Archive for the ‘弁護士勝俣豪の日常’ Category

東日本大震災

火曜日, 3月 15th, 2011
3月11日、東日本大震災が起こりました。


テレビで見る津波の映像は、

自分の中に漠然とあった津波のイメージをはるかに上回るものでした。

何か逆らいようのない巨大なエネルギーの存在を見せられた気がして

いまだに混乱しています。

あれが津波だと理屈では分かっていても

「一体あれは何なんだ」

という気持ちに整理がつきません。


この大地震も海面全体としてみれば、

わずかの揺れなのでしょうが、人間にとってはどうにもなりません。

”自然の猛威”という言葉がチャチに思えるほどの映像を

何度もみてしまいます。


津波という原始的な恐怖とともに、

いかにもハイテクな恐怖も未だに進行中です。


また、この震災で被災した原子力発電所のニュースを見るにつけ

原発の潜在的な脅威が明らかになるとともに、

通常の生活が原発に支えられていることも、

計画停電騒ぎで明らかになりました。

しばらく、頭の中の混乱は続きそうです。


最後になりましたが

このたびの大地震で被害に遭われた方々には

心よりお見舞い申し上げますとともに

1人でも多くの方のご無事を祈念します。

東京ヤクルトスワローズ年間シートのご案内

火曜日, 3月 1st, 2011
昨日、事務所宛郵便物の中に

㈱ヤクルト球団から「年間シートのご案内」というDMが届きました。

こちらから頼んだ覚えはありません。

このブログを読んで、代表の私がヤクルトファンだと知って送ってきてくれたのでしょうか?

びっくりです。


しかし残念ながら

私は、プロ野球についてはもっぱらテレビ観戦派で、

球場に見に行くのは年に1回程度なので

年間シートを購入することはありません。


さて、プロ野球の楽しみは、徹底的に数値化されるところです。

年間試合数が多いので

それぞれの確率的な数値に、いわゆる大数の法則が働き、意味が出てきます。


たとえば打率2割5分のバッターと3割のバッターというと

レベルがかなり違うように感じます。


しかしこれに実際の数字をあてはめてみると・・・

1日4打数とすると、5試合で20打数になります。

この間に6安打打てば3割で、5安打なら2割5分です。

つまり、5試合でヒット1本の差です。


しっかり記録をとっていないと分からない程度の僅かな差です。


同様に3割と3割5分も5試合で1本のヒットの差ですから、

打率3割の通常の好打者と、打率3割5分のイチローの差も

記録を取らずに漠然とみていたら

分からない程度の違ということになります。


逆に、だからこそ数字に騙されやすくもなります。

打率での5分の差は、

打者の実力として大変大きいものとして評価されますが

実は5試合に1本の差でしかありません。

そうすると、どの選手を起用するかについても、

打率よりも守備や走塁等の他の要素の方が大事かもしれません。


このように徹底的に数値化されることと、

逆に数値に騙されやすくなることの微妙な関係が

采配や勝敗に影響してくるところが何とも言えません。


さて、今年のスワローズは、

昨年中盤以降の快進撃と、投手陣の充実もあって、例年になく前評判がよく楽しみです。

先発の柱の館山昌平 投手と、

抑えの林昌勇(イムチャンヨン) 投手の両サイドスローが

今年から使用される統一球のせいで

フォークボールが落ちないと言っていることが気がかりですが、

何とか開幕に間に合わせ欲しいものです。

テレマークスキー

月曜日, 2月 14th, 2011
3連休で、子供たちとスキーをしてきました。

スキーはスキーでも、5年ほど前から、テレマークスキーをしています。

テレマークスキーというのは、かかとの上がるスキーのことです。

オリンピックのジャンプやクロスカントリーのスキーと同じで、かかとがあがります。

ちなみに、かかとが固定された普通のスキーを

テレマークスキー
と区別するときは、アルペンスキーと呼びます。

テレマークスキーは、かかとがあがるため

前につんのめると、そのまま転んでしまいます。

そこで山側の膝を曲げたテレマークターンという独特の姿勢で滑ります。

ですから、滑る姿をみれば、テレマーカー(テレマークスキーヤーの別称)はすぐにわかります。


昔は、普通のスキーも難しくて、足をそろえてショートターンをすれば、注目を浴びていました。

しかし、現在主流のカービングスキーでは、

だれでも容易にすべれるので、うまくてもあまり目立ちません。

また、スノーボードやショートスキーの利用者も既に沢山いるので

目立つことはありません。


その点、テレマークスキーは、未だに少数派です。

そもそも道具が登山用品店等にしか売っていないですし、

滑るのも、アルペンスキーよりは大変です。


というわけで、今一番目立つのは、テレマークスキーだろうと勝手に思いながら、

ボーゲンでハイペースで滑る子供を必死に追いかけています。

4色ボールペン

水曜日, 2月 2nd, 2011
仕事用の筆記具は、いわゆる4色ボールペンの類をつかっています。

もっとも、1本はシャープペンのほうが使いやすいし

赤と黒の2色あれば十分なので

2色+シャープペン、又は3色+シャープペン

を使うことが多いです。

ところが、この種のボールペンは、機構が複雑なせいか、耐久性に問題があります。

今までに何種類となく買ってきましたが、

たいていインクが切れる前に本体が壊れてしまいます。

(今まで、一番長持ちしたものでも、インク交換は2回程度でした。)

壊れてもなんとなく捨てるに忍びなく、

机の中の引出には、故障した4色ボールペンがたくさん入っています。

そして、最近また壊れたので

今度はドイツのLAMYというブランドの4色ボールペンを買ってみました。
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初の舶来品です。今度は、頑丈に長持ちしてもらいたいものです。

椅子の修理・自転車の塗り替え

土曜日, 1月 22nd, 2011
今日は、自宅のリビングの椅子の張替え修理をしました。

椅子の表面の合皮が破れて、スポンジが出てしまっていたのです。


裏を見てみたところ

木ねじを取り外し、

あとは、木にホッチキスを打ち込む道具(後に、タッカーという名前が判明)があれば

何とか修理できそうでした。


そこで、ホームセンターに行った際にタッカーを買い

先週、張り替え用の合皮をユザワヤで入手しました。

そして、本日、いよいよ張替えを決行しましたが、

思いの他、きれいに張り替えられました。


実は、昨秋には、自転車の塗り替えもしました。

上の子(男)用に買った幼児用の自転車があったのですが、

上の子(男)が成長し、自転車が小さくなってしまったので

新しく子供用の自転車を買いました。


幼児用の自転車は下の子(女)へいくことになりました。

しかし、上の子は新しい自転車なのに、

男の子用自転車のお古では少しかわいそうです。

そこで、ペンキを買ってきて、

銀と赤と黒の自転車を、白とピンクに塗り替えました。

そして、子供の好きなキャラクター物のシールを貼って、完成です。

これも、細かいことをいわなければ、なかなかうまくいきました。

下の子も気に入ってくれているようです。


昔から手先が不器用で、以前はこの手の作業を試みても

たいていどこかでどうにもならなくなって断念することが多かったのですが、

年の功なのか、続けてうまくいったので、気分がいいです。

仕事で使う電子器具(スマートフォン・PDA など)

金曜日, 1月 7th, 2011
今年は、新年早々、NTTドコモのギャラクシータブを購入しました。
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実は、昨年も新年早々に、iphoneを購入しました。

これは、現在使っているPDA(携帯情報端末)に変わって

利用できるかを試すためです。

しかし、電池のもちが悪かったり、文字入力の機能が不十分で

現在使用のPDAに及ばないため、

結局、iphoneの使用は断念しました。


現在利用しているのは、大分前に生産停止になった、ソニーのクリエTH55というものです。
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仕事の道具として、この手の道具を使う場合

①安定していること(ふいに固まったりしないこと)

②軽快に動くこと(一つ一つの動作に、タイムラグがないこと)

③電池が十二分に持つこと(特に意識せずに使っても電池切れということが起こらないこと)

④文字入力やスケジュールの入力方法が合理的であること

が必須だと考えています。

クリエが使っていたPalmのOSはこの要素を十分に満たしており、

未だにこの4要件からみると、手持ちのクリエを上回る道具が出てきません。


弁護士の仕事の場合、法廷で、次回の法廷の期日を決めますが

「○月○日はどうですか?」

「差し支えです」

「では、○日は?」

「大丈夫です」

「では、○月○日13時10分から次回弁論期日にします」

「はい」

といった具合に期日が決まります。

5秒程度で「○月○日13時10分○○弁論」

ということをスケジュールに書き込むことができることが必要です。

そのためには、スケジュールソフトと文字入力システムが合理的でなければなりませんが

palm以外では、短時間でこの作業ができません。
ただ、このクリエTH55は、既に生産停止され、大分年月がたちます。

予備機を中古で購入し、たまに破損した場合は、

修理に出して、まだ当分修理は受け付けてくれることは分かっています。


ただ、対応する機器やソフトが古いものになってしまう面もあり、

全体の合理性を考えると、新しい機器に変える合理性が年々高まっています。


今年買ったギャラクシータブは、OSは”アンドロイド”というもので、

いくつものスケジュールソフトもあるようです。


クリエの後継という点で色々試していこうと思っています。

スーパーにホンシメジ

日曜日, 12月 26th, 2010
今日,近所のスーパーでホンシメジを発見しました。

「匂い松茸,味シメジ」と言われるホンシメジです。

普通にスーパーで売っているブナシメジとは別物です。

栽培に成功したとは聞いていましたが,近所のスーパーにあるとはびっくりです。

思えば,少し前に,そのスーパーにはハタケシメジが出ていて,思わず買ってしまいました。

ハタケシメジは,ホンシメジに近い品種で,長野県のJAのスーパーでは売っていましたが,横浜のスーパーでは見かけませんでした。

ハタケシメジは,ホンシメジに近いだけあって,とてもおいしいキノコなのですが,あまり横浜では売っておらず,残念に思っていたところ,

先日発見して買いました。

そして,ついにホンシメジです。1パック498円もしましたが,思わず買いました。

吸い物とホイル焼きにして食べました。味が上品(=うすい)ので,ホイル焼きを食べても感動はないかもしれません。

吸い物は,ダシをいれずに,キノコをゆでて醤油を入れただけでしたが,とてもおいしかったです。

お吸い物がおすすめです。

『博士漂流時代 「余った博士」はどうなるか?』『病院の世紀の理論』

金曜日, 12月 3rd, 2010
年末が近づいてきて

大学時代のサークルの忘新年会の日程調整のメールが来ました。


メンバー中で、友人2名がそれぞれ本を出したとの紹介が出ていました。

博士漂流時代 「余った博士」はどうなるか? (DISCOVERサイエンス)
博士漂流時代  「余った博士」はどうなるか? (DISCOVERサイエンス)榎木 英介

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榎木氏の本は、いわゆる”ポストドクター(ポスドク)問題”について書かれた本です。

榎木氏は現在医者ですが

ライフワークのように、ポスドク問題に取り組んでいる人物です。

”ポストドクター(ポスドク)問題”とは

国が政策などで

「科学立国だ!」「大学院を充実させて博士を増やせ!」

などと主張し、

それに乗って多くの人が大学院で教育を受け研究をし博士になってはみたものの

社会には博士の需要はなく、大量の博士が余っているという問題です。

まさに「弁護士を増やせ!」の司法改革と同じ構図ですね。

内容はまだ読んでいませんが

表紙には「社会全体で博士を活用しよう」と書いてあります。

10年後には、大量の弁護士有資格者が余っていそうですから

「社会全体で余った弁護士資格者を活用しよう!」

という本が出るのでしょう。


猪飼氏の本は、一般向けではなく

学者の研究書です(だと思います)。

アマゾンで、はじめの部分だけ読めたので

その部分だけ読んでみましたが

内容は20世紀の医療界の研究についてのようです。


弁護士から見ると

医療業界は、業界をあげて仕事の誇りを守っている気がしますが

実情は、色々な問題もあるのでしょう。


学生時代は、私も学者を目指していて

猪飼氏とは色々議論を楽しんでいたので

猪飼理論が世に出てきてうれしい限りです。


私は、本を書く予定はありませんが

ブログ等で、世の中に役に立つ情報を提供していければと思っています。

ビジネス書の古典と日本の歴史

水曜日, 10月 13th, 2010
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starやはりこの本は名著と思う
starエピソードがいい

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今年は、ビジネス書の中の古典的なもの

ドラッカーの『マネジメント』
C.コリンズの『ビジョナリーカンパニー』

カーネギーの『人を動かす』

あたりを読みました。


不思議な感じがしたのは、ドラッカーが

『マネジメント』内で語る理想のリーダー像、

”冷たく、人好きなタイプではなく、他人に対する要求水準が厳しいが、
多くの人材を育てあげて尊敬を集め、誰が正しいかではなく

何が正しいかを問題にする。”

というものは、日本の歴史上の人物でいうところの

織田信長に重なります。


また、『ビジョナリーカンパニー』

長期間にわたって永続して偉大な業績を残している企業を分析したものですが

”その理念が明確であり、
その理念を熱狂的に信奉する文化を持ち、
優れたリーダを内部で育て上げていく”
という仕組みを作り上げるという会社像は

世界に例をみないと言われるほど、

平和で治安のよい安定的な社会を築いた

徳川政権と重なります。


さらに『人を動かす』に書かれた、

”他人に真摯な関心を持ち、
相手に重要感を持たせる。
相手をほめ、自分の非を認める”
等の数々の方法論は

豊臣秀吉の出世物語を読んでいるようです。


現代の人がドラッカー等から学んでいることの多くは

少し前の人は歴史から学んでいたんだろうという気がします。


私自身は、ビジネス書も歴史小説・評論も好きですので

色々学んでいければと思います。

キノコのガイド

火曜日, 10月 12th, 2010
趣味であるキノコ狩り、基本は独学ですが

それだけでは限界があるので

今回はガイドをお願いしてキノコ狩りをしました。


さすがに、色々なキノコがとれます。



とれた食べられるキノコは、

アイシメジ、ハナイグチ、ヌメリイグチ
シロナメツムタケ、キヌメリガサ、キナメツムタケ
アマタケ、エセオリミキ、サクラシメジ
ホテイシメジ、オオツガタケ
です(概ね、写真左上から横方向に順番)。


とりあえず、キノコ鍋、天ぷら、ホイル焼きにして食べました。

まずはキノコ鍋。



天ぷら。



そしてホイル焼きです。



この中で、オオツガタケはとてもおいしいということですが

確かにエリンギのようにシャキシャキしているけれども

騒ぐほどのおいしさを感じません。

最近、味覚の衰えを感じているだけに

ジタバタしてみたくなりました。

ほかの調理法を試してみようということで

炭火焼きにして食べてみたところ

シイタケに似たうまみが出ておいしかったです。


さらに、キヌガサタケという変わったキノコも発見しました。

見た目はレースをまとっているようできれいですが

上の部分がとても臭く、その臭いでハエを呼び寄せて

ハエ経由で胞子をまくとのことです。



写真下が、出てくる前の白い玉、

左上の濃緑のものが出てきたばかり、

中央の2つが成長したものです。

臭みを徹底的にとった上で、中華料理で食べるとのことですが

今回は他のキノコが大漁なので見送ります。