ダメ世代
最近の若者は、ますますダメになっているようです。いったい日本はどうなってしまうのでしょうか?なんてことは、自分が若者でなくなりつつある頃から、多くの人が考えがちなことです。
そんな考えをするときは、「自分のときは、こうだったのに、今はこうだ。だからダメなんだ」的な思考をします。ところで、自分の世代はどうだったんでしょうか?
私は昭和46年生まれですが、前後5年の10年あたりをダメ世代だと思っています。
その世代からは、たいした起業家は生まれてないんじゃないかと思います。それより上やそれより下は、多少いるような気もしますが。この世代から、2,3人でもユニクロ級の企業を作り上げる人がいたのであれば、日本の経済面ももう少しマシだったのではないかと思います。
起業家でなくても、ダメ世代が働きだしてから中堅どころになって社会の中核を担っている現在まで、日本はひたすら低迷しています。どのようにして、社会を侵食したのかは不明ですが。
おそらくノーベル賞なんかも、この世代からはでないんじゃないかという気もします。
というところで、何が悪かったのかはわかりませんが、自分たちの世代は何かがダメだったんです。教育がだめだったのか、社会の雰囲気が若者からハングリーさを奪ったのか、太陽からの電磁波だかなんだかの影響で遺伝子的に劣悪な人たちが生まれたのか。まあ、わかりませんが。
軽く思い当たるのは大学時代です。極楽かと思うほど、ラクで快適でした。自分にとってはよかったのすが、今思いかえすと、日本最高峰の頭脳を集めていると思われる場所がそれでよかったのかは、なんともです。そんなところでまったり過ごした人たちが、社会に出ても冴えなかったというのは、理解しやすいです。
就職氷河期世代なんて言うのもダメ世代の一部です。他の世代であれば、就職できないのであれば自分たちで会社を作るなりなんなり、海外出て活躍するなり、何なりしたのではないかと思います。
そんなわけでダメ世代の端くれであることを自重して、最近の若者のこと等はどうこう言わないよう気をつけてまいります。