一歩
最近、車の世界の電動化の話が一気に進んでいます。もうエンジンはやめる、という政府方針やメーカーの発表が相次いでいます。この方向がいつまで続くのか、わかりませんが、本当にそういうことになる可能性もそれなりにあります。
社会の変化がおこる中で、様々な出来事が発生します。伝記作家にかかれば、些細な出来事が偉大な一歩ということになりますが、実際には、同レベルの出来事は無数にあるのでしょう。
さて、今年も私はレース活動にいそしんでいます。私が出ているオフロードバイクレースには、普通のレースでは、あまり考えにくい、2つの特徴があります。
1.マシンのレギュレーションがない。
基本的にどのようなバイクで出ても、違反にならない。ということです。超絶馬力のスーパーマシンで出てもよいのです。というのは、そういうマシンででても、あまり役に立たないからです。
2.トッププロ参加レースに、参加資格がいらない。
当たり前ですが、どこかの金持ちが「F1に俺も出る!」と言っても出ることはできません。F1のドライバーになるには、たくさんの階段を上る必要があります。
ところが、私のでているレースでは、国内トップカテゴリー(つまり、プロが真剣勝負を繰り広げるレース)に私も参加できるのです。これは、レース内容が障害物競争的なところもあるので、トップライダーを邪魔する遅い素人ライダーは動く障害物としての役割を担うからなのかなと思います。
ということで、先日、国内トップカテゴリーと思われるレースに、たぶん(しっかり調べてないので、過去に実はいるかもしれませんが)、初めて電動バイクで参戦しました。結果は・・、最後の坂が上れずダントツのビリでしたが、まあ新たな挑戦というのはそういうものなので。
ちなみに,最後の坂が登れなかったのに,記録は1周(実は1周もできないとビリにすらなれない)。というのも,普通のレースでは,考えにくい3つ目の特徴があるからです。観客のお2人に手伝ってもらって,3人で坂を押し上げて登りました。これもOKなんです。
オフロードバイクでレースをやっている。会場は夏のスキー場とかが多い。という話をしても、会話相手が映像を思浮かべることに困難を極めてしまうことが通常です。さらに、電動バイクで、となると全く不可解なことになってしまいそうですが、当面、挑戦を続けてみようかと思います(まあ、トップカテゴリーの再参戦は、もう少し研究してからにしようと思いますが)。