当事務所では、相当数の過払い金返還請求事件を受任しています。
そこで、各業者ごとの当事務所での過払い金回収の現状について
ご報告していきたいと思います。
今回は、
丸和商事株式会社(通称”ニコニコ(クレジット)”)です。
全体の印象 >>
とことん争えば過払い金は戻ってきますが、裁判まで覚悟する必要があります。
また、支払も先の期日を指定することが多いです。
また、取引履歴の送付を依頼しても、
平成5年以降のものしか出してきません。
取引開示までの期間 >>
約1か月強です。
訴訟になる前の交渉 >>
訴訟前は、過払い金のほんの一部しか返還するといってきませんので
大半は訴訟を起こして、返還を請求します。
訴訟になった以後 >>
裁判になった後は、期日を重ねるうちに
それなりの金額を提示してくるため、和解になることが多いです。
注意事項 >>
過払い金の請求は、ご自身ですることも可能です。
ただ、
丸和商事側は
平成5年以降の取引しか開示してきませんので
これより前より取引がある場合は
ご自身で行った推定計算や
当時既に借金はなかったものと考えて算出した方法の法的根拠について
法廷に立って、相手側弁護士や裁判官とやりとりする必要があります。
場合によっては文書提出命令等も必要となります。
また弁護士ではなく司法書士に回収を依頼することもできますが
過払い金の金額の大きい訴訟の場合
司法書士は扱える金額に制限がありますので
結局はご自身で法廷に立たなければならなくなります。
自分で法廷に立つのは不安だという場合は
弁護士への依頼をお勧めします。
また、費用についても注意が必要です。
過払い金回収を受任する法律事務所や司法書士事務所では
訴訟になった場合、報酬金の割合が多くなることが多いようです。
最近は、弁護士と相手との直接交渉では金額の折り合いがつかず
訴訟を起こさなければならないことも多いので
訴訟になった場合の料金も確認しておくことをおすすめします。
なお、当事務所では
同じ会社に過払い金を請求する依頼者が複数名いて
他の方と一緒に過払い金請求の訴訟を起こしてもよい、
という場合には
原則、追加料金は発生しません。
報酬金の割合も変わりません。
当事務所では、
過払い金に関する無料電話相談を実施しております。
「過払い金を回収したい」
「ずっと以前に返済が終わった会社から過払い金を回収できる?」
「まだ返済中だけど、もしかしたら過払い金が発生しているかも?」
などのご質問に、弁護士がお答えします。
お気軽にお問い合せ下さい。
(参考)過払金の基準となる額3種類
過払いの利息をつけずに計算した額
過払いの利息5%をつけた上で計算した元金額
過払いの利息5%をつけた上で計算した元金と、その後の5%の利息