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【SFコーポレーション(三和ファイナンス)】過払い金回収の現状

火曜日, 1月 18th, 2011
当事務所では、相当数の過払い金返還請求事件を受任しています。

そこで、各業者ごとの当事務所での過払い金回収の現状について

ご報告していきたいと思います。

今回は、株式会社SFコーポレーションです。


全体の印象 >>
ここ5年程の過払い回収の中で

準大手クラス以上の中では、常に回収に困難がともなう会社の代表格でした。

そのため、破産申立を受けたり等、色々な出来事がありました。

いずれにしろ、過払い回収には相応の覚悟が必要です。

また、最近10年程の取引履歴しか開示してきませんので、

いわゆる開示当初の残高を無視した計算等によって請求することも多いです。


取引開示までの期間 >>
1か月強から2か月弱です。


訴訟になる前の交渉 >>
訴訟前には、あまりよい条件は提示してきませんので

ほとんど訴訟になっています。


訴訟になった以後 >>
訴訟提起後も、あまりよい条件は提示してきませんので、判決になることが多いです。

判決が出ても、控訴してきます。

このあたりになると、多少、和解案もましになってきますが

最終的に高等裁判所の判決まで行くことも珍しくありません。


注意事項 >>
SFコーポレーションからは、裁判をしないと納得のいく額を回収することが困難です。

そこで、過払い金回収にあたっては

裁判手続(訴訟)まで意識する必要があります。

裁判は、専門家に依頼せず、ご自身でもできますが、

SFコーポレーションの場合は、控訴されて控訴審まで闘う覚悟が必要になります。

また、中途半端な取引履歴しか開示してこないことも多いので

初回残高無視計算等の根拠について

しっかり裁判官に法的に説明していく必要があります。

そのような意味で、過払い回収の対象となる業者の中でも

比較的大変ですので、専門家への相談をお勧めします。


専門家に依頼しよう、となった場合は

以下の点にご注意ください。


(1)すべての専門家に任せきりにできるわけではない?
140万円を超える過払金は地方裁判所での手続になります。

司法書士は地方裁判所の法廷には立てませんので

ご自身で平日に調整して裁判所に足を運び

法廷にたって裁判官とやりとりする必要があります。

多くの司法書士は傍聴席で見守っていてくれているようですが

基本は自分ですることになります。


(2)報酬金に注意!
過払い金回収を受任する法律事務所や司法書士事務所では

訴訟になった場合、報酬金の割合が多くなることが多いようです。

訴訟になった場合の費用も、事前に確認しておくことをおすすめします。


なお、当事務所では

同じ会社に過払い金を請求する依頼者が複数名いて

他の方と一緒に過払い金請求の訴訟を起こしてもよい、

という場合には

原則、追加料金は発生しません。

報酬金の割合も変わりません。


当事務所では、過払い金に関する無料電話相談を実施しております。

「過払い金を回収したい」
「ずっと以前に返済が終わった会社から過払い金を回収できる?」
「まだ返済中だけど、もしかしたら過払い金が発生しているかも?」
などのご質問に、弁護士がお答えします。

お気軽にお問い合せ下さい。


(参考)過払金の基準となる額3種類

過払いの利息をつけずに計算した額

過払いの利息5%をつけた上で計算した元金額

過払いの利息5%をつけた上で計算した元金と、その後の5%の利息