Archive for the ‘弁護士勝俣豪の日常’ Category
金曜日, 11月 18th, 2011
先日,弁護士会の倫理研修というものがありました。
だいたい5年ごとに強制的に受講です。
大学で倫理学を研究していた私に,倫理を研修してくれるとは
いったいどこのどなたでしょうか?
という話ではありません。
哲学者の倫理についての考えをご教示いただくのではなく,
弁護士実務の際,ルールの問題として悩ましい問題の研修です。
そうであれば,倫理等と大げさな名前をつけなければよいのですが,
一時期,弁護士が守るべきルールを弁護士倫理規定という名称で
成文化していたことがあるので,そういう名前の研修なのでしょう。
さて,今回のお題は弁護士報酬の決め方についてです。
つまり,法外な報酬を決めたらイカンということの研修ですが,
それだけでは「はいそうですね」で終わりですので,
実務上,決め方が難しい具体例を出して,それに対する
意見交換をするという内容です。
そしてポイントは,
①事件の着手金は経済的利益に応じて決める。
②しかし,依頼当初は経済的利益の把握が困難
なので,
依頼者が事件の見通しを納得してくれず多めに請求する場合や
見通しが大幅に異なって,わずかしからお金をとれなかったとき
どうするか といったことです。
でも,①はそうする必然性はありません。
単に,昔弁護士が守る必要があった弁護士報酬規定が
そういう形になっていたというだけで,報酬が自由化された現在では
着手金を経済的利益に応じて決める必要はありません。
でも①に固執する限りは,色々難しい問題が発生するということです。
当事務所では,着手金は基本的には経済的利益と無関係に
予想される手間の量に応じて決めますので,
今回の倫理研修で想定される悩ましい問題は無縁です。
(なお,当事務所でも報酬金は経済的利益に応じて決めます。
事件終了時は比較的経済的利益が分かりやすいし,成功を依頼者と分かち合うためです。)
それでも多くの事務所が惰性で,着手金を経済的利益に
応じて決めていますので,おかしなことが起こります。
たとえば,とりえず相手に慰謝料請求しようというときに,
200万請求ではじめると着手金は16万円
500万円の請求ではじめると着手金は34万円
なんていうのが旧報酬規定の考えです。
また,不動産がかかわる事件では,固定資産の評価証明なり
査定書なりなんなりがないと,弁護士費用が決められない
なんていうのも旧報酬規定ではよく困りました。
というわけで,今回の倫理研修は惰性で不合理な報酬規定を
利用している弁護士にだけ,有り難い講習だったということでした。
ただ,意見交換の中で,少なからず
「そういう場合は,手間の程度に応じて着手金を決める」
という意見もあったので,当事務所の決め方の正当性を確認できたのが収穫でした。
「そういう場合」に限らず,いつも手間に応じて決めればよいと思うのですが。
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月曜日, 11月 14th, 2011
趣味といえる程のものではありませんが,司法修習中に
簡単なコンピュータのプログラムの仕方を覚えました。
業務を合理化するアプリケーションを作るのは
好きな作業です。
最近ご無沙汰していたのですが,事務所内でWEBアプリを
作りたい等の要望があり,いろいろ見ていたところ,
マイクロソフトが,無料で色々提供していたので,
思わずダウンロードし,試してみました。
たまに,プログラムを組んでみることは,
まず自分が馬鹿になっていないか,確かめる上で
有効です。
どうしても,法律は論理が緩いところがありますので,
法律ばっかりやっていると論理的な思考ができなくなって
しまうのでは,というおそれがあります。
でも,プログラムは,極めて論理的な作業ですので,
目的を達成するためのプログラムがつらつら
思いついて,書いてみて,動くと
馬鹿になっていなかったと少しほっとします。
また,プログラムを書いていても
たいていすぐに,つっかえます。
そして,必死に調べて,色々試すうちに,
問題点をクリアできます。
その作業の繰り返しです。
弁護士仕事も似た面があるのですが,
よりシンプルかつ迅速に,挫折と乗り越えが
経験できますので,安易に達成感を感じることができます。
そんな感じで,久しぶりにプログラムを書いて
動かしてみる道楽をしました。
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月曜日, 10月 10th, 2011
この連休は、今年で3度目となるキノコのガイドをお願いしての
キノコ採り。
しかし、今年は、大不作らしく、あまりキノコは生えていません。
それでも最終的には、サマツやチャナメツムが群生している場所を
みつけ、まあまあの収穫でした。
そして、翌日、いつもの散歩道を歩いていると、妻が道端で
白いキノコを見つけます。
たいしたキノコではなさそうですが、とりあえずとってみると、
スーパーで売っているブナシメジのように株立ちしています。
スーパーでブナシメジを見慣れていると、株立ちしたキノコは
ありがちなようですが、キノコ採りをしているとあまりみかけません。
とりあえず採って、あとで図鑑で調べることにしました。
ブナシメジかと思いましたが、ブナシメジにあるはずのカサの
特徴的な模様はありません。
そして、図鑑にある、小さいホンシメジとそっくりで、
特徴についても矛盾はありません。
ホンシメジと間違えやすい毒キノコはクサウラベニタケのようです。
でも、色々図鑑で調べても、インターネットで検索しても
若いキノコの決定的な見分け方は分かりません。
そこで、ホンシメジであれば、ゆで汁に醤油をたらした
だけでもうまいはず、ということで、一切出しをいれずに
お吸い物にし、醤油をたらします。
飲んでみますが、うまいような、単にキノコの風味だけのような
と確信が持てません。
しかし、これで断念しては、今後ホンシメジを見つけても
逃げ続けなければならないことになります。
ウラベニホテイシメジは腹はこわすようですが、死ぬことはなさそうです。
そして、ホンシメジの写真はほとんど株立ちしていますが、
ウラベニホテイシメジは、今回のキノコのように大小様々なキノコが株立ちしている
写真はありません。
ということで、エイヤで食べましたが、無事でした。
これでたぶん、ホンシメジも自力発見です。
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月曜日, 9月 19th, 2011
さて,今年もキノコの季節が始まりました。
いつの間にか,ハナイグチがたくさん出てきています。
キノコが豊作だった昨年の同時期よりも多い気がします。
キノコ汁にしたり,酢で和えたりして食べました。
採取した,ハナイグチやシロヌメリイグチに,栽培もののナメコと
購入した天然物のヌメリスギタケモドキを入れました。
天然のキノコ汁は,独特のうまいダシがでます。
味としては,バターのようなコクがあるのですが,
バターのように脂っこくないというものです。
栽培もののキノコを何種類か入れてもこのような味にはなりません。
また,天然物だと別の種類のきのこで作っても同じようなダシが
でますので,特定のキノコによるものでもなさそうです。
いずれにしろ,この旨みはこの時期の楽しみです。
また,昨年は不作だったツノハシバミもたくさんとれました。
ヘーゼルナッツと,ほぼ同じものとのことです。
炒って食べるとおいしいのですが,
まず青い皮を剥き ,その中の小さいドングリのような
実を割って中身を出すという作業をします。
青い皮には柔らかい毛が生えていて,これが柔らかいくせに
皮膚に刺さりチクチクします。
また,ドングリのようなのを割るのも道具を使っても大変です。
そんなわけで,何時間も作業して,ようやく手のひら一杯程度
食べられるものができるというものです。
世の中の普通に栽培されている食べ物がいかに,食べやすくて
有り難いものか思い知らされます。
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土曜日, 9月 17th, 2011
小学生の子供の運動会がありました。
猛暑が続いているせいで,はじめから暑くて
どうなることかという状況でした。
そこで,下の娘にふざげて「雨降れ」と雨乞いしてくれ
とお願いしました。
でも「雨降れ」といった後に,
やはり,曇りで十分だと思い,「曇れ」と言っていました。
でも,手遅れで,そのあと,何度もゲリラ雨
が襲来し, 大騒ぎの運動会でした。
まあ相変わらず,自分が子供の頃と同じようなことを
していますが,変わったのは音楽です。
自分のときは「天国と地獄」をはじめ,いくつかの定番曲が
繰り返しかかっていましたが,その手の定番曲はかかっていませんでした。
よく分からない最近の曲が多い中で,クイーンが何曲も,かかかっていたのが印象的でした。
クイーンは家族で好きで,車の中でもひたすらかかっていることが多いのですが,
いつの間にか運動会の定番になっているのか,たまたま好きな先生がいたのか。
現代のロックだポップスだというバンド形式の楽器を中心にした音楽の中で
クイーンは,もっともスタンダード で万人受けすると思われるので,
いつの間にか,運動会の定番になっているのかもしれません。
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木曜日, 8月 25th, 2011
先日、車のバッテリーが上がりました。
どうも、バッテリーが上がりやすい車のようで、
2年前にも上がって、バッテリーを交換したのですが、
また、あがってしまいました。
バッテリーがあがっても、今は色々サービスがあるので、
電話一本で、引取りに来てくれて便利です。
でも、バッテリーについては、苦い苦い思い出があります。
高校生の頃、原付に乗っていました。
ヤマハのキュートという、スクーターです。
当時はスクーター花盛りの時代で、色々性能のよい
のもありましたが、とても地味で遅いスクーターでした。
でも、遅いだけならよいのですが、何故か、
バッテリーが充電されないという欠陥を抱えていました。
家庭用の充電器で、しっかり充電すればしばらく
使えるのですが、だんだん、残りがなくなって、
そのうち、セルモーターが回らなくなって、
エンジンを掛けられなくなります。
本当なら、エンジンが回っている間、
バッテリーが充電されるはずなのですが、
充電されないのです。
バッテリーを交換しても改善しません。
また、バッテリーがあがっても、エンジンがまわっていれば、
ライトはつくので、発電装置が壊れているわけでもなかった気がします。
原因は良く分かりませんが、結局直りませんでした。
その結果、ふと遠出して、エンジンを掛けようとすると、
かからないということが何度となくありました。
また、エンジンが回っていても、信号停車中に、
アイドリングが不安定になって、パタとエンジンが止まり、
再度かけることができなくなる。ということもありました。
それが、怖くて、いつも信号待ちではふかし気味にしてました。
エンジンが止まって、動かなくなったため、2時間くらい
スクーターを押して家まで帰ったことが何度かあった気がします。
途中のガソリンスタンドで頼めば、エンジンを掛けてくれるの
でしょうが、内気でなかなか頼めず、
これだけひどい目にあっても、頑張って押していれば、
いつか、いいこともあるはずだ、なんてブツブツ考えながら、
スクーターを押して、歩いていきました。
そんなせいで、しばらくはバッテリー上がりトラウマで、
バイクを買う場合も必ずキックがついているものにし、
車も始めた買った車は、いざというときに、押しがけができる
マニュアル車でした。
でも、その後は、 さすがにそういう目に会うこともなく
現在に至っています。
我慢して、ブツブツ歩いていた成果かもしれません。
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水曜日, 8月 3rd, 2011
ここのところ、仕事上も、休日を過ごす上でも、体力の低下を感じることが多くなりました。
そんな折、子供に水泳を教えようと思い立って、休日に子供と一緒にプールに行って、
子供が休んだ隙に、少し泳いだりして、久しぶりに息が切れるような運動をしはじめました。
でも、昔からプールで泳ぐのは、独特の疲労感におそわれていましたが
、その状況がさらにひどくなっています。
プールから帰ってくるとぐったりで、ますます体力の低下を感じています。
そこで、山小屋での夏休みには、久しぶりにランニングをしようと決意し、
それにそなえて、靴と服を買って、持って行きました。
多少、覚悟やエネルギーがいることをする上で、とりあえずモノを買うというのは、
なかなか効果的です。
消費したうしろめたさを消すために、頑張らざるを得ないからです。
そんなわけで、初日、久しぶりのランニングです。
記憶にあるのは、平成7年か8年頃、銀行の札幌支店に勤めていた頃に、
ふと思い立って、走ってみたら、思いの他、そうそうにばてて、体力の低下に気づいたときのこと。
おそらく、それ以来のランニングの気がします。
そんなわけで、そうそうにばてて、懲りないようにするために、初日は、とにかく10分間は、
走っているような格好をし続けることを目標に、スピードは精一杯ゆっくりにして、
走ってみました。5分位すると少し楽な気がしてきて、なんだかんだで、15分程は、
走るような格好をしていました。
走るような格好というのは、実際にはとても遅くて、少なくともランニングではなく、ジョギング、
もしかしたら、競歩の逆で、歩くような速度で走っている真似をするような状況だったからです。
2日目は、コースを変えます。場所は山の中です。坂だらけです。まずは、ひたすら下ってみます。
そして、後半に上る状況ですが、足があがりません。また、競歩の逆状態でした。
3日目は、子供も一緒に来ます。でも、だいぶ調子が出てきました。子供が休んでいる隙に、
坂を駆け上がるダッシュを試みてみたりする 余裕が出てきました。
ランニングのごときことを、3日も続けてするのは高校のとき以来だと思いますが、
確かに、こんな感じだった気がします。
それからしばらく雨ではしれず、中2日ほどあいて、4日目に走りました。
このときは、25分ほど、走り続けることができ、今年の夏はこれで終了です。
これで、1年分の貯金ができて、1年間、体力満点ですごせればよいのですが、
そいういうわけにも行かないので、山小屋に行った折には、引き続き走ってみようかと
思っています。
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土曜日, 7月 23rd, 2011
先日、とても有名な寿司屋に行ってきました。
時間がよかったのか、人間国宝のようなすし職人が我々のためだけに
寿司を作ってくれ、すばらしい時間でした。
とにかく20~30分ひたすら出された寿司を食べ、
それで終わりという店です。でも結構高い。
そんなわけで、インターネット上の評判では、絶賛する人と、
否定的に書く人が分かれています。
昔は、寿司というと、色々とうるさく言われそう、値段が分からない、
威張っているなんてイメージがありました。
そう、まるで弁護士みたいです。
でも、実は、自分の仕事に徹底的にこだわる職人仕事を、職人側からの視点でみると、
そういうことになると思います。
つまり、職人のこだわりと、顧客の要望は、真っ向からぶつかり合うと衝突するのではないかと思います。
そのため、普通のレストランでは、キッチンと、ホールは別れていて、シェフは接客しません。
こだわった料理にケチつけられたら激高して大変だが腕がよいシェフは、このような分業でなりたつと思います。
これは、他の仕事でも、職人的に作る人と、営業する人は分けられていて、営業する人が顧客と職人との間の
クッションになります。
そうすることで、職人は顧客対応に時間的にも精神的にも煩わされずに、よい仕事ができるし、
顧客側も要望を伝えることができます。
クッションがないと大変です。
今の弁護士の仕事の現状は、そういうところがあるのでしょう。
依頼者から見ると、威張っている、説明不足。連絡不足。
弁護士側からすると、よい仕事をするためには、とにかく自分が最高のパフォーマンスを
発揮できる仕事の仕方をしたい。
あれこれ、いわれてペースを乱されて、よい仕事をできなくなるのは
耐え難い。そういうやり方をしてほしいのであれば、他へ行ってくれ。
これは、弁護士の態度特有のものではなく、クッションがなければ、色々なところで生じうる話の気がします。
でも、寿司の世界も職人的なものは嫌われて、回転寿司がメジャーです。
値段が一緒でも、気難しい寿司屋より、回転寿司の方がよい人も大勢いると思います。
味の違いよりも、気分的な快適さが重要ということです。
弁護士の能力の違いなんて、寿司の味より差別化は困難です。
実際は、全然違うのですが、依頼者のほうで、比べて比較して、
というのは難しいからです。
でも、弁護士が他の職人と違うのは、対人的な説得のプロであるということです。
そうすると、依頼者との関係で、いかに振舞うかということが、その能力を示すので、
依頼者が、不満を覚えるような振る舞いをする時点で、能力的に疑問符がつく
という評価も可能です。
・・・・等、色々と他の世界での気高いプロフェッショナルに接すると、自分の仕事についても
色々と考えが進んで、とてもよいです。
高かったけど、それに見合う貴重な経験をできました。
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日曜日, 7月 10th, 2011
大河ドラマの江が、先週あたりから朝鮮出兵の話になり、秀吉が狂ってきています。
いつもの大河ドラマのパターンです。
だいたいの場合、信長も比叡山焼き討ちあたりや、そう見寺あたりのエピソードで狂人化します。
豊臣秀吉や織田信長というのは、日本史上、かなりの人物であることは間違いなく、
その能力・発想が、常人に計り知れないことは、あたりまえのことです。
そんな中で、よく分からないから狂っていたことにしてしまうということでしょうか?
たまたまそういう歴史理解をする脚本があったというのであれば、ともかく、
毎度毎度、狂っていたことにしてしまうのでは、あまりにも歴史に対する態度として非礼で、
想像力が貧困だと感じてしまいます。
そして、戦国モノだと、たいてい、現代社会で「憲法云々、平和云々」といっている人が
取り付いたような人が出てきて、信長や秀吉の行動にたいして、もっともらしい顔をして
辛気臭いオーラーを放ちます。
今回は、主人公の江がその役割をしているので、全体に辛気臭い雰囲気になっていて残念です。
たまに民放の歴史ドラマをみると、その荒唐無稽さにあらためて大河ドラマのまともさを認識することが多いのですが、
この狂人史観は何とかしてほしいものです。
逆に、朝のドラマの『おひさま』での戦中の描き方には、好感がもてます。
どうせ、どっかでもっともらしい顔して戦争非難はじめるんだろう、と思っていましたが、
終始、そういう雰囲気がなく、戦争が正しいと信じていたという、視線が続きます。
それがまた、戦時中の大変さや悲しさを うまく伝えています。
大河ドラマをみていてい、NHKには何か怪しげな思想的なバイアスが掛かっているのか?
と疑いかけていましたが、 『おひさま』を見る限りだと、そうでもなさそうです。
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土曜日, 7月 9th, 2011
キノコの季節と言えば秋ですが、梅雨時もなかなかです。
そんなわけで、カラマツの根元に、ちょこちょことハナビラタケが出ています。
昨年は、でかいハナビラタケを見つけましたが、今年は小さくて、黄色いのでした。
昨年、2回ほど食べているので、安心して食べます。
さて、車で移動していると、妻が「今、大きなキノコがあった」と言います。
引き返すべきという毅然としたニュアンスに基づいて、二度ユーターンして
現地に戻ります。
確かに、巨大なキノコがあります。
カサの直径は20センチ以上あり、柄の長さは、さらに長そうです。
さんざんキノコ図鑑は見ていますが、何か見た記憶がある風貌です。
調べてみると、
カラカサタケで間違いなさそうです。
フライがうまいということで、カサはフライにして食べます。
味はうすくてそれほど印象に残りませんでしたが、
巨大なキノコを 食べたという感慨はあります。
柄は、焼くとうまいというので、炭火で焼いてみましたが、
なかなかよく分かりません。
何度か焼き方を変えてみて、どこかの記載に「スルメのように」
を手がかりに、しゃぶるように噛んでいると、うっすらキノコの味がします。
お腹がいっぱいの状況での酒のつまみだと、よいのかもしれません。
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