Archive for the ‘弁護士勝俣豪の日常’ Category

ベゾス

月曜日, 3月 31st, 2014
アマゾン創業者のジェフベゾスの本を
読みました(アマゾンの電子書籍端末キンドルで)。

色々と印象も強く、考えさせらる本でした。

強烈に頭がよく、勉強意欲も強く
事業意欲も強い人間が、妥協のないリーダーシップを発揮すると
すごいことが行われるという、
分かりやすいが、実際にはあまり聞かない話です。

こういう人は、日本にもいるのでしょうか?
東京大学だったり、昔の司法研修所だったり
過剰な能力と自信を備えた人が、進んできそうなところ
に私もいましたが、ここまですごい人は
身近にもいないし、噂も聞きませんでした。
ベゾスの半分くらいの人でさえ、同様です。

いたとして、こういう人は日本でも芽がでるのでしょうか?
いわゆる大企業に居場所があるとは思えない。
また、才能ある人がぶつかりあって能力や意欲を高めるような
場所がどこかにあるのかもよく分かりません。

生い立ちも、一輪車乗りの父親との間に、母親が16歳のときにできた子で
その後、キューバ難民の養父のもとで育つという、日本的常識からすれば
恵まれているとはいい難いです。
アメリカは貧富の差がどうのというが、これだけのアメリカン・ドリームがあるのであれば
何の問題のもないのではないか、という気もします。
日本でも、親の資力による教育格差云々より、勉強してビジネスで成功することの
魅力を子供伝えるほうが、よっぽど重要なのではないか、と思います。

経営者としては、妥協を許さない厳格さの重要さに感心しました。
アマゾンのサイトと、楽天のサイト、どちらが見やすいかは、使いやすいか
はいうまでもないことです。
キンドルの使いやすさも、ビックリしました。
こういうことは、高い基準を設け
妥協しないことによって、
実現するのだろうと思います。

本人が書くと、まったく別のことが見えてくると思うので、
いずれ、そういう機会がくることを待ちたいと思います。

windows8

土曜日, 2月 22nd, 2014
PCは,毎年,ちょこちょこと買い足しています。
人が増えたり,古いPCが遅くなったりという事情です。

その場合,私が新しいOSの使い方を分っていないと困るので
OSが新しくなった場合は
まずテスト購入することが多いです。

windows7になったときは,随分とよくなったと感じました。

ところが,windows8は,かなり困ったシロモノでした。
正直,一体何を考えて,このようなものを作り上げたのか?
と思うほどでした。

新しいモノ好きであればともかく
仕事の道具として,今まで慣れ親しんだ操作感が利用できないし
当事務所では,共用PCも多いので,たまにしか使わないPCに
あまり独自の動きを要求されても,とても困ります。

なんてあたりは,世間でさんざん言われていることなのですが,
実を言うと,windows8にはとてもよい面があることが分ってきました。

それは,早くて軽快ということです。

PCは使っていると,どんどん遅くなっていくことが多いです。
そんな中で,遅くなりすぎて,使い物にならなくなって隠居していたVistaのPCを
windows8にアップデートすると,びっくりするくらいサクサクと動きます。

使い物にならなくなり廃棄待ちだったPCが1万円程度のコストで再生してくれるというのは
とても有り難いです。

そのようなわけで,windows8再生工場ということで,徐々に事務所内にも
windows8が増えてきています。

 

寓話の愚か者

月曜日, 2月 10th, 2014
弁護士には会務というものがあること
多くの弁護士は会務を本業より大事にしていること
私は会務に否定的であること
は以前に書きました。

とはいえ,私自身は弁護士会の新聞を作る会務をしています。
しかも弁護士会にはメルマガというものがあって
その編集をする会務も,いつの間にか割り振られていました。

このメルマガ,登録している会員が対象で,内容は弁護士全員に送付される
FAXと同内容なので,存在意義は疑わしいものです。
(FAX廃止に向けた動きという位置づけですが,本気でFAXを廃する気はない)
そこで,先日,メルマガ廃止を訴えたのですが,駄目でした。
このメルマガを作る仕事の苦痛は,なんと言っても編集後記というものです。
一体,何を書いたらよいものかわかりません。
私は,雑談がとても苦手です。
何を話して良いのか,というのと同じ,どうにもならなさです。

でも,雑談が苦手なのは克服しなければと思っているので,
その訓練だと思って,数時間ひねりだそうと努力するのですが,
結局,妙案が浮かばないまま,
これ以上,このくだらない作業に時間を費やすこともできないため
あまりに内容がない,挨拶文を書いて,
文句が出ないことをひたすら祈りながら,終わるのを待ちます。

ところが,メルマガ廃止を訴える際に,いかに編集後記に苦労しているか
アピールしたところ,そんなに大変であれば,編集後記は書かなくてよい
ということになりました。

この上ないよろこびです。年間で10時間程の時間がういたかも知れません。

その後,弁護士会新聞本体の役割の小変更があり,今までの原稿集め
や原稿書きをする仕事から,それをとりまとめる役割に変わりました。
まあ,どっちが大変かよくわかりませんが,
メルマガの件もあり,気分よく了解しました。

しかも,この役割変更に伴い,メルマガ作成もお役ご免になりました。

ところが,家に帰ってよくよく考えてみると,
今度の役割は,弁護士会新聞自体の編集後記を書く役割も
あったのです。
弁護士会新聞は,会員全員及び会員以外にも配布されますので,
プレッシャーはメルマガの比ではありません。

完全に油断していました。
やはり会務といえども,ふだんの弁護士仕事をするような油断ならなさで
取り組まないと,大きなものを失うことになります。

 

ライティング

土曜日, 2月 8th, 2014
最近、事務所内で当事務所のHPの写真に納得が行かない。
プロに撮ってもらったほうがよいのではないか
という意見が出てきました。

どうしたものかと考えていましたが、
まずはあらためて、撮影を研究しようということにしました。

どうもライティングという世界があるようです。
カメラの諸々の設定については
5年程前に、それなりの一眼レフカメラを購入し
研究・実験を繰り返して概ね理解したつもりでしたが、
ライティングというのは、そのとき勉強した中から
抜けていました。

カメラにつけるストロボとかフラッシュの類と全く別物で、
カメラとは独立した大型のストロボが多々あることも分かってきました。

そんなわけで、独学魂が刺激されて
ライトボックスだ、モノブロックストロボだ、それにつけるアンブレラだ
と買ってみて、研究・実験をすすめています。

そのうち、事務所のHPの写真にも研究・実験の成果が反映されるはずです。

カマクラ

水曜日, 1月 15th, 2014
例年、山小屋の庭にカマクラを作ります。
毎年、子供の力もつくせいか、徐々に大きな物ができあがります。

もっとも、初めの2年ほどは、私も一緒にやっていたのですが
ここのところは飽きて、出来上がったものの写真をとるのが
おもな役割でした。

でも、今年は気が向いて、多少はカマクラの大型化に手を貸しました。

でかい雪の山を作って、穴を掘ります。
で、穴を掘る過程でできた雪を利用して
さらにでかくする。

ところが、カマクラを作る合理的な方法は
まずなにか芯になるものを置いて
その上に雪をかぶせて、
その上で芯を取り除くという方法だそうです。

でも、そういうやり方は味気ない気がして、
また、雪の穴を掘る作業の楽しい気がして
結局、そのままのやり方をしています。

まあ、カマクラはそれでよいのですが、
仕事でもこういうことはあるのだと思います。

今までのやり方よりも合理的な方法があっても
そのやり方をすると、今までの仕事のやり方の中にみつけていた
ささやかな楽しみが奪われることになり、
合理的なやり方に対して抵抗が生まれる。
何か味気ない気がして、「そういうものではない」
と言いたくなる。

仕事については、そういうものを排して
合理的にやっていくべきなのだろうと思います。

なんて、肉体作業をしていると、頭は色々なことを考えます。

若い頃は

月曜日, 11月 25th, 2013
最近はさっぱり登山はしなくなり
今後もそういう意欲はないのですが,
大学の頃までは結構登山をしていました。

で,どういうところを登ったのかというと
北岳バットレス
剣の八峰
北鎌尾根
なんてあたりに登っていました。

登山をしていない人には,なんだかわかりません。
岩山ですげーんだ,と言っても,
訳わかりません。
子供に,こんなすごいところを登ったんだ
と自慢しようにも,伝えるのが難しい。

ところが,ふと思いついて試してみたら
できました。

ユーチューブで検索すると出てきます。
ようやく,子供に自慢することがかないました。
子供にはこんな所には行ってほしくないですけど

それにしても便利です。

当時,岩山に行くにあたって,
事前に本などを読んだりして,
調査しますが,
文章でどうのこうのと書いてあるくらいしか分かりません。

でも,今であれば,事前にユーチューブで
登るルートの雰囲気を動画でみてから,挑戦することができます。

でも,かえって,つまらないかもしれませんね。

 

ミニマルシューズ

月曜日, 11月 18th, 2013
最近,ミニマルシューズというものがあることを知りました。

ランニングを趣味にする人の中で
裸足でランニングをすることに合理性を見いだした人が現れ,
とはいえ,いつも裸足だと色々と問題もあるので,
できるだけ裸足に近い靴というコンセプトで作られた靴
それがミニマルシューズというもののようです。

今年の夏に,磯を裸足で岩をつかむように
ウロウロすることに楽しみを見いだしていましたので
ピンとくるものがありました。

調べるとエントリー用は高価ではないのでネットで購入してみました。
本来のコンセプトからすれば靴下は邪道なんでしょうが,
寒いので靴下の上から履きます。

私は自宅周辺でランニングの類はしないので
家周辺の軽い用足しで歩くときは,使ってみていますが
なかなか面白いです。

舗装がザラザラかツルツルかという感触が
ダイレクトにわかりますし,
適当に足を動かすと,地面を蹴りつけて痛い目にあいかねないので
丁寧に体を動かすようになります。

そのうち,○○健康法とか言って
テレビで紹介されると,散歩用の靴としてヒットするかもしれません。

水泳その後

火曜日, 10月 29th, 2013
昨年の10月に水泳がいかに体が悪いかを書きました。
その後もちんたら続けて,だいぶ体調不良になる確率も減りました。

だいたいのところ大丈夫ですが,
変に色気がでて頑張ったりすると
頭痛になります。
でも以前のように廃人になることは,少なくなりました。

当初の目的としては,
ジョギング的な泳ぎをできるようにすることでした。
つまり,必死に早く泳ぐのではなく
ちんたら長距離を泳げるようにするということです。
これは,だいぶできるようになりました。

とはいっても,できるようになったことを試そうと思って
1km程(もっとも数えるのも面倒なので適当なところですが)
休まず泳いでみようと思い,やってみましたが,
そのあと,ひどいことになりました。

さて,一応クロールということなのですが,
実際には,ネットで調べて興味をもった
TI法というヘンテコなクロールを追及しています。

水を掻くのではなく,斜め下方に向かって腕を突く
とでもいうことを推奨しています。
訳が分からないのですが,
人と同じ事をやると意欲もわかないので
とりあえずこの泳ぎ方で泳いでいます。

電子書籍

金曜日, 10月 25th, 2013
2年半ほど前にソニーのリーダーという電子書籍を読む端末を買いました。
しばらくは面白がって使っていたのですが,
買える本の少なさと,わざわざパソコン経由で購入する面倒くささ,
特に電子書籍を読みたい気分の時は,パソコンの明るい画面に
疲れているときが多いので,パソコンをさらに見なければならない
つらさで,だんだん読まなくなりました。
また,買った本に図表が多いものがあり,その本を
図表が読みにくいストレスで最後まで読み切れなかったこともあり
そのままになりました。

ところが,やはり移動時間つぶしに買う本が
家にたまっていき,そういう本の置き場を考えると
電子書籍にするべき気もしてきました。

そこで,今度はアマゾンのキンドルというものを買ってみました。
パソコンを経由せずに買えるのが便利ですし,
洋書を買えるのも便利です。
デジタル機器なので,洋書の単語を長く押すと
日本語の意味が出てきます。辞書いらずです。

買える本も以前よりは多くなっている気がします。
多少なりとも,買ってきた本が部屋のスペースを埋める
速度が鈍化しそうです。

ハイレゾ

木曜日, 10月 17th, 2013
ハイレゾ音源というものを聞いてみたくて
少し前にネットワークオーディオなるものを買ってみました。

そして、いくつか聞いてみましたが、
確かに違う気がします。

あまりに違いすぎて、今までのを聞く気が起きないということは全くないのですが、
連続してハイレゾと通常のものを聞かされれば区別できる程度には違う気がします。

つやがあるような感じなります。

また、ドラムについているシンバルのような
今までの感覚だと、単に鳴っていることに意味があるような音の
強弱やニュアンスが分かるような気もします。

まあこういうものは、うまい米と一緒で
はじめは感動するのだけれど、慣れてしまうと、
そういえばうまいなあ、
そういえばつややかな音だなあ、
となるだけの気がしないでもないです。

でも、まだハイレゾで売られているものが少ないので、
わずかに売られている中から、選んで買って
大事に聞くという
最近ではないようなアルバムの聞き方をしていて、
それはそれで楽しめます。