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国産品は本当に優れているのか?

火曜日, 4月 26th, 2011
今回の地震をきっかけに、

日本製の部品が手に入らなくて世界的に影響が出たり

放射能の恐怖で、日本からの輸出物の禁輸や検査があったり

ロボット技術が優れているはずなのに、原発事故であまり活躍していないようだったり

と色々、国産ということを意識する機会がありました。

さて、日本人は舶来モノ好きなんて言われてもいたようですが、いつしか世の中には国産品信仰が蔓延していたようです。

車であれ、家電製品であれ、日本のものは世界的にもっとも優れているような、そんな気分があったような気がします。

でも、それこそが宣伝の効果?

日本のメーカー各社は、直接的なCMや、大手スポンサーに逆らえないマスコミによる間接的な報道によって、

消費者に「日本製品は舶来品より安くて品質もよい」という常識を植えつけてきたのではないか?という気もします。

私自身は、珍しい物好きなので、家電や車、家具、子供用品を含め、海外のものを色々試して使ってみていますが、

なかなかよい物も多く(もちろん、駄目なものもある)、「さすが!」という思いもしています。

他方で、テレビで大々的に宣伝している某国産家電メーカーの某電化製品で、相当程度の不具合を感じています。

すくなくとも、国産品が図抜けてすぐれているということはないという気がします。

いずれにしろ、日本では、商品についての、真っ当な批判・評価をする媒体が『通販生活』くらいしか思い当たりません。

そして、そのような真っ当な批評が育たない大きな理由は、民法刑法の名誉毀損等の解釈にあるような気がします。

軽い気持ちで、製品の悪い点を指摘すると、下手すると法的な問題が生じかねないからです。

そういう意味では法律家の責任も大きいのでしょう。