Archive for the ‘弁護士勝俣豪の日常’ Category

山菜のはじまり

水曜日, 4月 25th, 2012
山小屋周辺もだいぶ雪が解けてました。
そうなると,食べるものも出てきます。

まだ,ほとんど芽の類は見あたらないのですが,
念のため,去年から目を付けていた
フキの群生地に行ってみました。

大正解です。
「これでもか」というくらいフキノトウが出ています。
子供に採ってもらいます。
楽しいらしくどんどん採りたがりますが,
おそらく,子供に口には合うまい。
そんなわけで,夫婦で食べる気が起こる程度に抑えておきます。

そして,天ぷらと蕗味噌にします。
それなりに強烈な苦みがあります。
上の子は2つほど食べましたが,
下の子は少し食べて,辛いと言って拒否です。
確かに,苦いというより辛いかもしれません。

というわけで,フキノトウもデビューです。
昨年までは,タラの芽からスタートしていましたが,
フキノトウのおかげで,これからは
一足早く山菜を楽しめそうです。

車検連発

土曜日, 3月 31st, 2012
2年に一度の、おそろしい時期が来て、ようやく過ぎ去りました。
2台ある車が、同時に車検です。
あわせて620馬力、7年目と9年目の車検。

それなりのダメージとともに、一応終わりました。
7年目のほうは、新車で買ってすでに8万キロ超。
いくつかの車に乗りましたが、 ほとんど1万キロ前後しか
乗らずに乗り換えていますが、この車だけはすごく長距離を乗っています。

そんなわけでダメージも色々あったようで、
車検中の修理箇所も多く、予定通り車が戻ってきませんでした。
やむなく代車で、先日の春休みを過ごしました。

国産の5ナンバーのミニバンです。
この運転は色々新鮮でした。

乗った当初は、スタッドレス+土砂降りの影響もあったのでしょうか
フィールというものがほとんど感じられず、
つまり車が滑りそうなのかどうか、という情報が
ステアリング等からほとんど得られず、恐怖の運転でした。

しかも高速の合流での加速や、少し強めの減速では、何か車が不安定になって
横に流れる感触があり(エンジンが横置きで左右のバランスが悪いせい?)、
ずいぶんストレスの強い運転でした。

でも、そのうちクセをつかんで慣れてきて、晴れて路面が乾いた日は
ほとんどいつものようなペースで運転することができました。

エンジンは直4です。ゴーという何の色気もない音で回ります。
3000回転超えても、力強さに何の変化もありません。
でも、それがある種の道具感をかもしだして
それはそれで、 楽しめました。

エンジンの鼓動というのは不思議です。
バイクの単気筒や2気筒は
ドドドドドドドドドと強い鼓動があります。
でも、4気筒や6気筒あたりだと鼓動はあまりなく
ゴーとかガーとかいう音で
(一部、スバル等では鼓動が強く聞こえるものがありますが)
8気筒になると、再び
ドゥルルルルルルルルル
と鼓動が生じます。
いったいどんな理屈や仕組みなんだが、
そのうち調べてみようかと思っています。

まあ、そんなわけで、
エンジンは小さくても十分かもと思ったのですが、
ようやく戻ってきた、自分の車の独特の感じは
やはりなじんでいて、なかなかよいものです。

イカル

火曜日, 3月 27th, 2012
以前は,平日にちょこちょこ休みをとって,色々出かけていたのですが,
子供が小学校にあがってからは,なかなかそうもいかず,
平日に休む際は,子供の夏休み,冬休み,春休みのとき
にあわせることになります。

で春休みに,山小屋にいきました。
今回の一番の収穫は,プライベートゲレンデの完成です。
山小屋の脇の森が,ちょうどよい緩斜面なので,
ここを何とか,スキーのプライベートゲレンデにできないか
目論んでいました。

外国のスキー場や,アルペンルートの立山のあたりでみた,
Tバー式のリフトを設置すれば,何とかなるのではないか。
あんなものは,たいして高くないのではないかと考えていました。

でもなかなか入手手段もないままでした。

ところが,今年はウロコ付きのテレマークスキーが
そこそこ滑れるようになってきたことで状況がかわりました。
リフトなんかなくても,簡単に上ることができます。

そんなわけで,自力で上って,滑り降りるということを
楽しむことができました。
来シーズンが楽しみです。

さて,山の中は未だ雪深いのですが,春の兆しもでてきました。
外で遊んでいた子供が,・・・・・・と鳴いている鳥がいると,
メロディーをまねて,教えてくれます。
外に出ると,確かにきれいな声で,メロディーをつけて鳴いています。
おそらく,イカルに違いないということで,撮影をしているうちに,
いつものイカルのメロディーになりました。

鳥の鳴き声の同定には,ユーチューブにだいぶお世話になりましたので
感謝を込めて,誰かの役に立てばと,今回私が撮影したものも
ユーチューブにアップロードしておきました。

http://www.youtube.com/watch?v=-8F9cbw6c2Q
 

革靴と細板

日曜日, 3月 11th, 2012
今年は、ストックなしのテレマークスキーを楽しんでいましたが、
少しずつ革靴と細板のテレマークスキーにも挑戦しています。

靴は、登山靴のようなもので、ほとんど頼りになりません。
板は、現代のカービングスキーではなく、細い板で
しかも、裏にウロコというのがついていて、スムーズにすすみません。
(なお、ウロコは、上に上るためのギザギザです)。

以前に友人からサイズが合わないからということで靴をもらい、
それにあわせて板を買ったのですが、実際滑ってみると
ターンもままならないままにこけまくり、しばらくは山小屋のまわりの
散策程度にしか利用していませんでした。

ただ、先日、久しぶりに使ってみたら、緩斜面ではターンができたので
徐々に使いはじめようという気がおきました。

そして、靴も板も軽いので、軽快感は強いし、
靴はやわらかいし、かかとも上がるので、動きも自由で
上り坂も上ることができるので、
これで自由に降りてこれれば、かなり楽しそうです。

でも、実際にすべると、
板は細くて不安定で、体がぐらぐらするし
カービングスキーではないので、しっかり抜重をしないと曲がらないし
しかも板が重なると、すぐ、こけるし
さらに靴が足首を固めているわけではないので、油断すると捻挫しそうになるし、
そこまでいかなくても、こけるたびに靴に雪がどんどん入ってくるし
と、なかなか大変です。

とはいえ、これくらいできないと挑戦しがいもあるので、頑張ってみようと思います。
いずれは、革靴、細板、ストックなしができるよう、練習にはげもうと思います。

新聞の文章

木曜日, 2月 23rd, 2012
弁護士は,弁護士会という団体に所属しており,世の常として
その団体内部の仕事という面倒ごとが割り振られています。
(これを,業界用語で会務といいます)。

私は,弁護士会新聞を作る仕事をしています。

だいたい人に原稿を依頼して,その締め切り管理をしていればよいのですが,
まれに取材記事のようなものを書かざるを得なくなることもあります。

そうすると,世の中の新聞の文章がいかに良くできているか思い知ります。
やはり,新聞の文章はプロの文章です。
なかなかあんな風に,簡潔で読みやすく書くことは難しいです。

弁護士仕事で書く文章とは要求されていることが違うので,
弁護士仕事での文章を新聞調にすべきとは思いませんが,
文章を書く難易度で言うと,新聞の記事の文章を書けるようになる
能力というのは,弁護士の文章力よりはるかに高い水準にある気がします。

もっとも,一度そういう目でみると,新聞による文章力のレベルの差は
結構あることも分かります。

そんな中,今回はいわゆる朝日新聞の天声人語に相当する欄を
弁護士会新聞に書かなければならないことになったようです。

以前にも一度,その欄を担当して書いたことがあったのですが,
一度,ああいうものを書くと,いかに天声人語のレベルが高いか
気づかされます。

まあ,あれはマスコミの中でも,おそらくトップクラスの人がいる朝日新聞の
しかもトップクラスの能力を持つ人が担当する欄でしょうから
レベルが高いのは当然なのでしょうが,あれはすごいです。

私は,基本的に強気で,どちらかというと大口を言う方ですが,
今回,天声人語を超えるレベルのものを書く自信は全くありません。

さて,何を書いたものやら。

 
 

新種のスキー?

水曜日, 1月 18th, 2012
スキーシーズン真っ盛りです。
もともとは、スキーのゲレンデはスキーを滑るところでしたが、
目立ちたい、スキーは飽きた、スキーは難しい等、色々な理由でしょうか
スノーボードだったり、ショートスキーだったりが出てきて
一時は目立ち、そしていつの間にか、当たり前のように
とけこんでいます。

そんな中、私は何年か前からテレマークスキーという、
かかとがあがるスキーでゲレンデを滑っています。
ターンの仕方が普通のスキーと違うし、
ゲレンデには他にいないか、
いても数組程度しかいないので
まあまあ目立ちます。

そんな中、昨シーズンの最後のスキーで
ストックを持っていくのを忘れて、ストックなしで滑りました。
ストックなしの滑りは、片足すべりや、靴のバックル外し
と並び、スキートレーニングの定番です。

ところが、これがトレーニングというのを超えて、
かなり楽しいことが分かりました。
もともと、かかとが固定されていないので、
スキーよりかなり自由ですし、
両足がばらばらに動くので、当然スノーボードより自由です。

そんな中で、手も開放されると、ほとんど拘束感なく
ゲレンデを滑ることができます。
そして、バランスをとるために、手を広げて、ターンにあわせて
振り回してみたりすると、滑り方のシルエットは
普通のテレマークとはかなり違ったものになります。

ただ、かかとも手もフリーなので、安定感はかなり悪く
圧雪されたゲレンデで滑るのがちょうどよい感じです。
そんなわけで、これは新種のスキーだと思って
今シーズンは練習に励んでいます。

http://www.youtube.com/watch?v=P8xsehjzJio
こんな感じです。

 

安田信託学校?

日曜日, 12月 18th, 2011
IBM学校とかリクルート学校という言葉があります。
日本IBMやリクルートの出身者が、退社後、大きく活躍することから、
そう言われるようです。

さて、先日、旧職場の安田信託の同期の披露宴に招待されました。
当時、信託銀行は、新入社員の一部に、入社から夏場まで資格試験の勉強に
専念できる機会がありました。
私のときは、不動産鑑定士8名、税理士2名、公認会計士2名の合計
12名が、入社後夏まで勉強に専念しました。

なお、選抜は、税理士や公認会計士は学生の頃から受験していた人で
不動産鑑定士は、選抜試験によって選ばれました。
そのときに、ともに不動産鑑定士の勉強をした仲間の披露宴です。

このとき不動産鑑定士は5名が合格しました。そのうち2名は会社内の
不動産鑑定士として活躍しています。
うち、1名は私同様、後に弁護士になった島田康弘弁護士です。
今回、披露宴で15年ぶりに会いました。

うち1名は不動産鑑定士として開業している成田隆一不動産鑑定士です。
3年ぶりくらいに会いました。
最近本を出したとのことです。
(なお、もう1人は私です)

税理士のコースにいた2名も、その業界ではすでに有名になっているようです。
一人は、鈴木広典税理士です。
もう一人は、松崎為久税理士です。

会計士コースにいた一人も、今回の披露宴で15年ぶりに再会し、今は社内の
不動産鑑定士になっているそうです。

他の信託銀行の同じようなコースの人がどうなっているのか、
安田信託の他の期の人がどうなっているのか知りませんが、
私の期の勉強専念組は、なかなかの活躍のように思います。

当時の新入社員採用をしていた人事の人は、会社に対する忠誠心
は別として、随分バイタリティーのある人を集めたものだと思います。

私も負けないように頑張っていきたいと思います。

大河ドラマの江が終わりました。

日曜日, 12月 4th, 2011
今年の大河ドラマも、終わりました。
スタートは、明るい主人公で行くのかと思いましたが、
中盤以降は、辛気臭さ爆発で、義経以来の
陰湿な主人公でした。

秀忠との夫婦は円満ということですが、
あんな妻でしたら、99%寄り付かないと思います。

為政者の役割は、100人を犠牲にして1000人助けることです。
それができなければ、為政者の資格はないでしょう。
でも、それは一人の心情としては、極めて苦しい選択です。
それをフォローせずに、道徳的な非難の目で待ち構える、
為政者の妻として最悪としか言いようがありません。

たとえば、「アフリカの子にワクチンを 」なんて叫んでいますが、
日本がそういう状況にならないようにするためには、
多少、弱者保護を後回しにしても、経済を守らなければなりません。
経済や国力の充実より、目前の弱者保護を優先すれば、
将来においては、今の弱者保護よりはるかに低レベルの
弱者保護しかできなくなる。
そういうことを考えるのが為政者の役割だけれども、
為政者の個人の心情としては、なかなかつらいものもあるし、
世間的な批判もある。
その部分を、理解してやるのが、為政者の妻として上
一切、夫の仕事に関心を持たないのが中
世間レベルの道徳的批判を浴びせるのは下

ところで、徳川家は世界の歴史でも稀にみるほどの
平和な社会を気づいたのですが、それでも
「しょせん、徳川家の利益のためでしょ」
という視点からは逃れられません。
100人犠牲にしたのは、1000人を助けるためなのか
自分の利益のためなのか、常に疑念が生じてしまいます。
これは、人間がこの判断をする限りは常に生ずる問題です。

市場原理が、便利なのは、これを市場がしてくれることです。
100の企業をつぶして、1000の企業を助けるという判断を人がする場合
自らに親しい企業を助けたのではという疑念から逃れることは困難です。
でも、人格をもたない市場にはそういう疑念は生じませんし、
また、個人の心情における苦しみが生じることはありません。

まあ、そんなところで今年の大河ドラマも終わりましたが、
来年はもう少し明るい主人公に出てきてもらいたいものです。

今日は宅調

水曜日, 11月 30th, 2011
今日は、宅調日です。
初の宅調日です。

で、宅調(たくちょう)とは何でしょうか?
これはネットで検索すると、業界用語のようです。
しかも、弁護士も司法修習を過ぎると耳にしなくなる言葉で、
裁判所の中での業界用語と思われます。
自宅起案と言っていた気もします。
(起案というのは書面を作成するという程の意味で、これも業界用語)

裁判官は、自宅で仕事をすることを宅調といいます。
自宅で仕事をするので裁判所に出てこない日を、宅調日といいます。
人によりますが、週に1回くらいとっていた気がします。

私が民事の司法修習をしていたとき、行政の役所に出向していて
戻ってきたばかりの裁判官が言っていました。
役所にいたころは、役所にいるということが仕事という感覚だったが、
裁判官になると自分がいる場所が仕事という感覚だ。

そんなわけで、世間的にみればサボっているようにしかみえない
宅調ですが、普通の公務員や会社員と働く感覚が違う裁判官に
とっては、宅調日もれっきとした仕事日です。

さて、私は裁判官ではないのですが、今日の午後は宅調日にしてみました。
子供が外で遊んでいる間の、自宅の鍵番を兼ねてです。
弁護士も、家でできる仕事・勉強はそれなりにあるので、週に半日位、
宅調日を作ることはできそうです。
逆にそのほうが、しっかり勉強する時間ができるような気がします。

家に帰ったとたん、昼寝をしたい強い誘惑に駆られましたが、
スーツのままでいることで、逃れることができました。

子供は、外から帰ってきても、私の仕事オーラに押されて、
ほとんど話しかけもせず、殊勝に本を 読んでおとなしくしています。
今日は、子守ではなく、あくまで宅調なんです。
たまに、「腹が減った」とブツブツ言っていますが。

星座は簡単

火曜日, 11月 29th, 2011
世の中には,星座と言うものがあって,古来道しるべになったり,
占いに利用されたり,珍重されてきました。

と言っても,都会の夜空は明るすぎて,ほとんどよく分かりません。
私も,子供の頃に習った以上は興味もなく,
オリオン座と 北斗七星,カシオペア座くらいしか分かりません。

ところで,週末に山小屋に行くと,星がよく見えるときがあります。
いつでも見えるか,というとそうでもなくて,
曇っていれば見えませんし,月が明るいと,あまりよく見えません。
たまに満天の星空が見えると,驚きます。

星が見える日は,星空観察をしようかという 気もありましたが,
夜は寒かったり,蛾が多かったりで,なかなか重い腰があがりません。
何とか,外に出ても,木々の間に見える星はなんだか訳が分からず,
そのうち,首が痛くなって,早々に引き上げるという状況でした。

でも,いずれは子供に星を教えるために,ぐるぐる回して,
星座の位置を出すシートのようなものを昔利用した記憶があるので,
あれを探し出して購入する必要があるな,と思っていいました。

ところが,ふとgoogle sky mapというものがあることを知りました。
スマートフォンにインストールして,スマートフォンを星空に
かざせば,位置情報と,方位情報と,重力方向の情報を利用して,
目の前の星座がスマートフォン上に出るというのです。

そこで,試してみました。
寒いので家からは外に出ず,窓からのぞきます。
あまりにも簡単です。
とりあえず,星空のオリオン座を見つけ,スマートフォン上の
オリオン座と重ねて,かざし具合のコツをつかみます。
かなり,簡単に,他の星も簡単に見分けがつきます。

オリオン座の隣の双子座や,カシオペア座のとなりの
ペガスス(ペガサス?)座なるものも,すぐに判明しました。
木星らしきものも,発見です。
惑星の位置は,ぐるぐるまわすシートでは
再現できないと思われるので,さすがです。

子供が寝てから試したのですが,
これで簡単に子供も 星座を把握できそうです。