ワラビとアミガサタケ
月曜日, 6月 7th, 2010実は、前回のタラの芽採りのときに
ワラビらしきものを見つけていました。
ただ数本しかはえていなかったので、
あく抜きの手間を考えたり、来年の大繁殖を期待したりして
採らずにそのままにしておいたのです。
ところが昨日、同じ場所を見てみると
ワラビらしきものが、たくさんはえていました。
”ワラビのようなシダの類で毒性のものはない”
(アクや繊維質が強すぎて食べられないだけ?)
との話を信じて、さっそく採って食べてみることにしました。
私がワラビ採りにいそしんでいる横で子どもが
「変なきのこがある!」
と騒いでいます。
早速きのこ図鑑で調べると
「アミガサタケ」というキノコのようです。
とても変わった形をしていますが、
フランスでは一流の食材として知られているようです。
口に入れるか否かは度胸次第といったところです。
こちらもワラビと一緒に採ってきて調理してみることにしました。
その日の夕食に、アミガサタケをバターで焼いて食べました。
キノコを見つけた当の本人である子どもは
薄気味悪がって食べませんでしたので、妻と2人で食べました。
このキノコは干すと強い香りがでるらしいですが
食べてみるとほとんど香りや味は感じませんでした。
クセがなく、バターとよく合い、おいしかったです。
非加熱で食べると中毒症状を起こすとこがあるとありましたが
1日経過した現時点で中毒症状はないので、どうやらセーフだったようです。
翌日はワラビを食べました。
ワラビはアク抜きが必要なので、すぐに食べることはできないのです。
こちらはおひたしにして食べました。
何もつけずに食べると
ヌルヌルしていて、ほんのりした甘み。
もずくと似た風味でした。
ワラビといえば、山菜そばの具として出てくる程度の印象で
ろくに味も考えずに食べた記憶しかありません。
自分で収穫して新鮮なものを食べると
なかなかおいしいものです。
旬の味覚として毎年楽しめそうです。