5月 1st, 2013
パソコンの性能もどんどんあがり,
タブレット端末の性能もあがっています。
仕事上も,こういった性能向上の恩恵を
十分に受けています。
でも,反面でローテクに徹したIT機器らしきもの
も,なかなか便利で活躍してます。
キングジムは,そういったセンスがとてもよい
と思います。
まずは,
ポメラ。
ただテキストを打つだけの機械です。
が,画面が小さいので大量の資料を
見ながら手控えを作るのに最適です。
すぐに,起動するし,
ウィンドウズで慣れた,Ctrl+のショートカット類が
だいたい使えるのも気が利いています。
久しぶりに使おうとして,電池が切れているということも
あまりないです。
次に
マメモ
これを手に入れる前は,メモ紙が机周りに散乱していました。
ちょっと電話で聞いた内容だったり,
作業上,軽く書いたり,
と言ったメモは,スグに捨てる訳にもいかないので
そのままにします。
で,後で捨てようと思うと,意外に誰かの名前を書いてしまってないか
とか色々気になって捨てられない・・
そんな状況が,マメモで一変します。
小さなメモ紙は一切不要になります。
この2つがローテクながら仕事で気に言っていましたが
自宅での子供用に
ブギーボード
を買ったところ,今のところ,気づくと
どちらかの子供が絵を描いて遊んでいます。
また,最近シャープの
電子ノート
という白黒で,手書きメモができるだけの
端末を買ってみましたが,意外に便利に使っています。
割り切ったローテクIT機器はなかなか
便利に感じるものも多いので,
こういったものがどんどん出てきてくれると有り難いです。
PDAのpalmも当初は,白黒で乾電池で動くようなものだったので,
スマートフォンも白黒だけど,電池が十分持つようなものがあれば
意外に便利な気がします。
PCも,白黒で,すごく軽くて電池がよくもって,しかもサクサク動く
ノート型があれば,欲しいと思いますが,
なかなかそういう需要はないのでしょうか?
キングジムに期待です。
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4月 23rd, 2013
私の仕事のうち,直接的な弁護士仕事が占める割合は
それほど,多くなく,組織としてのマイタウン法律事務所が
よりよい仕事をできるようにするのがメインの仕事です。
で,具体的に何をしているのか?というと諸々ですが,
データ分析も大きな仕事です。
数字とにらめっこは,きらいではなく,弁護士仕事のうちでも
通帳の履歴とか,証券口座の履歴とかを徹底的に分析して
事実をあぶり出すという作業は,もっとも好きな部類です。
プロ野球が好きなのも,多分に数字に満ちあふれているからだと
思います。
そんな中,高校か大学でしっかり統計学を学んでおけばと思うこともあります。
確率・統計のうち,確率部分は高校で学んでいて,物事を考えるツールとして
十二分に機能しています。
統計も何年か前に,高校用の参考書買ってきて独習しようと試みましたが,
途中で,挫折しました。
高校において,色々な数学を教養として教え込む中で,
確率・統計が必修ではなく,選択的な状況なのは,残念な気がします。
世の中の状況を把握したり,専門化が云々言ったり,
科学的かどうか考えたり,という場面で統計がどういうものなのか
統計の限界や,うまく機能する前提は何か
ある程度理解できているかどうかは,極めて重要だと思います。
高校で教える他の数学が,不要とは言いませんが,
現代社会では,統計学は諸教養の基礎をなすものとして
最優先に教えるべき学問のような気もします。
とはいえ,途中で挫折した理由のひとつは,
何か,今の仕事の上ではたいしたことが分からなそうな気もしたからです。
二つの数字が関係ありそうだなと直感的に分かる程度のものについて
統計的に有意という結論がでて,そうでもないものは
やはりそうでもないという結論がでるという,
まあ,グラフにすれば分かる程度のこと以上,何か出てきそうもない気がして,
やる気がうせた部分もあります。
さらに,p値?あたりをもとに,数式やプログラムを組むほど
複雑な商売を組み立てる場合は,面白いかも知れませんが,
今のところ,そこまでする意味はなさそうです。
ドラッガーは,経営に対する統計の利用について消極的で
(原典を確認しないので,かなり曖昧な既述ですが)
経営上重要な人間行動は,正規分布しないし,
重要な情報は定量化された時点で過去の情報に過ぎなくなって
重要性を失う。重要な情報は定性的。
というようなことを言ってた気がします。
これも,なるほど,と思いあたることがシバシバあります。
とはいえ,事務所の状況をあらわす諸数値は,自動車や飛行機の計器類
のようなものだと思います。
なくても運転できるし,本当に危機的な状況になったら
全く役に立たないかも知れませんが,
すくなくとも,より高度な運転をしたり,
危機の兆候をつかむ上では,目を配っていた方がよいことは
確かだと思います。
そんなわけで,今日も,諸数値の把握・分析にいそしんでいます。
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4月 22nd, 2013
弁護士の専門化の要請は強いものです。
依頼する側からみれば,専門の弁護士に依頼したいという要望は
もっともなものです。
この場合の専門は,「それしかやっていない」という意味なのか
いくつか専門があってもよいのか?
というあたりのニュアンスは色々かもしれません。
基本的には,その分野の経験豊富で
精通した弁護士に依頼したいということです。
そんなわけで,専門をうたう弁護士HPもおおくあります。
でも,本当に専門かというと,そうでもないことが多いようです。
さらに,日弁連が,専門という表記を控えるよう言っていますので,
(弁護士及び弁護士法人並びに外国特別会員の業務広告に関する指針)
専門を表立って表示している弁護士は
日弁連何するものぞ!としているのか
そういうルールがあることも知らないか(こちらの可能性が高い)
という属性をみてとる必要があります。
いずれにしろ質の高い法的サービスを提供するには
専門化の要請は否定できないのですが,単に専門化すれば
質が高くなるかというと,そう問題は単純ではありません。
仕事の質は,単純化すれば
①その分野についての知識・経験
②弁護士の素質的な能力(頭の良さとか,折衝力とか)
③意欲
で決まります。
そして,単純な専門化を実施すると,②と③が著しく低下して,
結局,仕事の質が低下するというのが,現状と思われます。
まず,現状の法曹界で,例えば離婚だけ,とか,交通事故だけ
という個人法務の一分野だけしか扱っていない法律事務所が
優秀な人材を確保することは,極めて困難です。
報酬で釣れば??と思ったって,こういった分野では
手間に比してそれほど弁護士報酬は高額にはならないので,
報酬で,優秀な弁護士確保というのは非現実的です。
現状,優秀な弁護士が離婚,相続,交通事故といった個人法務分野を
取り扱う状況にするには,多様な事件を扱える優秀な弁護士でありたいし,
精進したいというキャリア欲求に依存するしかありません。
さらに,③の意欲との関係でも,同種の事件ばかり来ることによる
マンネリ化,意欲の低下という問題を考えると,
「それしかやらない」という弁護士の専門化は,
弁護士の質を下げる
つまり,能力の高い弁護士が集まらない,
いても辞めてしまう,
残るのはやる気がないけど,辞められない人ばかり
というリスクがあります。
そういったことを考えて,当事務所では
主任制というものをとっています。
たとえば,離婚主任弁護士は,事務所内でも
相対的に多くの離婚事件を扱い,
その結果,県内でもトップクラスの離婚事件取り扱い実績があるが,
他の事件も,相当数取り扱っている。
他の事件で,例えば交通事故事件で,少しでも気になる点があれば
交通事故主任と協議した上で,最善の方法をとる。
その結果,当事務所で仕事をする限りは,主任分野は当然として
それ以外の分野でも
自らの名で質の高い仕事をすることができる。
現状,個人法務で質の高い仕事をするためには
これが最善と思っています。
将来,どうなるのか。
むしろ,専門化した事務所に優秀な弁護士が集まるようになるのか
等は不透明なところですが,
いずれにしろ,専門化に負けず劣らず
優秀な弁護士が意欲をもって取り組める環境の整備は大事だと思っています。
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4月 17th, 2013
という記事です。
http://toyokeizai.net/articles/-/13686
ライバルの低価格路線に自分を見失っていたが
おいしさを追及したら、客単価もあがり、復活したとのこと。
私は、ロイヤルホストの厨房でアルバイトをしながら
司法試験を受験したので、うれしい限りです。
ファミレスの厨房なんて、ほとんどレンジでチンかと
思いきや、レンジでチンはカレーくらいで、
ほとんど中で作っていたのでびっくりしました。
そうなると、ペーペーの新人バイトは
下働きでミスのでにくい仕事がメインです。
私は、ハンバーグをコネコネと
サラダ作り、焼きサンドイッチのようなものを作る
あたりを主に担当していました。
でも、その間でも、徐々に食材の質を下げている
感じがして、そのために味が落ちたように思うことも
あったので、大丈夫かなあ、と思っていましたが、
しばらくは低迷したようです。
まあ、あれだけ人手を使ってわざわざ作っているわけですから
おいしさ追求、高級路線をしないともったいないということでしょう。
ひるがえって、当事務所。
個人の方むけで、しかも宣伝を多くしていて
複数拠点で展開しているいる事務所の中では
圧倒的に高級志向のはずです。
(といっても、一部の格安事務所を除けば、決して高いということはないのですが。)
ロイヤルホストに負けずに、仕事の質の追求、高級路線で頑張って行きたいと思います。
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4月 12th, 2013
弁護士は,司法試験受験後,司法修習を経て
正式に弁護士資格を得ます。
司法試験合格だけではなく,修習を卒業しないと資格になりません。
司法修習は,今までは給料が出たのですが,
最近は無給になり,色々な意見が出ているようです。
ところで,私は以前(20年近く前),不動産鑑定士の2次試験というものに
合格しています。
当時は,2次試験合格後,2年程,実務経験を経て
不動産鑑定士補になり,その後,何かあったか分かりませんが,
最終的に3次試験に合格してから,不動産鑑定士資格ということでした。
実務経験が必須ですから,どなたか不動産鑑定士の下で
修行の機会がないと,試験に合格しても,資格として未完成のままです。
ところが,最近調べてみたら,制度が変わっていて
不動産鑑定士試験に合格後,実務修習を経れば,不動産鑑定士資格になるとのことです。
そして,昔の2次試験合格者は,現行試験での合格者と同じ扱いということなので,
私も実務修習を受ければ,不動産鑑定士資格が手に入りそうです。
いままでは,不動産鑑定士旧2次試験合格者という,意味不明の価値しかない肩書きが
晴れて,不動産鑑定士になれるかもしれません。
ところが,調べてみると,この実務修習を受けるには100万以上の費用がかかりそうです。
考えてみれば,当たり前です。
ヒトサマの指導を仰ぐわけですから。
でも,修習中に給料が出るのでないとと騒いでいる世界からすると
軽い驚きがありました。
本来の形からすれば,司法修習も費用を払って受けるものなのでしょう。
給料をもらっていないから,国に世話になっていると思う必要ない
なんていうのは大間違いで
タダで研修を受けられるだけでも,泣いて感謝しなければなりません。
業界としても,修習の敷居が高ければ高いほど
新規参入は減りますから,別に新規参入のための
実務修習が高額だって,全然,かまわないわけです。
こんなことで,ちょいと,他の業界に触れると
色々と学ぶことも多いので,
実務修習受けてみるか
とも思いますが,これだけ費用がかかるとなると
途中で止めるわけにもいかないので,
なかなか敷居が高いです。
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4月 8th, 2013
プロ野球が開幕しました。
そして、今年もスワローズは
故障、故障です。
開幕早々、中軸の川端とバレンティンが欠けています。
まもなく、由規は今季絶望との報道が入り、
館山も手術で今季絶望。
相川も、怪我だそうです。
巨人でいえば、阿部と坂本と内海と杉内が欠けたという
ような状況で、これだけ欠ければ
弱くなるだろうけど、さすがにそこまで故障はないだろう。
というレベルで、スワローズは故障者続出です。
ただでさえ、すでに他球団が既に巨人を独走させていて
巨人を止められそうなのは、昨年ほぼ互角の戦いをしている
ヤクルトと中日だけだろうけど、
中日は既に弱体化しているようだし
スワローズまで、このザマでは、
巨人が、プロ野球史上、空前の独走をしかねません。
とはいえ、小川スワローズは、主力の怪我を機に
若手が色々活躍するので、それはそれで楽しみです。
去年も、相川・川本の両捕手故障の間隙を縫って
中村が登場して、正捕手の座をつかみつつあります。
今年も、相川が怪我で、川本は既にトレード
(幸い、ロッテでレギュラーになりつつあるようです)。
そうなると、中村以上の素材とも言われる西田捕手にも
チャンスが回ってきます。
まあ、チャンスをつかもうと必死な若手のパワー
+復活に必死の岩村パワー
で、何とか巨人についていって欲しいものです。
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3月 31st, 2013
3月30日の日経新聞土曜版、NIKKEIプラス1の
何でもランキング、「トーストを引き立てるバター」
の1位はエシレバターでした。
このバターは、すごくおいしいです。
以前、みなとみらいの有名らしいレストランで
食事をしていて、出てきたバターがあまりにもおいしかったので、
思わず、このバターは何か?と聞いたところ、
エシレバターであると教えてくれました。
ついでに、どうやればこのバターを手に入れることができるのか?
と聞いたら、成城石井で売っているということも知りました。
私は、あまり社交的でも、オシャベリでもないので、
ワザワザ、レストランの人に何か話しかけることは
普段はしません。
でも、このバターばかりは
二度と食べられなくなるのは、惜しいと思って
あえて聞いてみました。
ところで、記事では「トーストを引き立てる」
となってますが、正直、トーストに塗るのはもったいないです。
本来の香りがよくわからなくなります。
このバターは、生で食べるに限ります。
焼きたてフランスパンを買ってきて、
そのまま、大量にエシレバターをぬったくって
食べるのが一番です。
しかも、開封したその日が抜群にうまいので
小さいパックを買って、その日で食べつくすのが正解です。
このエシレバターを知ってから、発酵バターはうまいのかと
思って、他の発酵バターも試して見ましたが、
全然違います。
とはいえ、記事で2位と3位の
帝国ホテル発酵バターと
グランフェルマージュA.O.C.ドゥミ・セル
というのは食べたことがないので、
折を見て、食べてみようと思います。
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3月 25th, 2013
最近、スポーツ会での体罰がどうの
ということが話題になっています。
なんで体罰は駄目なんでしょうか?
って、体罰に賛成している分けではないんですが、
体罰は、暴力だから駄目
何で暴力は駄目なの?
暴力は犯罪だから
って、思考が停止しているとしか思えない理由です。
この程度のことは訓練すれば
チンパンジーでも、供述することができそうです。
人間は、遺伝子ではなくて、
学習によって行動する動物です。
ということは、いかに合理的に教育し、学習させるか
というのは人類にとって、極めて重大な課題なわけです。
その手段として、ある種の罰はどの程度の有効なのか?
ある種の罰が有効だとして、体罰といわれるようなものは有効なのか?
体罰が無意味だということは既に分かっているとか言う人も言いますが
たいてい、眉唾でしょう。
教育論については、ホメロホメロがトレンドですが、
プロ野球を見ていれば、現状のプロ野球の指導者層を育てた第一は
たぶん、広岡達朗だろうし(今のパリーグの監督の半数は、広岡出身)
第二は、野村克也でしょう。
どうみても、ホメロホメロな人ではないです。
少なくとも一流のプロを育てるというレベルで
ホメロホメロ流が通用しているようにはみえません。
沢山の企業を観察したドラッカーの言う
優れた企業には、たいてい存在するという
人を育てるリーダー像も、どちらかというと広岡のようなイメージに思えます。
体罰が無意味だとかいうのは、この手のホメロホメロと同じで
まあ、それほど、信頼性があるようにもみえません。
だいたい、スポーツなんて、体罰での苦痛をはるかに超える
肉体的苦痛に耐えながらするのが通常です。
だから、殴られたところで、0が100になるのではなく、
90が100になる程度の話だろうと思います。
屈辱感云々なんていうのも、体罰とはあまり関係がない話です。
体罰なんてしなくても、屈辱感を与える手段は色々あります。
まあ、そんなわけで、体罰云々は、本当は人類にとってとっても大事な問題で
チンパンジーが口を出す問題ではないのですが、
思考停止な反応が真摯な議論を妨害しているように思えるのは
とても遺憾なことに思います。
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3月 24th, 2013
との内容で、朝日新聞の社会面で報道です。
消費者金融業者と、法律事務所との間で過払い金の返還を巡り
ヤミ協定をしていて、過払いの依頼者に不当に損害を与えている
という内容です。
当事務所では、このような協定はしていませんが、
業者からは、かなりしつこく要求があり、
またそういう協定をしている事務所が実際にあるという
ことも耳にしていました。
いつかは、公(おおやけ)になって、
問題になるかもなあ、等と思っていましたが
新聞報道という形は、多少、予想外でした。
このあと、弁護士会がどう動くのかは注目されます。
記事だと、現実の悩ましい部分が少し理解にしくいです。
確かに、このような協定を結ぶと、過払いの交渉を事実上しなくなるし
訴訟で徹底的にやる手間を省けるので、過払いの事務処理が
ラクになるという法律事務所のメリットは否定できません。
でも、法律事務所側が、このような協定に魅力を感じるのは
むしろ「いやがらせ」を防ぎたいという点が強いと思います。
しかも、その「いやがらせ」は記事にあるような依頼者への直接電話というより
別の依頼者への影響です。
協定について、業者側の提案としては
協定を結ばないと、残債務が残る依頼者について
徹底的に訴訟をすると言ってきます。
任意整理は一般に
三会基準といわれる基準によって処理され、
ほとんどの業者は、その基準による和解案に応じます。
でも、協定を要求する業者は、協定に応じなければ
三会基準による和解に応じず、訴訟を提起するという対応をし、
現実にかなり強硬な対応をしてきます。
まあ、業者としては、過払いは利息を含めて徹底的に払わされて
残債が残る件については利息カットを要求してくるのは不当
ということです。
つまり、法律事務所側は、協定を結ばないと
残債務が残り、生活再建が必要な任意整理の依頼者に
迷惑がいきかねないという悩みをかかえることになります。
でも、ある依頼者の利益のために他の依頼者を犠牲にするということは
明らかな利益相反行為であって、法律事務所として許される行為ではありません。
と当事務所では考えて、この問題には
たとえ任意整理事案で苦労することがあっても
一切、協定には応じない
という対応をしています。
でも、悩ましさはある問題だけに
協定に応じた事務所が、それなりにあることは予想されます。
いずれにしろ、大きな事務所が公表している
過払い案件や債務整理案件の受任件数と
過払い回収総額からすると
1件あたりの過払い回収額が、当事務所より相当程度低いなあ、
と思っていました。
個別には、過払い額の大きい件、小さい件はありますが、
依頼者層に大きな違いがなければ、
ある程度件数をこなせば、統計的には
1件あたりの過払い回収額は、
同じような回収能力がある事務所であれば、
同じ額になっていくはずです。
それが、相当程度の違いがあるということは
相当程度の過払い回収能力の違いがあるのだろうと
思っていました。
その違いの原因のひとつが
協定の有無なのかも、と思います。
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3月 22nd, 2013
先日、NHKで
東日本大震災での原発事故をきっかけに
人型ロボット開発が加速しているという番組をやっていました。
私も、原発事故があったときは
「アシモはどうした」と思い
その後しばらくして、アシモが被災者を相手に
踊って慰労しているという話を聞いたときに
「踊っている場合か」
と思いました。
結局、デコボコなところでは全く歩けないということで
役に立たなかったということのようです。
随分前に、踊っていましたので、
デコボコくらい、とうに歩けるだろうと思っていましたが、
むしろ、人間とオシャベリするとか、そういうとこが進化していたようです。
でも、アシモの開発者たちは、
原発事故で役立たずだったことは、
かなり悔しい思いをしているようで、
鋭意、開発を進めているようでした。
さて、人型ロボットが
将来、自分で判断して動き回るようになる社会が生まれるのかどうか
それは、分かりませんが、
その場合に、必要になってきそうなことがあります。
それは、道徳を一義的にすることです。
よいこと、悪いことの判断は、
論理が介在しているように見えて、矛盾だらけです。
どのような場合に、何をするのが良いことで
悪いことなのか。
結構、矛盾した判断が生まれますが、
人間の場合は、適当に力関係だったり
「良心」という名の気分にしたがったり
打算に基づいたり、まあ
適当にしてしまっています。
でも、プログラムによって動くロボットに
矛盾は許されません。
ある一定の場合の、行動ルールを
明確に決めておかなければなりません。
救助ロボットは、1人を殺して10人を助けるのか
何もしないのかということを
あらかじめプログラムしておかなければならないのです。
私は、大学時代は
哲学的な研究にいそしんでいたのですが、
道徳的を一義的に(つまり論理的に矛盾なく)
表現できるか、というのは大きな関心でした。
哲学の分野では、こういった分野は
決疑論(けつぎろん)と呼ばれていますが
あまり重要でない問題として扱われています。
でも、ロボットが人間社会で自主的に動くようになるためには
実務的に重要な問題になってくると思われます。
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