離婚とハーグ条約(NHKニュース)
水曜日, 1月 26th, 2011
今朝のNHKのニュースで
ハーグ条約(国際的な離婚などについて定めた条約)のことが取り上げられていました。
フランスの議会上院で、
日本にハーグ条約に加盟するよう求める決議をしたようです。
日本は現在、ハーグ条約には加盟していません。
ハーグ条約加盟国の発想としては
”奥さんが子供を連れて実家に帰国して離婚を求める”というのは犯罪行為です。
日本人の発想としては、このような行為に対して罪悪感はありません。
そんなわけで、日本もハーグ条約に加盟すべきかどうか、色々な人の意見が出ていました。
この問題は国際的な問題に限りません。
もちろんハーグ条約は、
国際的な子供の連れ去りの問題について規定しているのですが
日本国内でも、同じような問題は頻発しています。
つまり、同居中の夫婦で、奥さんが突然、子供を連れてドロン、というようなケースです。
日本の現在の刑法解釈では、これは犯罪にならないというのが実務的な解釈です。
また、家庭裁判所の実務上の運用は、ドロンした奥さんの現状追認です。
奥さんにドロンされてしまった夫が
「泣き寝入りするしかないですか?」
と、ご相談にいらっしゃるのは、当事務所でも少なからずあります。
実際、ハーグ条約加盟すら難渋している状況で、簡単で有効な解決策はありません。
しかし、ハーグ条約が話題になっていくことは
今後、上記の実務が変わっていくきっかけになるかも知れません。
離婚法律ガイド~横浜の弁護士~「特集!男の離婚」
ハーグ条約について書いています。
ハーグ条約(国際的な離婚などについて定めた条約)のことが取り上げられていました。
フランスの議会上院で、
日本にハーグ条約に加盟するよう求める決議をしたようです。
日本は現在、ハーグ条約には加盟していません。
ハーグ条約加盟国の発想としては
”奥さんが子供を連れて実家に帰国して離婚を求める”というのは犯罪行為です。
日本人の発想としては、このような行為に対して罪悪感はありません。
そんなわけで、日本もハーグ条約に加盟すべきかどうか、色々な人の意見が出ていました。
この問題は国際的な問題に限りません。
もちろんハーグ条約は、
国際的な子供の連れ去りの問題について規定しているのですが
日本国内でも、同じような問題は頻発しています。
つまり、同居中の夫婦で、奥さんが突然、子供を連れてドロン、というようなケースです。
日本の現在の刑法解釈では、これは犯罪にならないというのが実務的な解釈です。
また、家庭裁判所の実務上の運用は、ドロンした奥さんの現状追認です。
奥さんにドロンされてしまった夫が
「泣き寝入りするしかないですか?」
と、ご相談にいらっしゃるのは、当事務所でも少なからずあります。
実際、ハーグ条約加盟すら難渋している状況で、簡単で有効な解決策はありません。
しかし、ハーグ条約が話題になっていくことは
今後、上記の実務が変わっていくきっかけになるかも知れません。
離婚法律ガイド~横浜の弁護士~「特集!男の離婚」
ハーグ条約について書いています。