Archive for the ‘弁護士勝俣豪の日常’ Category
金曜日, 5月 8th, 2015
日本人の食卓に醤油は欠かせません。
ところが、見た目は同じで味もほとんど同じ醤油でも原材料は色々で、大豆でなく脱脂加工なんとかが使われていたり、多少値の張る醤油でもアルコールが入っているなんていうのは当たり前です。
それでも、多少はよい醤油のほうがうまいのかな、なんて考えて一点豪華主義的によい醤油を買ってみたりして、うまい気になって満悦してみたり、すっかり忘れて適当に使ったりしていました。
ところが、何年か前から事態が大きく動き出しました。真空パック的な容器の登場です。これは、明らかに違う気がします。目隠しされて試されても分かるのではないかという気もします。もう今までに醤油に戻れないと思っていたところ、思わぬ事態がおこりました。いつも買っていたアルコール等の余計なものが原材料に入っていない真空パックバージョンのキッコーマンの醤油が店頭から消えてしまったのです。アマゾンで探してもありません。アルコールが入っているものはキッコーマンでもそれ以外の会社でもあるのですが、アルコール無添加(つまり大豆を発酵させてアルコール化させている)の真空パック的なものがないのです。正直、アルコール添加とそうでないものを目隠しされて区別できる自信はないのですが、「うまい」という気分に水をさされるようでイマイチです。
しかし、ようやく復活しました。この空白期間が何を意味するのか、品薄なのか、何か問題があって出荷見合わせなのか(実は自宅やアマゾンで見当たらない時期でも、長野県のスーパーでは売っていたこともあった)よく分かりませんが、ようやく気分よく醤油が利用できるようになりました。
ただ、この醤油イノベーションには一つ問題があります。醤油注しです。せっかく空気にふれさせないで鮮度を保っているのに、醤油注しに入れっぱなしにしては意味がありません。とはいえ、常に醤油のパックをドンと食卓に置いてよいかは場合によりけり、気分によりけりです。食事ごとに、使用しそうな分だけ醤油注しにいれるというのも手かもしれませんが、無駄になった分を捨てることになりそうだし(まあ、刺身や寿司では当たり前ですが)、悩ましいところです。
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水曜日, 4月 8th, 2015
久しぶりにデジタルカメラを買いました。
過去の子供の写真を見直していると,デジタルカメラやビデオカメラを新調した直後は密度が高くなっています。
特に,何かの行事等の記録ではなく,何気ない日常の場面のものが多くなります。
やはり,何気ない日常の記録を残すための費用として,カメラ類の新調は必要なようです。
コンパクトで高級気味なデジタルカメラは,いままでもいくつか購入してきましたが,操作性の悪さが気になっていました。
つまるところ,多機能にする→一眼レフカメラのような機能を盛り込む→フィルム時代の操作性を踏襲する。
というパターンが原因のようです。
そのため,絞りとかシャッタースピードのような,どうでもよいものの操作性がよくなっています。
確かに,フィルム時代では,その調整が肝でしょうから,それらの調整が即座にできることに合理性はあります。
でも,センサーがそれほど大きくないデジタルカメラで,背景のボケ具合の調整はあまり意味のある問題ではありません。
高級機は多少センサーが大きくなってきているとはいえ,レンズが広角気味である以上,結局同じです。
ましてや,シャッタースピードが問題となるような写真をとる状況は,さらにまれでしょう。
そんなことよりも,デジタルカメラであれば,まずはホワイトバランスでしょうし,ISO感度やフィルムモードのようなものの選択のほうがはるかに結果を左右します。露出関係では,露出補正だけ簡単にできれば十分です。
これらが,容易に変更できてほしいのですが,一部の操作性がよくなるのがせいぜいです。
もっとも,マーケットの要望を考えれば,高級気味なデジタルカメラの購買層のうち,フィルムカメラにノスタルジーを感じる層が多くを占めるので,フィルム時代の操作性を踏襲することに合理性があります。また撮影後にパソコンで色々いじる人にとっては後から修正できない露出関係を撮影時に操作することは重要ともいえます。ですから,改善の見込みはないだろうと思っていました。
ところが今回購入したものは,多くのボタンやダイヤル類の変更ができるようです。これは,たすかります。
まあ,一番上のよいところに,オートとかPとかAとかSとかいうダイヤルがついていて,これを変更できないのは相変わらずですが(このダイヤルを頻繁に変更する人はどれほどいるのでしょうか。2人兼用の場合は多少便利かもということ?)
ただ,気にすべき設定項目が4つも5つもあると,たいていどこか忘れてしまいますので,便利さというのも難しいものです。
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火曜日, 3月 17th, 2015
定期的に,東大がどうの等と枕詞をつけて,ノートの書き方についての本がでます。
世の中には,ノートの書き方に悩んでいる人が多いと言うことなのでしょう。
私は,ノートを書けと言われて悩まされたことは多々ありますが,ノートの書き方に悩んだことはないので,この手の本に人が何を求めているのかはよく分かりません。
お利口さんは素晴らしきノートを作るのか,ノートはバカがとるものなのか,永遠の課題といえましょう。
それはともあれ,白黒電子機器好きの私は,ソニーのデジタルペーパーDPT-S1なるものを購入してみました。
なんと言っても素晴らしいのは,画面が大きいこと,そしてすごく軽いこと。
特に軽さについては,図体を考えると,びっくりします。
反面で,手書き機能については,もう一歩というところです。
シャープの電子ノートののほうがはるかに書きやすいです。
またPDF閲覧もページ数あるものをパラパラということは,遅すぎできないです。
これは,IPAD+GoodReaderの組み合わせには遠く及びません。
さらに,全体に作り込みが甘いのか,ふと持ち上げようとつかむと,そこがボタンになっていて画面が変ってしまう。その上,元に戻すのも動作が遅いのでイライラさせられる。
という具合で,それなりにストレスがあります。
と文句も色々ありますが,実はそれなりに役に立っています。
まず,電話相談。
今までは,相談が入ると,相談表の紙を手に入れて,相談時に書き込んで,終わったら事務スタッフに渡してPDF化して,としていました。
これが,手元のデジタルペーパーを相談表にして,終わったらUSBつないで,PDFで作成されている相談票を所定の場所に保存
とペーパーレス化実現。
また,起案や契約書のチェックも今まで紙で印刷して見ていたのを,デジタルペーパー上でチェック。
これは,IPADでは画面が小さいし手書きで書込みがいまいちなので,あきらめていたことです。
そんな具合で,大分,紙の使用量が減った気がします。
さらに洗練していって欲しいところですが,値段設定からして,やる気がなさそうなので,期待せずに待つということでしょう。
弁護士登録当初から紙の手帳ではなく電子手帳を利用し,今も紙での手書きをできる限りなくしたいと悪戦苦闘しています。
これも,ノートを書くのがイヤだったことの反動なのかも知れません。
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木曜日, 3月 12th, 2015
8年程前に,青森県を旅行した際,土産店かどこかで,ほやをパッケージに入れて,スナックのように食べられるものを買いました。
それが,随分とおいしくて,東北物産展のようなものがあるとのぞいていましたが,売っていませんでした。
何年か前に,ネットで買えないかと思いついて,調べてみましたが,それも駄目でした。
そのためだけに旅行に行ったり,人に購入を頼む程のものでもないのですが,何となく気になっていました。
つい先日,ダメ元で再度ネット検索しみると,売っていました。パッケージの色や,「海のパイナップル」というキャッチフレーズに記憶があるので,以前買ったものと同じものがまだあるようです。
これです。
早速購入し,久しぶりに味わいました。
世の中便利になったものです。
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木曜日, 10月 30th, 2014
暮れではありませんが、ときが経つのが早いので、今年を振り返りはじめます。
新聞の書評で興味をもち昨年暮れから読み始めた
『マッキンゼー―――世界の経済・政治・軍事を動かす巨大コンサルティング・ファームの秘密』
この本で、マッキンゼーをつくりあげたマービン・バウワーに興味を持ち、その伝記と著書を読んだのが次の2冊
『マッキンゼーをつくった男 マービン・バウワー』
『マッキンゼー 経営の本質 意思と仕組み』
この3冊から、優秀な人間を集めた組織の発展のさせ方、トップのスタンスについて、大きな示唆が得られました。
ついで
『ジェフ・ベゾス 果てなき野望-アマゾンを創った無敵の奇才経営者』
とても刺激が強い本でした。ムチを入れられた気分です。
刺激を受けて、この本に記載のベゾス愛読本だか推奨本だかから、読んでなかった何冊か読みました。まず
『日の名残り 』
最近は、ほとんど小説はよまないので、久しぶりの小説でした。つぎに
『ザ・ゴール ― 企業の究極の目的とは何か』
経営本ですが、物語形式です。私は、論述形式のほうが読みやすいです。
『私のウォルマート商法 すべて小さく考えよ 』
エネルギーに満ちている経営者の話です。
『イノベーションのジレンマ―技術革新が巨大企業を滅ぼすとき 』
気になっていた本でしたが、ベゾスの本に出ていたので、今年の夏休みの課題図書としました。このあと読んだジョブズの伝記中で東芝から小型HDDを見せられIPODにつながったエピソードが、この本をふまえるととても面白く思いました
課題図書のもう1冊は(ここ以降は、ベゾスの本の推奨から離れます)
『エクセレント・カンパニー』
有名な本なので読んでおこうと思ったのですがマッキンゼーの営業用の本?
分厚いけど読みやすく、それなりに面白かったです。
あとは、
『スティーブ・ジョブズ I』
『スティーブ・ジョブズ II 』
デタラメぶりがとても面白かったです。
成功者が人格者であることを願う方々には
「お気持ちは分かりますが」と言うしかないですね。
ベゾスにしろジョブズにしろ、さらにマービン・バウワーにしろ
成し遂げることに対する信念・こだわり
が強いから、人の機嫌を損ねることを気にせず怒りまくり
最終的に大きなことを成し遂げるのだと思います。
自分の甘さを痛感します。
ビジネス書が続きましたが、それ以外も少しは読んでいます。
『
遠野物語』
いつかは読もうと思ってました。言葉遣いが古いですが、意外に読みやすい。
現代社会の病理とでも言いたくなることの多くは、昔から田舎の人間社会で起きていたようです。
様々な種類の人さらい、がいたようです。
『
ファウスト』
これも、いつか読まなきゃと思っていました。
でも詩も戯曲も苦手なので、なんだかよく分かりませんでした。
『
逆説の日本史〈12〉近世暁光編』
10年以上前に、PDAのクリエを使っていた頃
電子書籍のはしりで、クリエで読んでいたシリーズです。
キンドルで久しぶりに買ってみました。
エネルギーが少なくても読めるので、気楽です。
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月曜日, 10月 27th, 2014
事務所のもろもろのデータを分析するのが私の大きな仕事のひとつです。
データをみて直感的に何か判断するだけでは心許ないので、
何とか統計学を理解しようと、何度となく挑戦し、いやになってやめて
をかなり繰り返してきましたが、わずかではありますが、分かってきたこともあります。
それにしても、統計の本を書く人は不親切で、
いくつかの平均データ、たとえば去年と今年の各月の相談数のデータがあって
その差に統計的に意味があるのか?とか
離婚の法律相談と、交通事故の相談について
実際に依頼になった件数の割合(業界用語で受任率と言われる)
の差に統計的に意味があるのか?とかいった
まっさきに知りたくなるような基本的な処理について、
エクセルでどのような式を書けばよいのか、簡単に書いている本はなかなかありません。
はじめはネットで調べてピンと来なくて、
大きな本やで何冊かみて、一番わかりやすそうなのを買っても結局駄目で
もう1冊買って、なんとか分かりました。
でも、結局、ドラッカーのいうとおり、統計的に意味がある差が把握できた
時点では、すでに出来事は過去のものになっていて、あまり役に立たないということも実感できます。
法律事務所とは関係ないですが、プロ野球の打率でみると、
1シーズン500打数程度のデータでは、3割3分も、2割8分も統計的に意味がある差はないようです。
でも、シーズン途中でどちらの打者を使うかといえば、
統計的には差がないからクジで決めようとはならずに、やはり3割3分の打者を使うのだろうと思います。
実際業務上のデータをみていても、こういう事態に直面するのですが、
いろいろ分析をしていると、思わぬことに気づくこともあるので、
参考にしたり、決断のあとおし程度にはなります。
何より、統計が分かっている人には、もっと何かわかるのではないか?
という疑念にさいなまれずにすむというのが一番のメリットかもしれません。
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日曜日, 8月 24th, 2014
最近は、ほとんどクールビズが定着しました。
これだけ暑ければ、当然といえます。
あのかっこ悪さには、どうにも気乗りしないのですが、
我が家の熱だまりゾーンである玄関で、ネクタイが吐き気を誘発した日から
9月いっぱいくらいまで、クールビズですごします。
数年前、無様さを緩和するアイディアとして
パナマハットを併用することにしました。
とはいえ、帽子をとった室内では元の木阿弥ですし、
帽子をかぶっていても、抜本的な問題解決にはなりません。
そのような中、さらに別に考えが浮かんでおりました。
ただ、この考えを実現するためには、ワイシャツを特注する必要があります。
そこまでするか、というという悩みがありました。
今年は思い切って、いつもスーツやワイシャツの作成を依頼している服屋に
その考えを伝えました。
その後、色々と試行錯誤をしてくれたようで、私の考えが実現したワイシャツが完成しました。
うまくいくとは限らなかったので、今年は1着です。
その日以外は相変わらずの旧態型クールビスですが、新型の日は気分よくすごせます。
来年は、何着も作ってみようともくろんでいます。
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月曜日, 6月 16th, 2014
私は,基本的に新しい物好きです。
ただ,だんだん月日の流れが加速していきますので,
つい最近聞いて,いつか試そうかと思っているうちに
何年もたっているということも出てきています。
これこそが,新しい物についていけなくなる,一歩手前なのでしょう。
そんな中,ようやく最近,音楽のストリーミング再生というものを利用しました。
山小屋との往復の際に車で聞く音楽を色々と探すのが面倒になっている中で,
適当に流行り歌を流してくれるストリーミング再生はなかなか便利です。
子供は,曲を気に入ると何度も同じ曲をリクエストしますが,
「これはそういうことはできない」と断ることができるのも便利です。
そしてiphoneで受信したストリーミング再生の音楽を
自宅のネットワークオーディオにケーブルでつないでみれば,
当然再生できます。
何度か再生しているうちに,
ネットワークオーディオの付属品で,特に使う予定がなかった部品を
放置していることを思い出しました。
あれが何だったか定かでないが,あらためて見てみると
ブルートゥース接続用の付属品です。
試しに接続してみます。
適当にiphoneも設定をあわせます。
「素晴らしい!」
無線でつながりました。
これは便利そうです。
便利さに感激している中,車に乗って
オーディオ関係をいじくっていると,
車もブルートゥース接続ができそうです。
これも無事つながりました。
今までのケーブル接続では,一曲受信する度に,1回音がしばらく切れる減少がありましたが
ブルートゥース接続ではそれもありません。
音質は多少落ちる気がしますが,流行り歌をBGMで聴く分には気になりません。
ブルートゥースなんて,はじめて名前を聞いてから10年以上たっているのだと思いますが
初めて便利さを実感しました
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金曜日, 5月 2nd, 2014
少し前に,和食が無形文化遺産になったことが話題になりました。
外人からみたときの和食というと,コース料理系は別にすると
すし,そば,ウナギ,天ぷら
と言ったあたりのようです。
すしやそばについては,相当程度うまいと評されているものを
食べてみて,最大限うまくなると,こんな感じというのが
なんとなくわかったような気がしています。
そこそこうまいレベルとは,段違いの食べ物にはなります。
ウナギも,なんとなくこんなもんかなあ,というイメージがありましたが,
天ぷらについては,強い興味はありましたが,食べていませんでした。
百貨店のレストラン街に入っている高級そうなチェーン店とは
格が違うのか,ちょっと違うくらいなのか,気にはなりつつも
なかなか敷居も高くて,食べていませんでした。
先日,ついに,天ぷら屋に行きました。
やはり格が違いました。
今まで食べていたものとは,まるで違う食べ物でした。
たっぷりの衣に汁をたっぷりつけて,ご飯にのせて食べる。
というような食べ物では,ありませんでした。
衣だ油だというものに存在感はほとんどなくて
食い物の本来の甘み等を引き出して
「それ,甘いでしょ」とか言って食べさせる。
そいう料理でした。
久々にほどよい緊張感の中で,おいしいものを食べることができました。
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木曜日, 4月 3rd, 2014
アマゾン創業者のジェフベゾスのことを書いた本について
前回,書きましたが,よくよく考えてみると,
本の内容を素直に受け止めすぎていたようです。
ジェフベゾスが,私が出会った人達とは
全く次元が違うくらい優れた人である
という結論はおそらく間違いです。
そうであるかのように,著者が書いている
というのが正解と思います。
少し前に,マッキンゼーの歴史を書いた本を読みました。
マッキンゼーのコンサルタントがいかに優秀で意欲的か
がこれでもかと書かれた中で
その長い歴史の中でも尋常でなく優秀だったというのが
大前研一さんです。
そんなニュアンスの中で,アメリカ人著者が描く優秀な人々というのは
理解するのが相当なのだろうと思います。
おそらくはベゾス自身は本の中のベゾスのように
尋常なく頭がよく,知識も豊富で,
周囲がバカにみえて仕方がない中で
その能力を遺憾なく発揮し,迷いなく常識外れな行動を断行する
なんて意識はなく
周りのバカだけども自分のバカさ加減にも苛立ちながら
生き残るためにはそれなりにに過酷と思える決断をせざるをえず
(周りも幸福にするだけの妙案までは見つけられない自分に苛立ちながら)
その結果なんとか切り抜けてきたと思っている
のではないか
だから,それをよく知る妻の著書に対するコメントが辛口だったのではないか
という気がしてきています。
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