Archive for 1月, 2014

カマクラ

水曜日, 1月 15th, 2014
例年、山小屋の庭にカマクラを作ります。
毎年、子供の力もつくせいか、徐々に大きな物ができあがります。

もっとも、初めの2年ほどは、私も一緒にやっていたのですが
ここのところは飽きて、出来上がったものの写真をとるのが
おもな役割でした。

でも、今年は気が向いて、多少はカマクラの大型化に手を貸しました。

でかい雪の山を作って、穴を掘ります。
で、穴を掘る過程でできた雪を利用して
さらにでかくする。

ところが、カマクラを作る合理的な方法は
まずなにか芯になるものを置いて
その上に雪をかぶせて、
その上で芯を取り除くという方法だそうです。

でも、そういうやり方は味気ない気がして、
また、雪の穴を掘る作業の楽しい気がして
結局、そのままのやり方をしています。

まあ、カマクラはそれでよいのですが、
仕事でもこういうことはあるのだと思います。

今までのやり方よりも合理的な方法があっても
そのやり方をすると、今までの仕事のやり方の中にみつけていた
ささやかな楽しみが奪われることになり、
合理的なやり方に対して抵抗が生まれる。
何か味気ない気がして、「そういうものではない」
と言いたくなる。

仕事については、そういうものを排して
合理的にやっていくべきなのだろうと思います。

なんて、肉体作業をしていると、頭は色々なことを考えます。

ホワイト

木曜日, 1月 2nd, 2014
新年の決意を書いていて思い出しました。
そう、今は事務スタッフの募集中でした。

私が厳しくて暴君だと思われると
優秀な人が、おののいて応募してくれなくなります。

当事務所をすごい事務所にする上では
優秀な人に集まってくれることにかかっています。

というわけで、募集要項に書いていない次の情報開示です。
脅威の定着率!
ここ5年、つまり平成21年以降でみると
事務スタッフは5名入所していますが、一人も辞めていません。

さらに、開業から9年がたちますが、
既に3名が産休育休をとって、復帰しています。

でも、これは事務所の体制がよいとか、そういう問題ではないんです。
今、集まってくれている人が優秀で、仕事に意欲的だから、達成できることなんです。
駄目な人が加わってしまったら、どうなるかわからない、とてもデリケートな部分です。

ですから、採用というのは、当事務所のような小さな組織では極めて大事なことです。

とうわけで、われこそは、マイタウン法律事務所を個人法務のリーディングファームにしてやるぞ
という優秀で意欲のある方の応募をお待ちしておます。
もっとも、当事務所は外人のように「私が、私が」とアピールするタイプはあまりいないので、
自分はそこまでは自信はないけど、仕事は頑張る気がある人も是非応募をお待ちしております。
そういう方には、快適でやりがいのある職場のはずです。

 

あけましておめでとうございます。

水曜日, 1月 1st, 2014
あけましておめでとうございます。

ここのところ、もっと人好きのする
雑談や冗談が上手な雰囲気の人物になろう
等と思っていました。

というのは、たとえば事務所内部で集まって
食事をするような機会があっても
私のまわりは、どうにも話題がなく
シンミリしていて、やむなく
私が話をしだすと、仕事の話になってしまって
これでよいのかどうか、
もう少し人々が楽しくなる人間にならなければ
と思っていました。
そんなわけで、本年の抱負は、楽しげで
人が集まってくるような人間になる
とでもしようかと考えていました。

ところが、年も押し迫った頃に
キンドルで購入した『マッキンゼー』(ダフ・マクドナルド)という本を読んでみると
この本がとても面白いし、刺激に満ちています。
特に、創業期から軌道にのせるまでの話はとても参考になります。
まだ、半分も読んでませんが(だんだん、大組織の話になり、やや面白さがなくなってくる)。

そして、創業者のマッキンゼーさんも、実質二代目でマッキンゼーをすごくしたバウワーさんも
全然、人好きな楽しげな人ではないんです。
マッキンゼー→「成功を求めるものは誰もが批判を望んでいると感じており、それを与えていた。その批判のほとんどが否定的なものだった」
バウワー→「怒りっぽくて辛辣だった。苦い薬のようだった」

当事務所をすごい事務所にしていくという私の役割からすると、
人好きな楽しげな人というのは、どうも目指す方向ではなさそうです。

というわけで、今年はマッキンゼーさんやバウワーさんに負けずに
ガンガンやっていこうと思います。