Archive for the ‘弁護士勝俣豪の日常’ Category

ハルゼミの声

月曜日, 6月 27th, 2011
山の中では,ハルゼミの大合唱です。
ハルゼミは,山の中にしかいないので,都会にいると声になじみがありません。
しかも,時期が今の時期ですし,声もカエルそっくりで,セミっぽくないので,
知らないとセミの声だとは分からないかも知れません。

どういう仕組みか分かりませんが,ゲゲゲゲゲゲゲゲゲという声と
グワーグワーという声がいつも同時に聞こえるようですので,
同時に両方の声を出しているようです。

梅雨の合間の,僅かな晴れ間のさわやかさで一斉に鳴くので,
この声は山の空気の心地よさを連想させます。
ビデオでこの時期の映像を見返して,ハルゼミの声を聞くと,
やはりこの時期が一番だなあという気分になります。

山の中は,音に季節感があります。
雪がゆるんできてから,5月頃までの鳥の声
今の時期のハルゼミ
秋の鹿の遠音
冬の,キーンとするほどの静寂

それぞれ,音を思い出すと,そのときの空気を思い出します。

旅行の楽しみ方

火曜日, 6月 21st, 2011
例年この時期にバス旅行に行きます。
今年は、静岡方面に行きました。

ここ数年、樹木に興味を持ちだしているので、関東とは違い、
クスノキやカシといった常緑の樹木が、雑木林の中心になっているのを
みて新鮮に感じました。

また、今年は野鳥の声だということで、徐々に覚えてきていますが、
久能山で、鳥の鳴き声を聞いた際、「これはキツツキの類かな」
と思っていたら、キツツキのドラミング(つまり、木をつつく音)が聞こえ、
自信になりました。
もっとも、それがアカゲラなのかアオゲラなのか、とかいったことは分かりませんでした。

歴史の知識が旅を豊かにすることは以前から感じていましたが、
自然のことについても、色々知っていると旅行がより楽しくなることを実感した旅行でした。

ミューズリー

火曜日, 6月 14th, 2011
普段,朝食はパンを食べますが,暑い時期は
シリアルにします。今年も,シリアルになりました。

シリアルと言っても,コーンフレークではありません。

メインはミューズリーと玄米フレーク,
これに凍ったバナナと牛乳やヨーグルト,
場合によっては100%のジュース
を入れます

凍ったバナナは,夏のシリアルにはお勧めです。
牛乳がぬるくなりません。

さて,ミューズリーですが,これを初めて食べたときは,
人間の食べ物とは思えませんでした。
「飼料!」という言葉が頭に浮かんだほとです。
これを一体どうしたものかと思い,
しばらくはミューズリーというと,
外人が食べるトンデモ食べ物の一種という認識でした。

ところが,家のシリアルがだんだん,種子類(ひまわり,末等)が
増えて滋味あふれる雰囲気になっていく過程で
再び,ミューズリーの登場です。
ヨーグルトあたりとうまく混ぜ合わせると,
「うまい!」という程ではありませんが,
凍ったバナナや玄米フレークとあわさった
全体としては,なかなか,いけます。

さて,食わず嫌いという言葉がありますが,
私はどちらかというと逆です。
食べてみて「まずい!」と思っても,
これをうまいと思う人がいる以上,
うまいと思う方法があるはずだと考えて,
結構しつこく挑戦します。

以前,モスクワでの飛行機乗り換えの際に,
テーブルの上に,パンと,魚の油漬のようなもの
が置いてありました。
パンもバサバサでまずく,魚も油っこくて,食べられたものではありません。
皆,一口食べて,まずいと騒いで,それ以上手を付けません。
私も,はじめはこんなまずい物をよく食べるなと驚いたのですが,
両方同時に食べると,うまいことがわかり,結局,一人で食べ尽くしました。

また,いわゆるパルメザンチーズは,実はすごくおいしいチーズだと
聞いたのですが,ピンと来ませんでした。
でも,固まりのパルメザンチーズを,下品ですが,前歯でガリガリ削りながら食べると
すごくうまいことが分かりました。

うまいものを食べるには,ある程度,執念が必要だろうと思います。

ワラビの季節

月曜日, 6月 6th, 2011
先日,タラの芽のことを書きましたが,
今度は,ワラビの季節です。
あちこちから,芽を出しています。

これを,あく抜きして,おひたしにすると
とてもおいしいです。

ワラビ・ゼンマイの類というと,山菜そばに入っているアレ
が頭に浮かびますが,アレは,正直,何だか分かりません。
まずいとは言いませんが,特にうまいわけでもなく,
なんとなく水っぽく,なんとなくしょっぱい。

アレをもって,ワラビだと思うと,全然違います。
採れたてのワラビは,おひたしとしては,一番うまいのではないか,
という位,繊細な風味があります。

そして,キノコも登場,春のキノコ,アミガサタケも発見しました。

攪乱(かくらん)という言葉があります。
山火事等で,森林が破壊される現象です。
一見自然破壊のようですが,攪乱の後には,それに適した植物が一斉に生えます。
赤松とか,白樺,カラ松なんていうのは,攪乱を待ちかまえている類です。

森を切った跡地からは,ワラビがたくさん生え,タラの木がいっぱい芽吹いています。
キノコも,そういう場所がよくとれます。
人工的な攪乱からも,たくましい森は恵みをもたらします。

ただ,最近は鹿が増えすぎて,皮を食べられて立ち枯れている木も目立ちます。
これも攪乱とみるべきか?よく分かりませんが,何となく,
バランスを失している雰囲気があります。

山菜の季節

火曜日, 5月 24th, 2011
ようやく山菜の季節!

ということで先日、タラの芽を家族で取りに行きました。
それほど、数はとれませんでしたが、マユミの若芽ともども、天ぷらにして食べました。

マユミの若芽は木にいっぱい、ついているし、
ワラビは雑草のように、たくさん生えますので
それほど、希少な感じはありません。

でも、タラの芽は、タラの木からひとつだけです。
一番初めに出てきた、一番上の一番芽をとります。
その後、出てきた二番芽をとると、木が枯れてしまうそうなので、採りません。
弱い木らしく、立ち枯れている木も、多いです。
二番芽も採られてしまった木かもしれません。

そんなわけで、タラの芽を採るときは、
「もうしわけないけど、頂きます」
という気持ちでもらいます。

と言っても、タラの木もさるもの、
全身鋭いトゲだらけですので、手袋なしに気楽に採ろうとすると、
すぐにこちらの手から血がでます。

そんなわけで、感謝の気持ちと
手をトゲでつつかれる多少の痛みとともに
タラの芽は収穫します。

こんなタラの芽ですので、
「食べ残すなんてもってのほか 」
という感じのある食べ物です。

もちろん、とてもおいしかったです。

今年は野鳥

日曜日, 5月 1st, 2011
ここ数年、山小屋周辺の木の名前やキノコの名前を色々、調査してきました。

キノコは、まだまだ分からないものや自信のないものばかりですが、木の名前はかなり分かってきました。

今年は気になっていたけど、ほおっておいていた、鳥に挑戦しようと思っています。

春先になると、たくさんの野鳥の声が聞こえ、ちらほら姿も見えるのですが、今まで全くと言ってよいほど興味を持ったことがなかったので、

さっぱり分かりません。

ただ、木やキノコで、インターネットを利用した同定手法のノウハウが出来てきているので、少しは敷居が低く感じてきています。

試しに、子供用の鳥の図鑑を見てみますが、外国の鳥とゴッチャに記載され、名前が分かった上で調べるのには良いですが、

姿形から、名前を探すのは無理です。当然、声もぜんぜん分かりません。

やはり、インターネットです。

まずは、山小屋周辺の地名+野鳥で検索し、そこら辺にいる野鳥の名前をさぐりあてます。

季節ごとに書いてくれているところや、発見件数を書いてくれているものもあり(よく見かけるものかどうか分かる)、

なかなか便利です。

次に、その鳥の名前でユーチューブで検索をします。

そうすると、鳥が鳴き声とともに、現れます。

聞いたことがある声がたくさん出てきます。

そして、この時期、たくさん聞こえる声がシジュウカラの類であることが分かったのですが、この先が難しい!

シジュウカラ、コガラ、ヤマガラ、ヒガラといったあたりが、皆、鳴き声が似ていて、よく分かりません。

それぞれの映像や、実際に耳にする声は確かに違うのですが、

同じ固体が鳴き声を変える映像もあり、同じ固体の歌い分けか、同じ種類の固体差か、別の種類なのか、

なかなか分かりません。

あとは、あきらめずに、しつこく、追究していこうと思います。

そんな折、森を眺めていると、黄色い生き物が、とことこ歩いていきます。

よく見ていると、キジのような鳥です。

子供の図鑑でキジ周辺を調べ(これくら個性が強い鳥を調べるのには役に立つ)、さらにインターネットで確認してみると、ヤマドリのようです。

ヤマドリなんていうと、キノコ好きにはキノコのの名前のように思えますが、素直に見れば鳥の名前の適性が高そうです。

KINGJIMのマメモ

水曜日, 4月 27th, 2011
昨年,キングジムのマメモ(mamemo)という電子メモを買いました。

昨年の夏頃,NHKニュースのまちかど情報室で取り上げられているのを見て,

ピーンと来て,購入しました。

当時,私の机の上には,細かなメモ類が散乱していました。

ちょっとしたことをメモすることが多いのですが,メモしたものを,そのままゴミ箱に捨てるのもはばかられ,

かといってわざわざシュレッダーするのも面倒だし

「また,メモをみるかも」という気持ちも手伝って,そんなザマでした。

マメモを購入してから,メモはすべてマメモ上にとることになり,机の上のメモの散乱はなくなりました。

しかも,アラーム付ToDo機能もなかなか便利です。

手元のPDAにToDoは作っているので,仕事をやり忘れることはほとんどないのですが,

今日の16時から16時10分の間にTELするという類の要件が苦手で,たまに逃していました

(もちろん,本当にその日に連絡しなければならない仕事を逃すことはありませんが,「電話するならこの時間と言われていたのが,2,3日のびてしまう類です)。

それが,マメモを使うと,その時間にピーピーとなってくれるので,安心です。

さて,私の机の周りは,いつも雑然としています。

そして,今年の初めには,今年は机の周りをきれいにしようと考え,少しずつ片付けを始めました。

ところが,ユニクロの柳井さんがお奨めということで2月終りに読んだ

『プロフェッショナルマネジャー』

で著者は,机のきれいなマネジャーは,仕事をしていない駄目マネジャーと強く主張していて,

机を片付ける計画は,あっさり挫折しました。

たしかに,机はいつも雑然としていますが,仕事をやり忘れたり,ものをなくしたりすることはないので,

無理して片付けなくてよいのかも知れません。

マメモのような道具の登場によって,自然と片付くのが一番のようです。

太るためには~もうやせているとは言わせない?~

金曜日, 4月 8th, 2011
世の中,やせるための情報があふれていますが,

太りたくても太れない人もいます。

私も,常々,もう少し太りたいと思っていますが,なかなか難しいところです。

脂肪がつきませんので,食べても太りません。

そこで,太るためには,筋トレをして筋肉を付けるしかありません。

少し前の新聞の記事によると,太るのはやせるのより難しいようです。

私は,だいたい50キロ台後半の体重ですが,大学生の頃はフリークライミングをしていたので,今より筋肉がつき,

60キロを超えていました。

その後,何度なく,気合いをいれて筋トレをして,再び60キロにしようと努力してきました。

でも,59キロまではいくのですが,ここ20年近く,60キロの壁にはね返されてきました。

筋トレだけでなく,プロテインを飲んだり,色々しましたが,結局,挫折しました。

ところが,ついに,昨日,60キロに乗りました。

勝因はおそらく2つあります。

一つは,新聞の記事に従い間食を増やすことにし,仕事中の18時頃にもおやつを食べるようにしたこと

もう一つは,ステッパーの負荷を上げて,いままで違う踏み方にしてみて,太ももの強化に成功したことです。

60キロに達すると,いわゆるBMIは20で,ほぼ標準体型といってよい領域です。

もうやせているとは言わせない?

横浜のミシュラン店

木曜日, 4月 7th, 2011
いわゆるミシュランガイドに,2011版から横浜も加わりました。

東京だとなかなか行きにくいのですが,横浜であれば,時間をみて寄れるので,とても便利です。

ミシュランガイドには批判もあります。

ただ,以前AUTOCARという車雑誌について書いたように,何かを評価・論評する上で

ヨーロッパの人の視点や態度は,日本人には及ばないものがある気がします。

(それ以前に,広告から独立した食事屋ガイドで,ミシュラン並の規模のものがあるのか?という疑問もありますが)

気に入っていたローストビーフの鎌倉山や,うかい亭も入っていたので,

自分自身と楽しめる観点がずれていなさそうですし。

そんなわけで,仕事の合間に,天ぷら屋の天七と,うなぎ屋の野田岩に行ってきました。

天七は,時間がなかったので,天丼を食べただけですが,今度は,しっかり天ぷらを食べようと思います。

どちらも,泣くほどおいしいワケでは,ありませんが,普通においしいと勧められるものの,さらに1~2割増し程度の味わいがありました。

また,内装がレトロなのと,応対がバカ丁寧なのは,ミシュランならではの視点で評価されたのでしょう。

食い道楽をする上で,便利なものができましたので,今後も,時間をみつけて寄りたいと思っています。

ちなみに,ミシュランのタイヤもいいです。

スタッドレスタイヤを昨シーズンからミシュランに代えましたが,それ以前の別ブランドのスタッドレス(世間体にはそれなりに高評価のもの)に比べ

普通の道を走る上でふわふわせず,乗り心地がノーマルタイヤに近い

 (以前のものは,明らかにふわふわし,運転もしにくいし,同乗者も酔いやすい)

2年目になっても,凍結路での性能に大きな変化を感じない

 (以前のものは,1年目はよかったのですが,2年目になると明らかに性能が落ち,3年目はかなりすべるようになりました)

点で,気に入っています。

また,スポーツタイヤも,別ブランド(上記と同じブランド)だと走行1万キロを超えたらロードノイズが酷くなりましたが,

ミシュランのものは1万キロを超えてもそういう症状はありませんでした。

 (ハードは走りをした場合の性能については,分かりませんが)

古い戸籍

日曜日, 3月 27th, 2011
実家で、古い戸籍をみました。

もちろん、仕事では戦前の古い戸籍はよく見るのですが、

古い戸籍を古い時期にとった戸籍ははじめてみました。

昭和22年頃にとった戸籍です。

まず、おどろくのは、全部手書きで写していると思われることです。

コピーがないので当然なのですが、かなりの手間になりそうです。

また、見たことのない「士族」なる記載があります。

調べてみると、現在は原本に記載があっても、謄本を作る際には記載しないとのこと。

さらに、興味ついでに、ネットの検索を組み合わせてみると、なんと、坂の上の雲の秋山兄弟と、すごーく遠いですが遠縁のようです。

祖父さんの兄貴の奥さんの姉(妹?)の旦那の弟(兄?)の奥さんの父親が秋山好古さん。

ちなみに、以上は母方ですが、父方には先祖は山本勘助だとの話もあります。

もちろん、これは戸籍を追っても調べようはありません。

まるでインチキ軍学者の経歴のようですが、困難な相手方との交渉に苦労している方は、当事務所にご相談ください。