃんと自分で考えて決めていく必要が出てきました。
とはいえ,ワイシャツ一つとっても,
以前は,某有名百貨店でオーダーしていましたが,
作ってクリーニングすると,大幅に縮んで首が苦しくなる。
その点を言うと,クリーニングに出すのが悪いという。
しょうがないから,適当に大きめに作ったりして,
色々大変でした。
実は,スーツ屋の話を総合すると
作る前に洗って縮ませる行程を省略しているようです。
そんなわけで,そういうところでは二度と買いたくはありませんが,
新規開拓は,相当程度の失敗(それにともなう出費)を
覚悟しなければならないので,なかなか気が重いです。
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5月 27th, 2013
今年は、伊勢神宮の式年遷宮とのことです。
それにしても、ヤクルトは低迷しています。
原因は、伊勢大明神の気がします。
思えば、小川監督がヤクルトの監督代行に就任してから
ヤクルトは急に強くなりました。
その主な原因は、打撃面での強化にあります。
小川監督代行の就任以後、面白いように点が入るようになりました。
昨年も巨人に大差を付けられての3位とはいえ、
得点力は巨人に引けをとりませんでした。
ところが、今年は、からっきしです。
実は、小川監督が代行に就任する直前、
低迷する打撃のてこ入れのために、
就任したのが、伊勢大明神こと
伊勢コーチです。
ところが、今年になって、何故か
一軍コーチからはずれて、
一軍と二軍を巡回する形で、
ベンチからはずれました。
そのとたんに、この打撃の低迷。
うーん。強くなったのは、小川監督のおかげかと思っていましたが、
実は、すべては伊勢コーチのおかげだったのか。
もどせるなら、もどしてもらいたいものです。
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5月 23rd, 2013
ようやくハーグ条約が国会で承認されました。
ハーグ条約は,国際間での離婚の話ですが,
やはり興味深いのは,国内離婚への影響です。
法律には,立法趣旨,
つまりどういう理由で法律が制定され
どういう事柄が正しい,望ましいと考えているのか
があって,形式的な法律の言葉より
立法趣旨が尊重されます。
で,条約も基本的には,法律と同様のものですから,
条約の趣旨というのは,尊重されるべきです。
そして,ハーグ条約で,離婚に向けて別居している場合
現状からの勝手な連れ去りは違法であって
虐待だDVだというのがない限り,
現状で監護すべきという立法趣旨は
当然,国内での離婚においても尊重されるべきです。
現在の日本では,妻の子供の勝手な連れ去り別居が
まかり通っていて,裁判所もそれを変えようとしません。
そういうおかしな状況を変える面では
ハーグ条約の承認というのは,とても大きな出来事です。
裁判所も,ハーグ条約の立法趣旨は尊重せざるを得ません。
もちろん,裁判所がある程度,妻の子供連れ去りに寛容な
背景には,「子供をおいて行かれても困るだろう」
という現実があります。
確かにそうなのですが,だからといって,
困らない人場合だっていますし,
その後,なかなか会わせないのもやむなしなんて
どう考えたって変です。
ですから,当初の子供の連れ去りが合法だとしても
連れ去られた夫側から異議が出た場合は
原則,もとの場所に戻すというルールが望ましいと思います。
夫からの異議が出ても任意の返還に応じない場合は
家庭裁判所で監護権の保全手続きをとり,
裁判所は,夫のもとで,子供が養育できる状況があるようであれば
元に戻す決定をだす。
というのがよかろうと思います。
もちろん,その場合,親権者を決めるに当たって
現実に監護している方が有利なんて言う原則は
撤廃しなければなりません。
そんなことをするから,子供の奪い合いの自力救済がはびこるのです。
離婚後の親権者は,離婚前の監護者とは別に
しっかり決めるべきです。
そういうルールができれば,
子供との面会交流だってもっと充実してあたりまえです。
親権を決めるにあたっては,
色々大変とか
子供が嫌がっているとかいって
面会交流の実現に消極的な態度は
親権者不適格とみるべきでしょう。
親権や高度の面会交流を望む父親であれば
月に2回の泊まりがけの面会交流なんて当たり前だと思います。
で,この程度の面会交流が実現すれば
親権について,シビアに争いあうことも
減るのではないかと思います。
と,まあ,そんなわけで
ハーグ条約の国会承認については
色々期待しています。
(なお,実際に現場で頑張っているのは,
離婚主任の野口弁護士,柳下弁護士を中心にした
私以外の弁護士です)
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5月 14th, 2013
大阪の橋下さんが,従軍慰安婦や性風俗産業を
肯定的に言ったということで,騒ぎになっています。
従軍慰安婦怪しからんとか,
性風俗産業の利用推進なんてもってのほか
とかいう,ある種のタブーを破ったわけです。
まあ,性的な事柄については
同性愛についての問題を筆頭に
人間は様々なタブーを作り出して
本気になって怒ったり,
憎んだり,
その上で,処刑したり,
色々してきました。
でもところが変わったり
時代が変わったりすれば,
考えも色々で,
本気になって憎んだり,
騒いだりするような事柄ではない
ことも分かろうというものです。
それこそ「歴史認識」の問題であって
ある程度,そういったことの歴史についての
教養があれば,感情的ににワナワナするような問題ではないことは
明らかです。
でも人間の悲しい性ということか,
どうしても性的な事柄のタブーにふれると
色々,意味不明の事柄を述べて
合理的な議論の余地などありません。
性風俗従事と女性の人格否定云々なんて
何の脈絡があるのか,
ある種,性的なものに,オカルト的な意味づけをしない限り
論理の飛躍があるとしか思えないのですが,
そういったあたりは,頭に血が上りすぎて
訳が分からなくなってしまっているのかもしれません。
もっとも,
シモネタ的な卑猥な笑いも一切無く
戦争における従軍慰安婦の合理性とか
性風俗産業と性犯罪防止との因果関係
あたりを,機械にように議論し続ける
なんていうのも,薄気味悪さがあります。
ヒトサマの社会,そんな無理はききませんから
タブーとしておくというのも
もしかしたら,不合理の合理性として意味があるのかもしれません。
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5月 11th, 2013
コーヒーを日常的に飲むようになったのは、
おそらく中学生の頃で、朝食時にはいつもインスタントコーヒーを飲んでいた気がします。
その後、レギュラーコーヒーを決まって飲むようになり、
司法修習の頃の朝食はカロリーメイトとコーヒーだった気がします。
そして、結婚後、ミル付きのコーヒーメーカーを手に入れて、
引き立てだと、うまいことがわかり、独立後は事務所用の
コーヒーメーカーもミル付きにして、というあたりで、
その後は、そのまま、特に変化がありませんでした。
ところが、先日、山小屋においてある、コーヒーメーカーに
やや問題が出てきたので、どうしようかということになりました。
思い出すと、5年以上前に、よく利用していたホテルの
ロビーにおいしいコーヒーを作り出すコーヒーメーカーがおいてありました。
これは、よいと思ってマークををみてみると、SAECOとあります。
当時、それで多少調べてみましたが、いまいち家で使うイメージが
つかめず、そのままになっていました。
そこで、再び、色々調査してみます。
どうも、あのときおいしかったコーヒーは、エスプレッソの類だったようです。
家庭用のエスプレッソマシーンということでSAECO以外に、デロンギも色々だしています。
値段も色々です。
ただ、うまいものを手に入れようと思うときに、
下手にけちると、結局使わなくなって、安物買いの銭失いになります。
多少きばっても、これなしの生活は考えられないという状況を目指すのが上策です。
ところが、そのクラスになると、でかくて重い。
10kgあるとなると、置き場所がなかなか難しい。
それでも、強行するかどうか、と悩みながら調べていると、
ネスプレッソという聞いたことがあるような、ないような物にぶつかります。
いろいろ調べてみると、味に不満を覚える可能性は低そう。
大きさは、とても小さい。
初期費用は安いが、ランニングコストが高い。
手入れは、ほとんどいらない。
とりあえず、日常の中にエスプレッソが入ってくるかどうか
試してみるのには、とてもよさそうです。
本格的に大量に飲むようになって、
ランニングコストが気になりだしたら、
別途、しっかりしたエスプレッソメーカーを購入し、
ネスプレッソは、山小屋用にすればよい。
というわけで、購入してみました。
いまのところ、楽しんでします。
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5月 9th, 2013
法科大学院の入学者数がおよそ2700人になったそうです。
素晴らしい。
まるで,はかったかのようです。
2700人で,多少落第が出て,2500人卒業して,
今まで通り,2000人合格させれば,
目標通りの合格率80%達成です。
市場にまかせておけば,弁護士の人数は適正なところに
おさまるだろうと思っていました。
ところで,合格率80%とか,合格者数2000人というのは
適正な合格率か,適正な人数か,というのは全く分からないところです。
むしろ2000人あたりは人為的に設定されていると思われます。
ですから,市場が,その数字を落としどころに動くと言うことは考えにくいです。
ところが,市場原理が働いた結果
つまり,弁護士になることの困難さや
なってからの困難さから,法科大学院に行きたい人が減少していって
その結果,合格率80%が達成されるというのは,
まか不思議で,面白いです。
まあ,ただの偶然なんでしょうけど,
こういうふうに,思わぬところでピタッと
あてはまってしまうのは,面白いものです。
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5月 1st, 2013
パソコンの性能もどんどんあがり,
タブレット端末の性能もあがっています。
仕事上も,こういった性能向上の恩恵を
十分に受けています。
でも,反面でローテクに徹したIT機器らしきもの
も,なかなか便利で活躍してます。
キングジムは,そういったセンスがとてもよい
と思います。
まずは,
ポメラ。
ただテキストを打つだけの機械です。
が,画面が小さいので大量の資料を
見ながら手控えを作るのに最適です。
すぐに,起動するし,
ウィンドウズで慣れた,Ctrl+のショートカット類が
だいたい使えるのも気が利いています。
久しぶりに使おうとして,電池が切れているということも
あまりないです。
次に
マメモ
これを手に入れる前は,メモ紙が机周りに散乱していました。
ちょっと電話で聞いた内容だったり,
作業上,軽く書いたり,
と言ったメモは,スグに捨てる訳にもいかないので
そのままにします。
で,後で捨てようと思うと,意外に誰かの名前を書いてしまってないか
とか色々気になって捨てられない・・
そんな状況が,マメモで一変します。
小さなメモ紙は一切不要になります。
この2つがローテクながら仕事で気に言っていましたが
自宅での子供用に
ブギーボード
を買ったところ,今のところ,気づくと
どちらかの子供が絵を描いて遊んでいます。
また,最近シャープの
電子ノート
という白黒で,手書きメモができるだけの
端末を買ってみましたが,意外に便利に使っています。
割り切ったローテクIT機器はなかなか
便利に感じるものも多いので,
こういったものがどんどん出てきてくれると有り難いです。
PDAのpalmも当初は,白黒で乾電池で動くようなものだったので,
スマートフォンも白黒だけど,電池が十分持つようなものがあれば
意外に便利な気がします。
PCも,白黒で,すごく軽くて電池がよくもって,しかもサクサク動く
ノート型があれば,欲しいと思いますが,
なかなかそういう需要はないのでしょうか?
キングジムに期待です。
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4月 23rd, 2013
私の仕事のうち,直接的な弁護士仕事が占める割合は
それほど,多くなく,組織としてのマイタウン法律事務所が
よりよい仕事をできるようにするのがメインの仕事です。
で,具体的に何をしているのか?というと諸々ですが,
データ分析も大きな仕事です。
数字とにらめっこは,きらいではなく,弁護士仕事のうちでも
通帳の履歴とか,証券口座の履歴とかを徹底的に分析して
事実をあぶり出すという作業は,もっとも好きな部類です。
プロ野球が好きなのも,多分に数字に満ちあふれているからだと
思います。
そんな中,高校か大学でしっかり統計学を学んでおけばと思うこともあります。
確率・統計のうち,確率部分は高校で学んでいて,物事を考えるツールとして
十二分に機能しています。
統計も何年か前に,高校用の参考書買ってきて独習しようと試みましたが,
途中で,挫折しました。
高校において,色々な数学を教養として教え込む中で,
確率・統計が必修ではなく,選択的な状況なのは,残念な気がします。
世の中の状況を把握したり,専門化が云々言ったり,
科学的かどうか考えたり,という場面で統計がどういうものなのか
統計の限界や,うまく機能する前提は何か
ある程度理解できているかどうかは,極めて重要だと思います。
高校で教える他の数学が,不要とは言いませんが,
現代社会では,統計学は諸教養の基礎をなすものとして
最優先に教えるべき学問のような気もします。
とはいえ,途中で挫折した理由のひとつは,
何か,今の仕事の上ではたいしたことが分からなそうな気もしたからです。
二つの数字が関係ありそうだなと直感的に分かる程度のものについて
統計的に有意という結論がでて,そうでもないものは
やはりそうでもないという結論がでるという,
まあ,グラフにすれば分かる程度のこと以上,何か出てきそうもない気がして,
やる気がうせた部分もあります。
さらに,p値?あたりをもとに,数式やプログラムを組むほど
複雑な商売を組み立てる場合は,面白いかも知れませんが,
今のところ,そこまでする意味はなさそうです。
ドラッガーは,経営に対する統計の利用について消極的で
(原典を確認しないので,かなり曖昧な既述ですが)
経営上重要な人間行動は,正規分布しないし,
重要な情報は定量化された時点で過去の情報に過ぎなくなって
重要性を失う。重要な情報は定性的。
というようなことを言ってた気がします。
これも,なるほど,と思いあたることがシバシバあります。
とはいえ,事務所の状況をあらわす諸数値は,自動車や飛行機の計器類
のようなものだと思います。
なくても運転できるし,本当に危機的な状況になったら
全く役に立たないかも知れませんが,
すくなくとも,より高度な運転をしたり,
危機の兆候をつかむ上では,目を配っていた方がよいことは
確かだと思います。
そんなわけで,今日も,諸数値の把握・分析にいそしんでいます。
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4月 22nd, 2013
弁護士の専門化の要請は強いものです。
依頼する側からみれば,専門の弁護士に依頼したいという要望は
もっともなものです。
この場合の専門は,「それしかやっていない」という意味なのか
いくつか専門があってもよいのか?
というあたりのニュアンスは色々かもしれません。
基本的には,その分野の経験豊富で
精通した弁護士に依頼したいということです。
そんなわけで,専門をうたう弁護士HPもおおくあります。
でも,本当に専門かというと,そうでもないことが多いようです。
さらに,日弁連が,専門という表記を控えるよう言っていますので,
(弁護士及び弁護士法人並びに外国特別会員の業務広告に関する指針)
専門を表立って表示している弁護士は
日弁連何するものぞ!としているのか
そういうルールがあることも知らないか(こちらの可能性が高い)
という属性をみてとる必要があります。
いずれにしろ質の高い法的サービスを提供するには
専門化の要請は否定できないのですが,単に専門化すれば
質が高くなるかというと,そう問題は単純ではありません。
仕事の質は,単純化すれば
①その分野についての知識・経験
②弁護士の素質的な能力(頭の良さとか,折衝力とか)
③意欲
で決まります。
そして,単純な専門化を実施すると,②と③が著しく低下して,
結局,仕事の質が低下するというのが,現状と思われます。
まず,現状の法曹界で,例えば離婚だけ,とか,交通事故だけ
という個人法務の一分野だけしか扱っていない法律事務所が
優秀な人材を確保することは,極めて困難です。
報酬で釣れば??と思ったって,こういった分野では
手間に比してそれほど弁護士報酬は高額にはならないので,
報酬で,優秀な弁護士確保というのは非現実的です。
現状,優秀な弁護士が離婚,相続,交通事故といった個人法務分野を
取り扱う状況にするには,多様な事件を扱える優秀な弁護士でありたいし,
精進したいというキャリア欲求に依存するしかありません。
さらに,③の意欲との関係でも,同種の事件ばかり来ることによる
マンネリ化,意欲の低下という問題を考えると,
「それしかやらない」という弁護士の専門化は,
弁護士の質を下げる
つまり,能力の高い弁護士が集まらない,
いても辞めてしまう,
残るのはやる気がないけど,辞められない人ばかり
というリスクがあります。
そういったことを考えて,当事務所では
主任制というものをとっています。
たとえば,離婚主任弁護士は,事務所内でも
相対的に多くの離婚事件を扱い,
その結果,県内でもトップクラスの離婚事件取り扱い実績があるが,
他の事件も,相当数取り扱っている。
他の事件で,例えば交通事故事件で,少しでも気になる点があれば
交通事故主任と協議した上で,最善の方法をとる。
その結果,当事務所で仕事をする限りは,主任分野は当然として
それ以外の分野でも
自らの名で質の高い仕事をすることができる。
現状,個人法務で質の高い仕事をするためには
これが最善と思っています。
将来,どうなるのか。
むしろ,専門化した事務所に優秀な弁護士が集まるようになるのか
等は不透明なところですが,
いずれにしろ,専門化に負けず劣らず
優秀な弁護士が意欲をもって取り組める環境の整備は大事だと思っています。
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