代理(契約書の署名・押印)

署名・押印は自分でするのが,標準型ですが,
人にやってもらう場合もあります。

典型的なのは,代理です。
かわりに契約してもらうということです。
弁護士の民事の仕事は,大半がこの
代理の仕事です。
代理して,契約し,
代理して,交渉し
代理して,裁判する
という感じです。

代理で契約する場合は,
代理人が署名し押印します。

通常,代理人は自分で選びますが,
勝手に決まることもあります。

典型が,親権です。
親権者は,法定代理人として,
子供の代わりに契約できます。

また,成年後見人も,本人が選ぶわけではなく
裁判所が選びます。

こういう場合は,本人のあずかりしらぬところで
代理人が契約しても,本人はその契約の
責任を負います。

似たものに,代表というものがあります。
会社等の法人は自分で署名できないから,
代わりに代表権がある代表取締役等が
サインします。

ですから,法人のサインは

○○会社 印

では正確でなく

○○会社
代表取締役 某 印

ということになっているのです。

 
 

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